明後日もその次もカレー







5月29日

詐欺や自殺の方法などを、報道の名の下に軽々しく広めてしまって良いのかという問題があります。実際のところ、オレオレ詐欺のやり方がニュースで広まってしまったせいで模倣犯が増えたり、楽そうな死に方が広まったせいで自殺者が増加したり…という一面は否定できないと思います。

だがしかし、「臭いものに蓋をする」感じで情報を隠蔽するばかりでは根本的な解決にはなりません。様々な情報を共有した上で、考え、備えることことが大切なのではないでしょうか。確かにニュースでオレオレ詐欺の方法が広まり、模倣犯は増えたかもしれない。しかし同時に、事前にニュースを聞いていたおかげで被害から逃れることができた人はもっと多かったはずです。また、自殺に使えてしまう薬品を知らしめることで、販売に関する制限を行ったり、周りの人が気付くことだってあるでしょう。

それらを踏まえた上で、今回の日記を記したいと思います。


古典的な暗殺方法で、「食事に少しずつ毒を混ぜておいて、衰弱死に見せかけて殺す」っつーのあるじゃないですか。本人にも気付かれないほどのゆったりとしたスピードで、しかし確実に弱らせていくという恐ろしい方法。あれのもっと素敵な利用方法を思いつきました。

それは「ターゲットの女の子の食事や飲み物に、毒物ならぬビタミン剤、それもビタミンB2を少しずつ混入していく」というものです。するとどうなるか。

みなさんも経験あるでしょう。風邪や口内炎ができた時にビタミン剤を飲んだりすると…そう、尿の色が濃くなります。これは体内に摂取しきれなかった水溶性のビタミンが尿として排出されるからで、ビタミンCよりもB2の方がより濃くなるらしいのです。

つまり、知らず知らずのうちに少しずつビタミンを摂取していた、いえ、摂取させられていた彼女の尿の色は…どんどん濃くなっていくというわけです。本人にも気付かれないほどのゆったりとしたスピードで、しかし確実に!


飲み会やイベントなどでターゲットの女の子がちょっと中座し、トイレから戻ってきたりしますよね。その時に犯人は考えるわけですよ。…へへへ、澄ました顔をしてはいるが、知ってるんだぞ?たった今お前が色の濃い尿を出したってってことはな…みたいなね。うひょーなんか興奮するー!

しかもそれが透明感のある感じの女の子だったりしたら…おやおや、そんな清楚な、南アルプス天然水みたいな顔をして…オシッコはY100+M40くらいの濃さ(mixiロゴのフキダシの色くらい)しちゃってるんでしょ…?みたいなね。興奮するー!

さらに会話の中に「濃い」「尿」などの単語をさりげなく挟み、強調することで、女の子が一瞬ドキッと反応してしまうのを密かに楽しんだり…うひょー興奮するー!興奮するるー!(タルるート)


最初にも描きましたが、今回の日記はあくまで被害に遭わないための知識を広めることが目的であり、他人にビタミンB2を密かに飲ませるといった行為を推奨したり助長したりするような意図は一切ありません。絶対にやっちゃダメだぞ!どんなに興奮してもやっちゃダメだぞ!


というわけでこの日記を読んだ女性の方々は、さっそく尿の色を確認してみてください。「あれ?今まで気付かなかったけど…なんか以前よりも濃くなっているような気が…」と思った貴女。ひょっとしたら、貴女の尿の色は狙われているかもしれませんよ?ふふふ…。



ふふふ?


