5月15日 シアワセな生活 今日宅急便が届きました。先月結婚したバイトの後輩からのアメリカ土産です。ミントチョコレートです。口に入れるとスッとした感覚と供に甘い味が広がりました。 ただいま。 「お帰りなさい!かつみさん今日も遅かったのね。」 はづきちゃん、こんな時間まで待っていてくれたのか。もう夜の1時じゃないか、電話で先に休んでてくれって言ったろ? 「だってかつみさんが一生懸命働いているのに私だけ先に寝るなんてできるわけないじゃない。食事にする?それともお風呂?」 う〜ん。両方いっぺん!!なんちて、なんちて。 「うふふっ、かつみさんったらそんな冗談ばっかり。」 ふふ、じゃあまず食事にしようかな。あ、あとはづき、もう僕達は結婚したんだからそのかつみさんっていうのは止めてくれっていう約束だったろ? 「あ・・!ご、ごめんなさい!!」 ダ〜メ!!許さないぞー!!コチョコチョコチョー!! 「いや〜ん!くすぐった〜い!!もうっ!かつみさんのエッチ!!」 またかつみさんって呼んだな!もっとお仕置きしないとわかんないのかな〜? 「あ〜ん!わかりました!許して、ア・ナ・タ。」 よし、じゃあ食事にしよう。今夜の御飯は何だい? 「もちろんカレーよ!大好物でしょ?」 わーい、カレーだ! 「たっぷり食べてね。はい!!」 いただきまーす!パクッ。・・・おい。 「え?ど、どうしたの?そんなに恐い顔して。」 ちっとも辛くねえよコレ。どういうことだよ! 「だ、だって十分辛いじゃない。」 全然足りねえよ!もっとカエンペッパーをぶち込めよ!!食ったとたん胃にベコン!!と来るようにしろよ!!劇薬っぽくしろよ!! 「ダメよそんなの!体に毒だし、それに次の日・・・」 あぁ?何だぁ?次の日がどうしたって? 「い、痛くなっちゃうじゃない。そ、その、お尻が・・」 何だよ、もっとハッキリ言えよ、どこが痛くなるのかハッキリ言えよ! 「アナタの体のことを心配してるんじゃない!」 言えよ、その小さくて可愛らしい口でどこがどうなるのか言ってみろよ!どこが痛くなるのか言ってみろよ!!どこが火のついたように熱くなるのか言えよ!!どこがトイレットペーパーを使うのが恐くなるのか言えよ!!!大体なんだその格好は?裸にエプロンなんかで出て来やがって!! 「こ、この格好はかつみさんが好きだろうと思って。」 馬鹿野郎!!その格好がハマるのは朝なんだよ!!夜はメイド服に決まってんだろ!!決まってんだろ!!! 「メ、メイド服?そんなの持ってないわ。」 何?持ってないだと!すすすすぐに買ってこいっ!!こんなもの当然の嫁入り道具だろうがっ!! 「わ、わかったわ、明日用意しておくわ・・・」 OK。白いストッキングにガーターベルトも忘れるな。 5月14日 昨日は会社に泊まりでした。 一月近くやっていたカタログの入稿が終わりました。 まずビールです。 ピザです。 焼き鳥です。 ダンレボです。 銭湯です。 ビールです。 タモリ倶楽部です。 水割りです。 寝ます。 寝るってんだよもう!! 5月12日 ロボット犬が発売されます。 今日の新聞に載っていたけど「ロボット犬」がついに発売されるそうです。価格は25万円。大人なら不可能ではない額ですが、バッテリーで1時間半しか動かないらしいのが痛いですね。 言葉的に「ロボットが家にやって来る」というのが「火の鳥」や「ドラえもん」的でどうしてもわくわくしてしまうのは、我々の世代なら至極正しい反応なはずです。 しかしまあ買った人の10人中20人くらいが「バター犬」を試してみるはずで、最新テクノロジーの結晶もギャグに使われるというのが正しい世の中のあり方だと勝手に納得です。 「何勝手に想像してんだよ。」 「全くその通りですわ、お姉さま。」 しかしあれだよね、いってみればこれって「人の心をなごませるロボット」であって。これが進歩していくとロボコンになったりするのかなあ。 「どうせまたロビーナちゃんが欲しいとか言い出すんだろ。」 「全くその通りですわ、お姉さま。」 しかし今の所は金属質で無機質な物だけど、これが今はやりのフィギアと合体したらすごいと思うが。 「う・・・確かに。」 等身大は無理にしても、高さ30cmくらいの美少女フィギアのロボットなら十分だろ。 「そりゃあ売れそうだな。アレな人に特にな。」 「全くその通りですわ、お姉さま。」 妖精タイプもいいだろうし、メイドさんタイプなんかどうだ!