明後日もその次もカレー(辛さは控えめで)







6月30日

〜沖永良部島旅行記2〜

日記を書いてるのは6月30日だけど、内容的には5月4日の旅行二日目の出来事。昨日は到着しただけで終わったようなものだから、実質動き出すのは今日からです。 メインであるケイビングは夕方からのツアーを予約してもらっているので、それまでは普通の観光をすることに。


とりあえず朝8時に起床して、ホテルのバイキングタイプのモーニングをいただきます。煮物とか焼き魚とかまあ普通なんだけど、島名産のキクラゲを使った肉味噌があって、爽やかな辛味があって美味しかった。


「このピリリとした辛味と、抜けるような爽快感、山椒が効いてますね」


と、したり顔でグルメぶるワタクシ。(帰宅して調べたら、山椒など微塵も入っていないことが判明)







そんな感じで似非グルメっぷりを遺憾なく発揮しつつ、とりあえずお腹も膨れたので、レンタカーを繰り出して出発。昨日まで小降りだったけど、無事に晴れてくれてありがたい。



アニオタだって沖縄に来れば海くらい見たい!というわけで、まずは青い海を拝んでおこうと、大津勘ビーチロックへ。さすがに綺麗な海に感動する。



海とおじさん



感動はするものの、やはりおっさん2人で海岸に居ても…というわけで、まー5分で飽きて次なる場所へ移動することに。サカイさんが見当をつけておいてくれた、住吉暗川(クラゴー)なる場所に向かいます。



坂を下っていきます


木々に囲まれ、寂れた場所であるここ「住吉暗川」は、昔の地下水を汲み取っていた場所らしい。以前行った宮古島でもこんな場所があった。やはり島にとっては水は死活問題なんだな。


昨日の雨で濡れている坂道を下っていったら…。途中、地面のコケに滑って盛大にすっ転んで尻餅をつくワタクシ。








サカイ「お、おい!大丈夫か!」


セメントの床だったけど、腰も尻も脂肪に包まれていたのが幸いしたのか、深刻な感じにはならず。だ、大丈夫っす!


サカイ「あっぶなー!先に行かせて正解だったわー」


こういう奴だよ。



ちょっと怖い感じの洞窟が



何とか体勢を立て直し、坂道の先にある洞窟に到着。恐る恐る穴を覗くと…。


暗くて何も見えない。ひんやりとした空気に、僅かに聞こえる水の流れる音。スマホの懐中電灯アプリで照らしてみるも、闇が深すぎてよく分からない。まだ先はあるようだけど…進んで、いいの…?


サカイ「これだけの暗闇ってのが単純に怖いわ」


島の人からすると、命を繋ぐ水を汲む、神聖な場所なのかもしれませんね


サカイ「そう言えば、どこか近寄りがたいものを感じる」


観光客が冷やかしで近寄ってはいけない場所だったのかもしれない。ここは大人しく引き返すべきだろうと、坂道を戻りだしたら…


サカイ「おい!ゴトウ!」


と大声を出すサカイさん。ふと見ると、柱に電気のスイッチが用意されていて、なにやら看板が。








「帰るときは電気を消してください」


ん?



「帰るときに」「電気を」「消す」。ということはだ。つまり、入るときは逆に…?電気を…?



というわけでスイッチを点けてみると……。洞窟に照明が!めっちゃ明るい!全然通れる!


サカイ「何が神聖な場所だ!いいかげんにしろ!」


サカイの文句は完全無視して洞窟を進んで行くと…。ほどなく綺麗な湧き水で溢れているプールが見れました。ほほーなるほどねー。ここに雨水とかを貯めておくんだなー。









実際のところ地味な場所ではあるんだけど、何となく「島の裏舞台」的なものが見れた気分。関心して帰ろうとしたら、家族連れの観光客さんとすれ違って…と思ったら、そこのお母さんが俺と全く同じ場所で滑ってた。やっぱここ危ないよ!