※本当に尿が色濃くなっていた場合は病気の可能性がありますので、泌尿器科へ行くことをお薦めします。

※ちなみにビタミンCは過剰摂取すると下痢になったり尿管結石の原因になるという説が、ビタミンB2の場合も相当な量を一度に摂取した場合にかゆみや痺れといった症状が現れることがあるそうです。尿で排出されるからと過剰に摂取するのは控えた方が宜しいでしょう。






5月22日

先日、侍魂の健さんの結婚式二次会に行ってきました。

健さんに会うのは数年ぶりだったんですけど相変わらず、いや以前以上のバイタリティで、本来座っているだけで良いはずの新郎らしからぬ大はしゃぎ活躍を見せていました。どうぞお幸せに。


でー会場には僕以外にも日記サイトの管理人数人が招待されており、久々に顔を合わせることができました。実際には運営時期に多少のズレはあるし年齢などもバラバラなものの、オフ会などで顔を合わせて、どこか「同期」のような感覚のある人たちです。

変わらずサイトを続けていたり、すっかり休業になってしまっていたり、全く別のサイトをやっていたりと様々ですが、近況を聞いてみると、結婚しただの、マンションを買っただの、子供ができただの、作家デビューしただの、交通事故に遭っただのとネット以上に千差万別でした。ううむ皆いろいろとあるんだなあと感心することしきり。

そんな中で僕はといえばここ数年、相変わらずアパートと会社を往復するだけの日々を送っていることに気がつきました。毎年目減りしている薄給でコキ使われつつ、休日はテレビとオナニーで終了。相変わらずと言えば聞こえはいいけど、とどのつまり全く成長していないってことですよ。


「それにしてもゴトウさん…太りましたねー」

「ちょ!まん丸じゃないですか!」

「その腹は…いや…いくらなんでも育ちすぎ…」


せ、成長あったー!(毎年2キロづつ成長してます)

▲▽▲▽▲


…さて、実は上の日記は昨晩書いたものの、諸事情あってボツにしようとしていたものです。なぜそれが今回復活したのか?ちょっと長いですがそこらへんをお話したいと思います。

さて、上の日記は火曜日あたりから書き始めて、水曜日にはほぼ完成しました。でーあとはまとめてアップするだけだなーという地点で、ふと僕と同じく二次会に招待されていたろじっくぱらだいすを覗いてみたんです。するとこんな感じの日記が書かれているではありませんか。


「ろじっくぱらだいす」2008.05.21日想より抜粋>


先週末は、侍魂・健さんの結婚式でした。
今日は、一昔前の世界「テキストサイト」のお話をお送りします。

<中略>


結婚式の2次会にお呼ばれしたんですよ。ネット関係の方々がテーブルの一角を占めましてね。ひさしぶりにお会いする方々ばかりで、ちょ っとした同窓会気分でした。

世の中の不幸を一身に背負いながらも先日結婚した方、結婚してお子さんを二人も産んだ方、結婚したのにゲイ疑惑が消えない方、小説家として頑張ってる方、先日事故に逢われた方、とまぁ、懐かしい面々ばかりです。(※誰が誰かわかった人は相当なマニアです)

<中略>


ほら、見てごらんなさい。みんな30代になったけど、あの頃とちっとも変わっていないぢゃないか……



「この間、マンションを買ったんですよ」

「えーそうなんですか!最近、私も買おうかと検討してて……」

「マイホームいいですよ。毎月家賃を払うならば、ローンを払ったほうが……」



ママン ママン

みんな変わっちゃったよ



……そりゃそうですよね。みんな、ふつーに働いてる社会人ですものね。30代ともなれば、家庭やマイホームなんか考える歳だもんなぁ……。ねえ○○○さん、○○○さんは結婚しないんですか?


「うーん、結婚したいんだけどねー。ほら、嫁がテレビから出てくるのを待ってるっていうか?NASAがそういう技術を開発するのを待ってるんだよね。つまり、NASA待ち?


