明後日もその次もカレー(辛さは控えめで)







3月25日

「子供の頃に好きだったアニメを見直したけど、視点が変わっていて別の感想を持った」という話をよく聞きます。

例えばガンダムで考えてみましょう、それこそ子供の頃は「ロボットかっこいい!」という視点のみで見ていたと思います。それが中学生くらいから「ロボットじゃなくてモビルスーツだし」とか「結局、シャアはニュータイプとしては能力が低い」とか細かいことを言い出すようになります。

そこから更に年を経ると、戦争難民だった少年らが軍人として巻き込まれていくドラマだとか、アムロよりもむしろブライトさんの気苦労に共感するとか、そんな感じの視点になってきます。


つまり、1つの作品であっても、見る視点が代わることで、また別の面が見えてくるということです。より多角的な視点を持つことで、より作品を楽しめるのかもしれません。



でー、今期のプリキュアですよ。



先月から始まった「Go!プリンセスプリキュア」ですが、今回のプリキュアの主人公は「おとぎ話のプリンセスになりたい」という、ある意味レトロな夢を持った少女です。しかしレトロだからこそ、普遍的と言えるのかもしれません。単純に「お姫様かわいい!アタシもプリンセスになりたい!」というのが、いわゆる子供の視点でしょうか。

ここからは予想になっちゃうのですが、ここで言う「プリンセス」とは、単なる「お姫様」ということではないでしょう。その名を冠するにふさわしい強さ、優しさ、美しさ、そして品格、誇り、何よりも輝きを持った存在ということではないでしょうか。彼女がそこをどう理解していくのか。どう成長していくのかを見守る…というのが、もうちょっと大人の視点ですかね。



んでもって、今回のプリキュアはもう1つ、別の視点で見ることができます。




どんな視点かというと「30代後半以降のおじさんの視点」です。




今回のヒロインらが変身して、名乗りを上げる際なんですが。3人に共通した手の動きがあります。手を差し伸べるように前に突き出し、人差し指と中指を前に伸ばす感じ。このポーズで「お覚悟、よろしくて?」と決めるのですが。




「プリンセスプリキュア よろしくて」あたりで検索すると、画像で確認できます。


この指の形なんですけど、なんていうか、30代後半あたりから受ける人間ドックでの、前立腺検査を経験してると、なんかキュッと来るんですよ。


こちらが診察台の上で横になり、膝を抱えているところを、後ろからこの手でゴニョゴニョされるのを思い出さざるをえません。実際に僕なんて、第一話を見て「あっ!」て叫びましたからね。


いや、実際の検査では、クスコを差し込んで広げるので、この形の指がそのままぶち込まれるって訳ではないんですけど。しかし、クスコの前にローションを塗るんですよね。そこらへんを連想させるというか…。



そういう目線で見ると、変身シーンの最初、手に吹きかけるスプレーも、香水じゃなくてアルコール消毒をしているように見えます。うんうん、敏感な部分を扱う時だからこそ、衛生に気を使う精神、素晴らしい…って妙に関心したりして


いや待てよ?変身バンクでは、手の次に足にスプレーを吹きかけています。足も消毒?…ということは…?まさか…?足コキ…?手で前立腺を刺激した後に?次は足で陰茎を?みみみ皆の衆〜!大変じゃ〜!大変なことになったぞ〜!!!



下品な表現ですが「女性は子宮でものを考える」などという言葉があります。、しかし今後は、「おじさんは前立腺でプリキュアを楽しむ」という言葉が使われるようになるかもしれませんね。



主に30代後半からのおじさんの間で





3月8日

ご無沙汰しておりました。

仕事が、ちょっとここ数年無かった忙しさで、てんてこまいになっていました。今週の頭、久々の深夜残業にまでなっちゃった時のお話。

その日にやっておきたい仕事がひと段落つき、さて帰るかって時。珍しく上司と2人きりで夜食でも行こうって話になりました。時間はすでに深夜の3時という遅さだったんですけど、そのまま帰るにも腹が減っていて。牛丼でも食べてくかな〜って呟きから、なら一緒に行こうかって。

んで出かけたんですけど、この時間なんで、店もロクに開いていません。頼りにしていた牛丼屋も営業しておらず、寒空の中を歩き回り、ようやく見つけたラーメン屋へ。その店も4時までの営業で、他に客は誰もいません。ラーメンを注文しつつ、ボソボソと世間話などをすることに。


18年働いても会社に馴染めていない僕ですから、上司、いや会社の人間との食事なんて本当に10年以上ぶりだったんです。もちろん忘年会とかの席はありましたが、それは隅っこに座っていればそのうち終わるものじゃないですか。サシでの食事となると、話は全然違ってきます。緊張する。

まーしかし、正直なところこれはこれでいい経験というか。話してみて、仕事上だけでは分からなかった上司の苦労、考えなんかが聞けて、あーこの人が仕事に厳しいのにもやはり事情や考え、誇りがあるんだなと。

ラーメン屋ってことでアルコールも入らないのに、妙に話し込んだりして。終いには一皿の餃子を一緒につついたりして。

時間にして30分ほどだったでしょうか。身体もラーメンで暖まったし、その場で別れて帰りました。なんか、マトモな会社員っぽいことしちゃったーなんてちょっとホクホクして。翌日も頑張るぞーなんてガラにもなくテンション上げちゃったりして。





まさか翌日、僕にインフルエンザA型が出るとは思わないじゃないですか。



実は社内で、前々からインフルエンザ患者が出てはいたんです。なのでそれはよっぽど注意して、うがいも手洗いも気を使って行っていました。しかし花粉症というだけでは重すぎる鼻水、熱、だるさ。あまりに辛くて病院に駆け込んで「社内でインフルエンザがちょっと出てて…」ということで調べたら、あっさりのビンゴ。もちろん会社に戻っても仕事どころじゃなく、さっさと帰れの追い出しコール。

いやもちろん菌をバラ撒くわけにはいかないし、すぐに帰ります。帰りますが、思い出してください。前日、僕、上司と向かい合って、一緒にラーメン食べちゃってるんすよ。それどころか、同じ皿の餃子まで食べちゃってるんですよ。上司にうつしちゃってる可能性どんだけあるんすか。


10年以上ぶりのレアな行為を、勇気を出してやってみれば完全な裏目。こんな最悪なタイミングってあるもんなんですね。あ、僕が「インフルエンザ出ました!」て言ってるときの上司の顔?怖くて見れるわけないでしょ。


というわけで、この一週間は会社も休んで臥せっておりました。もちろん病気だからしょうがないっちゃないんですけど、まーなんつーかアレすよね。月曜の出社は気が重いというか。慣れないことするもんじゃないっすね。


また10年ほどぼっちメシします














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