上手いこと教育させれば冷蔵庫からビールを持って来たり新聞を取って来たりしてくれる!! 「だんだん妄想入ってきてないか?」 何とか5万円台で出せませんか。買います!3台くらい!!名前は「綾波」「アスカ」「葛城」にします。 「古いよ!!ネタ古すぎるよ!!」 「全くその通りですわ、お姉さま。」 衣装も販売して下さい!!オプションで眼鏡も付けて下さい!!!買います!予約します!!どうせなら原形はボーメさんにお願いします!!! 「うるさいよ!この貧乏人が!!」 はっ!・・・ぼ、僕は今まで何をしていたんだ。 「また取り乱しやがって!今回は妙に生々しいぞお前!」 「全くその通りですわ、お姉さま。」 ああっ!許して下さい!!堪忍して下さい!!もっと強く!!もっと激しくお願いします!! バンダイさん何とかなりませんか。 5月11日 ひとりでできるもん!! 最近かつみさんまた忙しくて大変みたい・・・帰ってくるのも12時とか1時とかばっかりで、ろくに食事も取らずにいるのよ。こんな生活じゃあかつみさんが痩せちゃう!ガリガリになっちゃう!! そうだ!かつみさんに私の手料理を食べてもらおうっと!栄養のあるものをいっぱい食べてもらってもっともっと太ってもらおうっと!! 何がいいかなあ・・・かつみさん仕事から帰ってくるとまずメールチェックをするのよね、100%来てないけど。それでシャワーを浴びて、ビールを飲んで、日記を書く・・・おやじじゃん。 そうだ!ビールを飲んだ後はやっぱしラーメンよ!!それでかつみさんは辛いものが大好きだし野菜も好きだから野菜をたっぷり入れて辛ーく味付けしたラーメンがいいわ!よーしがんばるぞ!オジャマとヤジャマも手伝って!!いくわよ!アイマイミーマイン!!! 「まずは、具になる野菜を切るんじゃ。包丁の扱いには気を付けてな!」 クッキング!大丈夫!!まかせて!!コンビニで野菜炒め用の野菜詰め合わせを買って来てあるのよ。 「ほう、それは便利じゃのう。」 中華鍋にごま油をしいて炒めちゃうわ!おかわりシスターズの出番よ!! おなべでやさいをいためましょ おおきななべにあぶらしき もやしにキャベツにきくらげを つよびで ジャカジャカかきまぜる しなっとなったらひをとめて おゆをそそいでスープのじゅんび 「ここでお湯を入れてスープを作るのじゃが、その前に野菜に下味をつけておくのじゃ!」 よーし!かつみさんは辛いのが好きだから、この「ヘテ唐辛子」で味付けよ!! 「な、なんじゃそりゃ?」 こないだ韓国食材店で買って来たの!凄く細かい唐辛子の粉よ!! 「大丈夫か?そんなもの入れて。」 何言ってんのよじじい!!かつみさんは辛ーいのが大好きなの!「ザー」 やさいにからいこなをいれ あっというまにまっかっか けむりがはなにつんとくる はらにきそうないためのもの よーし!!ここでお湯を入れてスープの元を溶かせば、辛ーいスープの出来上がりよ!オジャマ、ヤジャマ!麺の用意はいい? 「もうそろそろ茹で上がるジャマ〜!」 オッケー!じゃあお湯を入れるわ。そーれ!! ジュワー!!!!! あついおなべにゆをいれりゃ じょうきがぷわっとあふれだす かおにかかったすいじょうき やけどしないようきをつけて すばやくいくわよ!ドンブリに麺を入れて!早くしないともやしが汁を吸っちゃう!ちゃっとやらんと!ちゃっとせんとかんがね!! 「できたジャマ〜」 「おお、赤黒くていかにも辛そうなスープじゃのう!」 やったぁ!!野菜入り辛口味噌ラーメンが出来ちゃった!! この時顔に浴びた蒸気の中に、どうやら唐辛子の粉が含まれていたようなんです。 「おや、どうしたんじゃ?」 な、なんか顔がピリピリするのよ。熱い!顔が熱いわ!鼻の中も口の周りも目も熱いわ!! 「速く食べないと麺がのびちゃうジャマ〜」 た、食べなきゃ!ぎゃあ!!か、辛い!!辛すぎ!!胃にズンと来るわ!ああっ!顔が熱いわ!熱いのよ!!洗っても落ちない!!いけない、食べなきゃ!麺がのびちゃう!!辛い!熱い!辛い!熱い!辛い!熱い!辛い!!熱い!! 翌日の便所はそりゃあもう大変でした。 5月9日 僕の今欲しいもの。 パソコンとかバイクとか彼女とか牝奴隷とかメールとかいろいろあるけど、とりあえず部屋の鍵につけるキーホルダーが欲しいんです。 「おっ!そうか!今まで着けていたアトムの時計付きのキーホルダーはどうした?」 悪克己!