ママン ママン

一寸も変わってない人がいたよ


(※誰かわかった人は普通のマニアです)

<引用終了>



まあ同じイベントに出席したんですから、話題がかぶるのは当然といえば当然です。それでもこの日記を読んでしまった地点で、僕はちょっと困ったなと思いました。

というのは、ワタナベさんの日記は、「懐かしの面々」や「NASA待ち発言をした人」が誰かをを明かさないまま、(※誰かわかった人は〜)というキャプションを付けることで、軽いクイズ感覚を持たせる形式になっています。

ここで僕が自分のサイトで「健さんの結婚式に行ってきましたー!」などという日記を書いたら、せっかくワタナベさんがぼかしている「懐かしの面々」や「NASA待ち発言をした人」のヒントになってしまうではないですか。これではワタナベさんの趣向を台無しにしてしまいかねません。うーむしょうがない、この日記はボツにして、別の話題を…などと思っていたら、次の日の過去日想紹介コメントに「最終問題の正解率100%」なるコメントが。




全問正解者まで!



な、なんだってー!最終問題というのは…当然「NASA待ち発言をした人」が誰か?ということでしょう。そして実はここだけの話、当日ワタナベさんに向かって僕は「NASA待ち」発言をしていました。つまり僕か?

せっかく日記をボツにしたというのに既に正解率が100%だというのなら、今さら「ウチの日記がヒントになってしまうかも…」とかを危惧してどうすんだって話です。書かなくても既にバレてんじゃん。妙に悔しい。もうこうなりゃヤケクソだ。遅ればせながら日記をアップしてやる〜!

…と、ここでふと気がついたのです。ろじぱら日記の持つ巧妙なトリックに!…おっと、まあ慌てず、そこの安楽椅子にでも腰掛けてゆっくりと話を聞いてくださいな。


さて、今までの情報をまとめるとこうです

・ワタナベさんが健さんの結婚式二次会で「結婚はNASA待ち」という人がいたというクイズを出した

・ゴトウは健さんの結婚式二次会で「結婚はNASA待ち」と発言している

・クイズの正解率100%

・結局のところ、発言者が誰であるかは明かされていない


単純に考えれば、「クイズの正解はゴトウで、読者さんはあっさりとそれを当ててしまった。ゴトウ涙目w」となるでしょう。だがしかし冷静に分析すると、全く別の解釈もできるようになってくるのです。

このトリックのポイントは「結局のところ、発言者が誰であるかは明かされていない」という点です。日記内で、発言者は誰なのか?男であるか女であるかすらも明かされていません。そして、発言したのが一個人だけとも書かれていない。つまり、発言者が一人だとは限らないのです!

僕の立てた仮説はこうです。確かに僕は当日「結婚はNASA待ち」と発言しました。しかし、そう考えていたのが僕だけではなかったら?健さんの結婚式二次会に居合わせた人々、それこそ男性も女性も含めた独身者全員が「結婚はNASA待ち」であり、ワタナベさんが彼ら、彼女ら全員から話を聞いていたとしたら…?

この仮説が正しかった場合、読者さんがメールで「NASA待ちと言っていたのは○○さんでは?」と送った時に、○○の部分に(二次会参加者であれば)誰の名前が書かれていても、それらは全て正解ということになります。健さんの結婚式に呼ばれて、かつワタナベさんと面識のある人間ということであれば、リンクなどからある程度は絞ることができるはず。それならば正解率100%になるのもうなずける話ではありませんか。

まさに数字の、言葉の隙を突いた妙技と言えるでしょう。「正解率100%」というスキャンダラスな言葉の裏には、こんなトリックが隠されていたというわけです。だからといってもちろん嘘はついていないし、法にも触れてはいない。まったく恐れ入った手口ですよ。


そこに気づいてから改めてろじぱらを見てみれば、この文章が書かれている日想の冒頭部分に“「読書」を更新。「シャーロック・ホームズの冒険」。”と書かれています。世界で最も有名な探偵の名を最初に持ってきて、推理を促す…。彼なりのシャレを効かせたヒントだったというわけですな。




この地点で何かあると気づくべきだったんです…!