つづく






6月25日

ちょっと前の日記にも書きましたが、GWに行ってきました沖永良部島。せっかくなので旅行記を数回に渡って残しておこうかと。



思えばno-futureのサカイさんに「沖永良部島でケイビングやってみねーか」と唐突に誘われたのが半年ほど前。ケイビングってのはつまりは洞窟探検です。なにそれ面白そう!と一も二もなく乗っかりました。

でー後で調べたら、これがけっこうお高い。正直、ケイビング代金だけでちょっとした旅行に行けるレベル。しかしどう考えても一生に1回の経験だし、話のタネにもなるだろうと奮発しました。


そして特にこれといったことも無いまま、あっという間に半年は経過まして。GW二日目に出発の運びとなりました。

まずは東京から飛行機で3時間ほどで鹿児島へ。鹿児島で飛行機を乗り換えてさらに2時間ほどで、到着しました沖永良部島。ちなみにおさらいしておくと、沖永良部島は分類的には鹿児島なんですけど、実際の位置は「九州から南に550km、沖縄から北に60km」という場所で、事実上沖縄のようなもんです。






到着した当日はあいにくの曇天。というかちょっと降ってる。GWの沖縄(ほぼ)ということで暑いのかと思ってたけど、天気のせいかちょっと肌寒いくらいです。


ちなみに今回の旅行も、旅慣れたサカイさんが全体の観光予定だけでなく、ツアーだのホテルだのレンタカーだの、何から何まで手配してくれていまして。僕はおんぶに抱っこ状態。本当にありがたい話です。



さて、無事に島にも着いたことだし、まずは宿に…



サカイ「あ、しまった。空港からホテルまでどうやって行くか考えてなかった。どうしよう」


おい。



ちなみに沖永良部島は電車などは通っていません。が、そうは言ってもそれなりの大きさはあります。どうすんべーと思っていたら、空港ロビーに、宿泊予定のホテルの名前が書かれた旗を持っている人を発見。尋ねてみると、ホテルまでの送迎をしてくれているとか。ツイてる!


導かれるままワゴンに乗せてもらい、ホテルまでは車で20分ほど。運転手のおっさんに、我々乗客2人もおっさんというおっさんトライアングルで進んでいきます。



道中に話を聞いてみると、もともと運転手さんはこの島の生まれで、一時期は上京して働いていものの、結局島に戻ってきたそうで。やはり生まれた島を忘れられなかったのかな。ちょっといい話です。



運ちゃん「この島にね、いい店があるのよ。キャバレー」



唐突にいい話じゃなくなった!



しかし、キャバレーを勧められても、僕は初対面の女性と話すとか怖いのでキャバクラにすら行ったことがないですし、酒を飲んでの乱痴気騒ぎ的なことも苦手なタイプです。

サカイさんは一時期、相当にキャバクラとかには通っていたようですが、現在はほぼ行っていないはず。(ちなみに我々が旅行以外で一緒に遊びに行ったのは、「劇場版蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ」です。健全!)



そんな感じで、普段だったらキャバレーなぞ見向きもしない我々ですが。ただ、この時は旅でテンションが上がっているのに加えて、「キャバレー」という昭和感のある響きが嬉しくて、思わず身を乗り出しました。


ちょうど車は宿の付近の繁華街付近まで来ていて、それっぽい看板がチラホラ見えています。


運ちゃん「ここのお店がいいのよ。若い子がいてさ。あとここのお店もいい。ここはダメ。こっちは…」


おっさん、めっちゃ通ってやがるな。なんとも場末感満載の、正直寂れた感じのお店が並んでいます。が、考えてみたら、こういった店に入ることで、地元の女の子やおかみさんの話が聞けるなら面白いかも。ここはひとつ挑戦してみようかという空気になる我ら。沖永良部に到着して30分も経たずにこんなにキャッキャするもんか〜?







勘違いされないように言っておきますが、スケベ心とか完全に皆無ですよ。微塵もありません。地元の話とかを聞きたいだけ!本当にそれだけ!ただ、「えっ!お客さん、東京の人?お話聞かせてー!東京のおちんちん見せてー!」みたいになったら、それはそれで。ねえ?



運ちゃん「まあ、お店ので働いてるの、地元の子とか全然いないけどね」


えっ


運ちゃん「九州や大阪、東京あたりから女の子が来てるのよ」


そ、そうなの?どゆこと?


運ちゃん「この時期から夏の間まで、出稼ぎみたいな感じだね」


つまりは、もともと南の島が好きでここにやって来た女の子が、昼間はダイビングだのなんだのをエンジョイして、夜はこういったお店でバイトしていると。確かに東京でバイトしてお金を貯めて南の島ってよりも効率的で、長いこと滞在できそう。


いや、効率的なのは分かるけど、ここで我々がお店に行ったとしましょう。


「えっ!お客さん、東京の人?あたしも!」


東京のおっさんが、東京の女の子とお話しすることに。完全に無意味!なにそれ!