いや、あれはちょっと大きすぎて邪魔になっちゃってさ。 「ふぅ〜〜ん。まあいいけどね。その前はミュータントタートルズだったよな。」 あれもずいぶん汚れちゃったし。 「で?こんどはどんなアニメにするんだ?」 いや、今回は普通のカッコイイやつにしようかと・・・ 「ハッ!!お笑いだぜ!!サクラ大戦か?To Heartか?おじゃ魔女どれみか?」 止めてくれ!!僕はもう28だぞ!!いつまでもアニメ美少女じゃないだろ!! 「・・・今お前この日記書きながら深夜アニメのTo Heart見てんじゃん。バリバリの美少女モノじゃん。」 こ、これはたまたまつけっぱなしにしていたら始まっちゃっただけだ!決して見ようと思っていた訳じゃない!事故だ!!不幸な事故なんだ!! 「たまたまでテレビ埼玉つけてるわきゃねえだろ!!」 いや、今日初めてだったんだよ!けっこう評判になってるからさ!! 「それでビデオに撮ってまで見てんのか。」 いや、回ごとにヒロインが出て来て学園恋愛ショートストーリーをやるんだけどさ。 「内容の説明はいいよ。」 まあ聞け!! 「いいってば。」 まあ聞けっっ!!! 「は、はい。」 内容はどうでもいいんだよ。今回の魅力は「裸足にスニーカー」だ!! 「・・・はい。」 あとお下げもポイントだな、三つ編みでこそないが二つに束ねているんだ。 「・・・はい。」 ちょっとドジで元気印で早朝に新聞配達をしていて後輩でぼっぼっ僕に憧れていて!! 「・・・はい。」 弟の誕生日のプレゼントを何にしていいか迷っててしょうがないから買い物に付き合ってあげて!!! 「・・・はい。」 これはデートなのかな?とかいう感じで楽しい一日を過ごして、過ごして!過ごしてえぇぇぇぇええぇ!!!! 「・・・はい。」 何だそのやる気のない返事はっ!!! 5月7日 ちょっと前に聞いたんですけど。 まあよくある話なんですけどね。あるじゃないですか。「まず異性の体のどの部分に目が行くか」ってやつです。 「なんだなんだ、またモテたい話か?相変わらず無駄な話してんな。」 「全くその通りですわ、お姉さま。」 まあ聞いてよ。ニュースソースはラジオなんだけど・・・ちなみに夜の11時くらいの番組で、対象は高校生から20代前半くらいまでだと思うが。アンケートを採ってたのね。 「お前のニュースはそればっかじゃねーかよ!!」 「全くその通りですわ、お姉さま。」 男性からの意見で多かったのは、やっぱし顔、目、胸なんかだったんだよ。 「まあ順当といったところか。」 「全くその通りですわ、お姉さま。」 女性からの意見で多かったのは何だと思う? 「うーん、やっぱし顔か?肩幅とか・・・」 「ちんぽですか?」 これがその時の一位の意見が「服装」だったの。 「服?」 「ちんぽではないんですか?」 まあつまりはセンスといったことなんだろうな。 「なるほど。髪型とかも含まれるんだろうな。」 「ちんぽではないんですか?」 でも、これに関しては僕も女の子と同じ意見だな! 「ホントか?駅の階段とかで女の足ばっかし見てないかお前。」 「ちんぽではないんですか?」 つつつまりさああ、衣装っていうことは「ぶるまあ」とか「眼鏡」とか「コスプレ」も含まれるってことでしょ?じゃじゃじゃあ僕ねえ!僕ねえ!! 「・・・また始まったようだな。」 「全くその通りですわ、お姉さま。」 あのね!僕はホントはアレなんかじゃないんだよ!だって10歳以下の子には欲情しないもん!11歳以上って決めてるもん!!はあはあはあこっこっこれを着て下さい!大丈夫!このブルマは新品だから大丈夫!!それで君が今まで履いていたのは僕が処分しておいてあげる。よかったね!ブルマが新しくなって!! 「モロにアレじゃねえか!!」 「全くその通りですわ、お姉さま。」 つっつっつつついでに靴下も新品と交換してあげるよ!!せっかくだからお兄さんが履き替えさせてあげるよ。はい、足をこっちに向けなさい。向けなさいよ!向けなさいよおおお!!! 「ふざけんなこのやろう!その前にちょっとは新しい服でも買いやがれ!!」 はっ!・・・ぼ、僕は今まで何をしていたんだ。 「また取り乱しやがって!やっぱしお前は犬並みだよ!」 「全くその通りですわ、お姉さま。」 ああっ!許して下さい!!堪忍して下さい!!写真だけは!写真だけは勘弁して下さい!! 明日にでもカッコイイ服を買ってこようっと!! 5月6日 陰謀です 今日の帰りに原付のガソリンが切れました。