もちろん上記の推理に関して証拠などがあるはずもなく、全ては想像でしかありません。しかし、可能性のひとつとしてあり得ない話ではないでしょう。

ホームズではありませんが、僕の知っているとある探偵の言葉に「真実はいつも一つ」というものがあります。しかし何事にも例外はつきもの。今回こそがその例外であり、まさに「真実は無数にあった」かもしれないのです。どうだね?ワタナベくん!(敬称略)




とりあえずNASAには頑張っていただきたいと思います





5月15日

今日の早朝6時ごろ。布団の中で惰眠を貪っていたら、何か巨大なものが落ちるような衝撃音に起こされました。飛び起きて部屋を見回すと、窓に備え付けてあった窓クーラーが落下しているではないですか。



奥の出窓に取り付けてあったクーラーが落下



座椅子を直撃(ほったらかしで会社に行ったので、撮影は夜です)


今どき窓クーラーて!という感もあるとは思うんですけど、これでもまだマシになった方で、そもそもこのアパートに入室した時には冷房自体がありませんでした。まー何とかなるだろうと思っていたんですけど、ヒートアイランド現象の加速によりあっさりと猛暑に耐えられなくなりまして。近所のリサイクルショップで安い窓クーラーを購入。取り付けも自分でやったのが10年ほど昔の話です。今にして思えばこの素人の取り付けが危ない。

そんなボロくも愛着のあるクーラーが、まさに僕がいつも腰掛けている座椅子の上に落下してくるとは。笑い事じゃありません。この窓クーラー、古い機械ということもあってとにかく重い。正確な重さは分かりませんが、抱えて持ち上げるのすらしんどいところから、恐らく20kgはあるでしょう。

落ちてきたのが僕が布団で寝ている時だったから良かったようなもので、ひょっとして座椅子に腰掛けている状態でそんな重量の固まりが落ちてきたら、良くてもあばらの数本が折れる事態に。ましてやオナニーしている最中だったりしたら…クーラーにぶっかけというマニアックなプレイを果たすところですよ。家電フェチ呼ばわりされるところだ。危ない危ない。


それにしても考えてみればここ10年以上、僕はこの場所で座椅子に腰掛けてネットをし、食事を取り、アニメを見て、そして何よりもオナニーをしてきました。この場所は僕が最も落ち着く空間、定位置と言っていい。しかしその定位置が、実はとんでもなく危険な場所だったわけで、これはかなりショックです。ふと「ダモクレスの剣」というギリシャ神話の故事を思い出しました。


ある日、ダモクレスがディオニソスに対して王の境遇の良さを讃えた。すると後日、ダモクレスは王から豪華な宴の招待を受けた。宴は豪華を極めたものであったが、席上でダモクレスがふと頭上を見上げると、天井から糸で剣がぶら下がっていた。その糸はいつ切れてもおかしくない細さで、王はこれをもって王は常に命の危険に晒されている境遇にあることをダモクレスに示そうとしたのである。(wikipediaより引用)


まさに今の僕はこのダモクレスそのものと言っていいでしょう。一見気持ちいいオナニー。しかし実はそれは常に命の危機に晒されている境遇だったというわけです。まさかこんな練馬の安アパートでギリシャの故事に想いを馳せる事になるとは。ふふ、ちょっと文学的になってきたんじゃないかな?

まあこの練馬のダモクレスは剣が落ちてくるまで全く危険に気付かず、たまたまティッシュを取ろうとちょっと身体を歪めたおかげで難から逃れただけなんですけど。しかし実際のところけっこうシャレになんないので、皆さま家具の建てつけは念入りに。



クーラーにぶっかけたりしないよう気をつけて





5月8日

【DVD発売記念】好きな人の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」感想


「昔のとかなり違いますね」


「何が違うって」


「ゆうきひろ(日向マコト役の声優)の名前が」


「“結城”じゃなくて」


「“優希”になっていて」


「びっくりしました」


「どんでん返しです」





そ、そこ?(2007年に改名したそうです)





感想、ツッコミお願いします