運ちゃん「俺にも娘がいるけど、こんな店では絶対に働かせないよ!」


てめえはめっちゃ通ってるくせに!いいかげんにしろ!というわけで、結局キャバレーには最後まで行かず。なんだよー。



気にはなったけど、入店までは至らず



さてそんな感じで商店街を通り抜けて、宿に到着。荷物を置いて、一息つきます。8畳ほどの部屋に布団を2枚敷くと、それだけでほぼいっぱいですが、まあ日中はずっと出かけてるわけだし、事実上ここは寝るだけの場所なので問題なし。







とりあえず今日はもう到着しただけで良しということにして一休みの後に商店街を散策。


離島ということで寂れている場所もあるけど、新しいお店も十分にあって、慣れてしまえば不便とか全然感じなさそう。



いい寂れ具合の街並み



でも、ちゃんと新しいお店もあり



いい味わいのラーメン屋さん



17時前という半端な時間ということであまりお店が開いていない中、なぜかアメリカンな雰囲気のバーに入って夕食を取り、スーパーで地元産らしきお菓子を買って、その日は早めに就寝しました。明日はレンタカーで観光&ケイビングだー。



恐らくは地元の若めの人が集まってそうなお店



地元産らしきお菓子



つづく






6月15日

旅行記を書き溜めてる前に、ちょっと告知をさせていただきます。

新宿と渋谷に出店している「なぞともカフェ」というお店がありまして。何かっつーと、最近流行の「リアル謎解きゲーム」が遊べる施設なんですが。

こちらのお店、フロア内に8畳程度のルームが10室ほどありまして。一つ一つのルームに、それぞれ趣向を凝らした謎解きゲームが用意されているわけです。ゲーム内容はサスペンスからファンタジー、SF等様々。お客さんはフロアのカウンターで、どのルームを遊ぶか選ぶという仕組み。

全てのゲームは1ゲーム765秒、つまり12分ちょっとが制限時間。時間内に謎を解けばクリアーとなるわけです。

1つのルームは4人まで入室できるので、お友達で行けば一緒に遊べますし、1人で挑戦するのもアリ。もちろん1人での挑戦となると単純に手数が減るので難しくなりますが、だからこそクリアしたときの爽快感は半端ないです。ちなみに僕も遊ぶときはいつも1人ですが、これは単に一緒に遊んでくれる友人がいないせいです。

ちなみに各ルームの謎は、おおよそ3ヵ月くらいで入れ替わるようになっています。でもって1プレイは1080円。12分で1000円越えと考えるとちょっとお高いですが、いまどきゲーセンのゲームでも500円とかしますし。


説明が長くなりましたが、まーとりあえずそんな施設がありまして。でもってこのたび、なぞともカフェ新宿店の中の1つのルームを、「よだかのレコード」さんと一緒に作らせていただきました。




鏡の街のヒミツ

迷い込んでしまった「鏡の街」から、鏡を駆使して謎を解き、脱出するというゲームになっています。

僕はストーリーや謎製作に加えて、ロゴやキャラクターをはじめとしたデザイン全般、ムービーの作画等、かなりガッツリ手伝わせてもらいました。

実際のルーム製作や、僕の技術では追いつかない動画製作などはよだかのレコードのスタッフさんが手腕を振るってくれました。さらにはなんと、mosaic.wavのみ〜こさんが声の出演をしてくれています。豪華!

公演が始まって2週間ほど経っていますが、おかげさまで好評いただいておりますので、興味ある方は是非。いつまでやってるかハッキリしないので、早めに行くのが安全です。

場所はドンキの入ってるビルの7階と、新宿ど真ん中なので、新宿で30分ほど時間が空いたなって時なんか、ちょうどいいですよ。(ちなみに渋谷店では「鏡の街のヒミツ」は公演していません。ご注意ください)




でーあとこれはおまけというか、お得情報なんですけど。現在、LINEで「なぞともカフェ」を友達追加すると、1ゲーム無料で遊べるというサービスが行われています。

カフェ自体に入場料などはかからないので、極端な話、お店に行ってその場でLINEを登録。それで1ゲーム遊んで帰れば、完全に無料で済みます。入退場時のチェックなどもないので、店員さんに気を使うようなこともありません。遠慮なく利用してください。


