明後日もその次もカレー








3月30日

最近、オナニーについて困っています。

ここのところ仕事が忙しくて、早い時間に会社に行かなくてはいけない事が多いんですが、そんな日の前の晩にオナニーをすると、どうしても疲れてしまい、次の日の朝なかなか起きれずに、遅刻してしまいます。



ならば、早起きしなくてはいけない日の前日くらいは、オナニーを我慢すれば良いではないかと思われるかもしれませんが、話はそう単純ではありません。



僕のように毎日オナニーしていると、『オナニーしてから寝る』という習慣が身についてしまいます。逆に言うと、オナニーをしないことにはなかなか寝つけないんです。睡眠時間が減ってしまっては早起きなどできるはずがありません。

以上の事例を、フローチャート風にまとめると、下のようになります。



1:次の日に早く目覚めるために、オナニーを我慢する。



2:しかし、オナニーをしないと、なかなか寝つけずに夜更かししてしまい、次の日に早起きできない。



3:すみやかに睡眠するためには、オナニーが必要だ。



4:しかしオナニーをしてしまうと、体力が消耗されてしまい、早起きできない。



5:しょうがなくオナニーを我慢する(1に戻る)




『オナニーと早起きのパラドックス』とでも名付けましょうか。次の日の早起きのために、オナニーするべきなのか?はたまたしないべきなのか?相反するはずの2つの事例は、互いに影響を与えつつ複雑に絡み合い、結果として命題は永遠に解決されないままなのです。なんかちょっと哲学的になってきました。校長先生の朝礼の話にも使えそう。




まあ僕の結論としては、『オナニーしてもしなくてもどっちにしろ遅刻するならば、オナニーした方が得』ということに落ち着きそうです。冷静に考えればパラドックスでもなんでもない。うむ、もうこれからは悩まずに堂々と射精しよう。






教訓にも何もならない話でした






3月25日

お昼ご飯に、会社近所の肉屋さんのカレー弁当をよく食べるのですが


この店で大盛りを頼むと、かなりの量が出てきます。食べ終わると苦しくて、決まったように『やめときゃよかった』と後悔するんですけど、お腹がすいている時なんかはついつい頼んでしまいます。で、今日のお昼に久々に大盛りを頼んだんですが、食べ進んでいるうちに妙な感覚に襲われました。


基本的にカレーを食べているのですから幸せなんです。しかし、カツも何も乗っていないシンプルなカレーを黙々と食べ進めていくのはどこかストイックです。そして、熱々の大盛りカレーを胃に納めていく作業は、まるで孤独な戦いのようであり、ひたすら無心にスプーンを動かす作業はまるで写経のようであり…。


そんなことを感じつつ 一心不乱に食べているうちに、だんだんとカレーの世界にのめり込んでいったのです。


無我の境地とでもいいましょうか。世界が僕と大盛りカレーだけになり、他の余計なものが全て消え去った純粋な宇宙に居るような…。そして自分の心の中から、様々な悩みや煩悩が消えていくような…。


本気で一瞬目眩がして、気が遠くなりました。大盛りカレーにこんな力があったなんて。これは、これはひょっとして神の領域…。





さて、このような神(カレー)の啓示を受けたわたくしがみなさんに提唱したいのが、『カレー大盛り教』という宗教の設立です。



『カレー大盛り教』とは、大盛りカレーを一心不乱に食べることで、世の煩悩や悩みから解放されようという教えです。『アーメン』や『南無阿弥陀仏』といった祈りの言葉の代わりにカレーを使うと考えれば理解しやすいのではないでしょうか。


教義を考えてみました。



・この教団は、大盛りカレーを食べ、煩悩を消しさることを主な教えとします。このような意識で大盛りカレーを食べることをミサと呼びます。


・ミサは厳粛な行いであるので、黙々と、精々と行います。


・ミサの時に食べるカレーは、あくまで煩悩を消しさるためのものであり、ミサ以外で食べる時のカレーとは別物と考えます。


・一部宗教に見られるような過激、過剰な修行(食べ過ぎ)には、むしろ罰(腹痛)が下ります(腹痛なだけに)。


・ミサはあくまで悟りを開く為に行うものであるので、カツやコロッケのような、食べるのに雑念(「カツをどういったペースで食べるか」「コロッケはつぶすかそのままか」等々)が入るトッピングは、できるだけ避けるのが良いです。


・チーズや生卵は、無意識にうちにカレーに混入していき、雑念が発生しにくいので可とします。


・ブラックカレー(味平)は、悟りとは別の世界に行ってしまうので不可。





ここまで読んで、僕がとうとうおかしくなったかといぶかしがる人もいるかもしれませんが、大盛りカレーを一心不乱に食べて、一度でも無我の領域を感じてもらえれば、僕の話が真実だったと分かっていただけるはずです。


大盛りの量の定義は難しいですが、今回は『その人がちょうど満腹になる量』をその人にとっての大盛りと考えたいと思います。食べ残しは厳禁ですが、無理もいけません。やむをえず残してしまう場合は、農家や料理人の方に心から詫び、次回以降のミサの指針にしましょう。



ネットで調べたところ、『カレー教』というのは既にいくつかあるようですが、今回提唱するのは、あくまで『大盛りカレー教』です。大盛りでないと、カレーとの戦い、そして悟りが始まらないと考えるからです。



ちなみにGoogleで『大盛りカレー教』を調べたところ0件でした。さらに『大盛カレー教』『カレー大盛り教』『Oh!盛りカレー教』も調べましたがいずれも0件。


この検索結果は、大盛りカレーによって悟りを開こうと考えた人がいかに少ないか、そしていかに人々が大盛りカレーの力に気がついていないかということを示しています。なんたることだ。世は煩悩に包まれておる。悩み多き人々よ、今こそ我が教団に入信して、大盛りカレーに救いを求めるべきであるぞ。よーし、明日もミサだ。