通常ならこの地点でサブのタンクに切り替えるんですが、今日は何者かの手によって切り替えスイッチがあらかじめ入ってしまっていたんです。 こうなるともうガソリンは本体に一滴も残っていない=まったく動かない=押して歩く という非常に難しい公式が成り立ちます。ちなみに夜の11時。 24時間営業のスタンドまで小一時間程原付を押して歩きました。汗だくです。 何故僕がこんな目に合わなくてはいけないのでしょう。誰かの陰謀です。僕に怨みを持つ人間の呪です。 そう言えばこないだテレビでやっていましたね。「学校の怪談 春ののろいスペシャル」 嫌なスペシャルだなあ。 5月5日 もうちょっとでゴールデンウィークも終わりです ここでクイズで〜す!!この一週間にかつみ君のやった「ゴールデンウィークでなければできないこと」とは何でしょ〜か!? A:(原宿でナンパした女の子と)お台場でデート B:(CDからお金を下ろし忘れて)借金&断食 わかった人はメール送ってね! 5月4日 外は雨です。 せっかくのゴールデンウィークに雨なんて・・・神様のイジワル・・今日こそは大、大、だ〜い好きなかつみさんに告白しようと思っていたのに、勇気が出せると思っていたのに・・ あの人は私がバイトしているコーヒーショップに毎日やってくるの。(あ、私の通っている高校ではバイトは本当は禁止なの。だからこのことは内緒ね!)いつも窓際の席に座ってコーヒーを(彼のお気に入りはキリマンジャロのブラック!キャッ!渋〜い!!)飲みながらニーチェの詩集を読んでいるの。ああ、あの人は気付いているのかな・・私がいつもあのテーブルに一輪の花を飾っていることを・・ あっ!!かつみさんがやって来たわ!!い、いらっしゃいませ!!御注文は何に・・・あら?かつみさんちょっと声が枯れているみたい。大丈夫ですか?え、風邪気味なんですか?大変!!そんな時はコーヒーよりもホットミルクの方がいいですよ。ミ、ミルクの方がいいですよ!よよよよかったら私のおっぱいから直に吸って下さい!ほら、吸って下さい!!ほら!ほら!!ほらほらぁ〜!!! 風邪ひいたみたいです。しんどいです。 5月2日 ゆっくりと入っていくのよ。 慌てないで!ゆっくり、そう、やさしくしなくちゃだめよ。怖がらなくていいのよ。ほら、しっかり、がんばって!あん!右手が遊んでいるじゃない!ちゃんと両手を微妙に使わなくちゃダメよ。股に力を入れて。さあ入ってきて。ゆっくりとね。・・・いいわよ、じゃあ動いて!タイミング良く力を抜いたり入れたりを繰り返すの。もっと腰を左右に振って!リズミカルに!!ああん動きを止めちゃダメ!!もっと速く!速く!!速く!!! ・・・教習所が恐いです。クランクなんか走りたくないんです。だっ!だって!!あんな変な道走らないもん!!!半クラッチなんて嫌だもん!!・・・僕が馬鹿だったんです。風になろうだなんてことを考えたのが間違ってたんです。バイクに乗りさえすればモテるなんていう考え自体が甘かったんです。背中におっぱいを押し付けられて困っちゃうなあもうなんていう心配はとんだ杞憂でした。 「かつみさんのばか!」 はづきちゃん! 「なによ、そんなことくらいでへこたれちゃって!かつみさんはもっと強い人だったはずよ!」 で、でも、すぐにエンストしちゃうしさ・・・ 「そんな弱気なかつみさん見たくない!ね、がんばって。かつみさんがバイクに乗ったらすごくカッコイイと思うな。」 ほ、ほんと? 「うん。あ・・・でもこれ以上かつみさんカッコよくなっちゃうとわたし嫌だな・・・」 どうして?何でそんなことを言うの? 「だって今以上にカッコよくなっちゃったらかつみさんモテモテになっちゃって、そうなったらわたしのことなんて・・・くすん・・わ、忘れ・・・くすんくすん・・忘れちゃうでしょ・・」 なにバカなこと言ってるんだよ。僕がはづきちゃんのことを忘れたりするわけがないだろ! 「本当に?本当にわたしのこと忘れないでいてくれる?」 絶対にさ!よーし!はづきちゃんのために頑張って免許をとるぞ!ライダーになるぞ!! 「かつみさんステキ!頑張って!」 早速サングラスとバンダナとノースリーブのGジャンを買ってきましょう。ライダーですから。 部屋にハーレーとドゥカティのポスターを貼ります。ライダーですから。 BGMは「born to be wild」です。ライダーですから。 でんでんででで でんででででででん |