まーぶっちゃけクーポンだと、こちらの収入にはならないんですけど、これを機会に謎解きゲームの楽しさを知ってもらえるならね。どんどん使ってもらったほうがいいですし。心からそう思います。本当にそう思います。


謎解きでもそうですけど、言葉の真意をちゃんと読み解くことは大事ですからね。みなさん大人だしね。


えっと、クーポンを使って、どんどん遊んでもらえたらいいです。ただ、全員が全員クーポンだと困っちゃう…いやいや、別に、お金が欲しいとかそんなんじゃないですよ?売り上げがあれば第二弾とかも考えられるけど、そうでなければ消えるだけとか、そんなことは微塵も考えてないです。みんなが楽しんでくれるのが一番!笑顔が素敵!それしか考えてない!でも…あ、いや、何でもないです。でも…。


「なんかよく分からんけど、流行ってるみたいだし。暇つぶしに1ゲームだけ付き合ってやるか」という方は、上記のクーポンを使って遊んでいただくのが良いと思います。繰り返しますが実質無料ですし。で、その結果、「楽しいじゃん!他のもやってみるか!」みたいになるのは全然オッケー。


ただ、最初から「せっかく来たんだし、1ゲームだけで帰るってのもな。2ゲーム遊ぶことにして、1ゲームはクーポンを利用、もう1ゲームは普通に支払えば、2ゲームのトータルで1080円。実質1ゲーム500円程度ってことになる。まあそれくらいだったら出してやってもいいか」と考えてくれる人がいたなら、遊ぶ2ゲームのうち、どっちにクーポンを使うかってのは、ちょっとだけ考えてみてもいいかなって…。あー違う違う!勘違いしないで!本当に違う!違いすぎ!青ボーダーのパンティと緑ボーダーのパンティくらい違う!(どっちも好き〜!)(分かりづらい)


まーそんなわけで、言い訳とかやらしい話はさておき。良いゲームができたと思うので、ぜひ体験を。謎解き好きはもちろん初心者の方も、こんなゲームに頭を使ってみるのも悪くないですよ。


特にクーポンの使いどころはよく、よ〜く考えて!






6月7日

ひと月ぶりのご無沙汰です。


実はこのひと月は色々と忙しくて。


・沖永良部島に旅行

・持病で入院(一週間)

・謎解きゲーム作り


といった感じで、てんてこまいになっていました。ちなみに入院とかいうと穏やかじゃない感じがしますが、そこまで深刻なものでもないのでご心配なく。

いずれも告知も含めて日記として書いておこうと思っているので、多少ゆっくり目ではありますが、お暇なときにでも覗いていただければ。


にしても、旅行なんて滅多に行かない人間だし、入院なんてのも今までの人生で数回です。加えて、これまた滅多にない機会である謎解きゲームの製作も同時期。滅多にない三つがひと月の間に重なるなんて、どんだけの確立だって話です。新マンで言えば11月ってとこですかね。


実は、それ以上に深刻な確立の話がありまして。



仕事で使用していた外付けHDDが壊れました。



もう20年近くデザイナーやってますけど、HDDが完全に壊れるなんて、一度あったかどうかくらいです。まあ、多少でも調子が悪くなったらすぐにデータは移動させるのが基本というのもありますが、今回はそれをする余裕すらなく、本当にいきなり、突然マウントしなくなりまして。2日ほどかけた作業が全部パーになりました。

まーしかし、形あるものである以上、壊れることは必ずあるものです。しょうがないか…と気を取り直し、徹夜で何とかフォロー。とりあえずその仕事は終えて、別の仕事に取り掛かります。

でー壊れたのとは別の外付けHDDにデータをまとめていたら。


うっかり、そのHDDを机から床に落としましてね。



仕事で使用していた外付けHDDが壊れました(2台目)



いやいやいや!これは駄目よ!さっき言ったとおり、形あるものは壊れるのが常。数年に一度くらいで壊れるのはむしろ当然なのかもしれません。20年間仕事していれば、こんな事故に3回くらい遭遇するのは、珍しくないことなのかもです。


でも、そのうち2回が一週間以内に連続で来るのはきつい。どんだけ固め打ちすんだよ。しかも間の悪いことに、2台目のHDDは他の仕事のデータも保存してあったかんね。あーもー。あーもー。



しばらく日記どころじゃないかもです









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