明後日もミサだ!(虚ろな目で)






3月22日

知り合いから、冷凍の吉野家牛丼の元を一袋譲ってもらいました。


ちょっと前のいわゆる食べ収めフィーバーに乗り損ねているうちに販売が終了してしまいまして。しばらく吉野家の牛丼は食べれなさそうだとがっかりしていた身としては非常にありがたい。これで自宅でひっそりと食べ収めができるというものです。



さて、僕が牛丼を食べる時は、並盛りに醤油を垂らした卵を一つ入れ、そこに七味を大量にふりかけ、更に紅ショウガを数本だけ散らす。というスタイルをとっていました。

辛いもの好きな人にはおなじみの方法ですが、七味が入っている容器の中蓋を外し、丼に七味をザーッと大量に流し込んで、真っ赤になってしまった牛丼を食べるのが好きなんです。七味の量が多すぎて牛丼本来の味とは変わってしまうのですが、僕にとって吉野家の牛丼の味とは、大量の七味の味が追加されたこの味のことなんです。



で、ここで問題があるんですけど。吉野家の七味ってちょっと独特じゃないですか。辛味が少なくて、代わりにミカンの皮の香りが強い感じ。今回の冷凍牛丼も、せっかくの食べ収めなんですから、自宅にある普通の七味ではなく、吉野家の七味を大量にふりかけた上で食べたい。


となると、吉野家の七味をいかに入手するか?というのが問題になってきます。ココイチの福神漬はお店で販売していますが、吉野家の七味は売っていません。どうすればよいのでしょう。


簡単に思いつくのは、お店に行き、持参した容器にこっそり七味を移し替えて頂いてしまうという方法です。しかしいくら無料のものとはいえ、これは窃盗行為にあたるでしょう。いい年した大人が七味ドロボウで捕まるというのもみっともない話です。牛丼の食べ収めをするはずでクサい飯を食べることになるというのもよろしくない。


七味の専門店などでは、好みの味に調合をしてくれるところもあるらしいので、そういったお店を利用して吉野家ブレンドを研究するという手も考えましたが、本来の調合に辿り着くのは現実問題として難しいでしょう。



というわけで、結局僕が選んだ方法は、一番地味ながら確実な方法になりました。つまり、現在発売中の豚丼をお持ち帰りにして、それに付いてくる七味の小袋を貯めていくという方法です。


お持ち帰りの時に『七味を多く入れて下さい』と頼んで、弁当に使った残りをストックしていくわけです。なんがイカダを作るためにワリバシを集めるみたいな話(のび太)ですが、他に手がないのでしょうがありません。


僕のアパートや会社の近所には吉野家が無いので、わざわざ帰宅途中の電車を途中下車して吉野家に寄り、弁当を買っています。地下鉄有楽町線内で、吉野家のビニール袋を片手に、豚丼の匂いをプンプン振りまいている小太りの青年を見かけたら僕である可能性が高いので、七味の小袋の余りを持っていたら、譲っていただければ嬉しいです。僕が牛丼の食べ収めをできる日はいつのことやら。





牛丼が復活する前に食べたいものです






3月18日

今日は好きな人の誕生日です。

3/18が誕生日ということは、つまり好きな人は魚座なわけです。いや別に星座占いとかを信じているわけでもないんですけど、女の子ってこういう話が好きじゃないですか。ロマンチックな星座に想いを馳せるトークでメロメロじゃないですか。なんていうのか、いわゆる口説きのテクってやつですよ。あ、ちなみに僕は蠍座です。



もしもーし


「あらゴトウさんひさしぶり」


お誕生日おめでとうです


「ありがとー。かないみか三木様も一緒だわい」


今日が誕生日ってことは、つまり魚座ってことですよね


「そうだよ」


うふふ。魚座の人ってロマンチストなんだよね…。たしか魚座と蠍座は相性がすごく良くて…


「星座っていえば、グランセイザーはどうなったの?」


え?


「最近見てないよ。魚座のグランセイザーは出てきたの?」


あ、ああ。出てきましたよ。セイザーパイシーズってやつです。公式サイトのキャラ紹介に載ってますよ。


「ふーん」


僕は蠍座だからセイザーゴルビオンです。えへへ、水のトライブでお揃いですね


「どっちかっていうと蟹座の変身前の方がおまえっぽいね。ハゲなところが」


ハゲじゃなくって短くしてるだけですってば


「おまえ蠍座ってことはスコーピオンのミロか。生意気だな」


ミロ?あー星矢ですか。えっと魚座は…


「アフロディーテだよ」


あちゃー。あのアフロディーテですか


「車田正美むかつくよ。魚座をばかにしすぎだね」


いや、馬鹿にしてるわけではないと思いますが


「もうブラッディローズやるよ」


アフロディーテの必殺技じゃないですか。結局好きなんじゃ…


「違うよ。好きじゃないけど、魚座だからしょうがないんだよ」


はあ


「誕生日の度に悲しくなるよ」


はあ


「昔は紫龍が好きだったよ」


はあ


「でもあんな14歳いねーよ」


はあ


星矢の新作見たいね」


アナタの頭の中はアニメばっかりですか


「うるさいよ。おまえの頭の中はカレーばっかりだろ」


ま、まあね


「こっちの方がいざという時に役に立つ」


ど、どんな時に?








誕生日プレゼントはこれでいいのかな



「こんなダサい紫龍はいらねー」と怒られたので、バイクに出てきてもらいました


好きな人の誕生日記念にカリカリ大盛り





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