明後日もその次もカレー








3月15日


麻雀大会の打ち上げの時。

僕はその時、目の前のテーブルで繰り広げられているエロゲームの話題についていけずに寂しい思いをしていた。みんないい年をしているはずなのにコレクションは数千本だとか狂気じみている。ふん。どうせ僕はX68000からマックに乗り換えた男だ。




そんな僕の心の隙間に入り込むように、その男は隣の席に腰掛けてきた。




細かい事は覚えていない。挨拶代わりに酌をしあい、取り留めのない話をしたと思う。麻雀の打ち方とかサイトの更新の話とかだったか。



話題が尽きかけた頃にその男は、趣味で水球をやっていると切り出してきた。



水球?マイナーなスポーツだ。言われてみれば体つきもスマートで、その割に筋肉質にも見える。身長もかなりのものだ。




それが何だ。スポーツマンだってことをアピールしたいのか?ふん。僕だって小学生の頃はスイミングスクールに通っていた。その頃はバタフライだって泳げたんだぞ。(しかし数年前に友人とプールに行った時にバタフライを試してみたら10cmも進まずにとんだ恥をかいた。フォームは間違っていないはずなのに。)




水球。正直そんなマイナーなスポーツに興味は無い。むしろ男同士が半裸で絡み合うなど想像しただけで寒気が走る。そんな話は主催者の1人のハードゲイとでも話してくれ。悪いが聞き流させてもらおう。





「…で、女の子のチームと試合したりするんですけど。」



















え?











「昔なんですけどね。女子高生のチームと試合をしたんですよ。いや、相手は競技用の水着でした。」


「で、ボールの奪い合いになったりするとどうしても身体が触れちゃうじゃないですか。相手は女子高生です。こっちは緊張というかビビちゃって触れないんですよ。相手の方が大胆にぶつかって来たりして。」


「ほら、サッカーでも相手を止める時に服をつかんだりしますよね。水球も同じなんですよ。水着を引っ張って相手を止めるんです。こう(握った拳を引っ張るような仕種で)ぐいっ!と。」





(その仕種を真似つつ)ぐいっ!と。






(もう一度。さっきよりも力強く)ぐいっ!







(拳を見つめつつ)ぐいっ…
















(ぽろっ)









あ、あれ?









涙?









す、すいません。今日の日記はもうこれくらいで勘弁して下さい。









久々に嗚咽が止まらない。






3月13日


というわけで麻雀大会で入手してきた聖剣です。


全長約111cm:重量約1600g



麻雀大会の打ち上げの時は「こんなもん欲しがってどうするんですか?」「なんか怪しいですよ」「僕が警官だったら普通に職務質問します」とかさんざんな言われようでした。どいつもこいつもこのお宝の価値を分かっちゃいないな。何に使うかだって?そんなのコスプレイベント会場に持って行くに決まってるじゃないですか。




あ、僕がこの剣を使って何かのコスプレをするとかそんなんじゃないですよ?この剣を利用して、コスプレをしている女の子にお近づきになろうという作戦です。


「美少女と剣」というのは幻夢戦記レダ(セーラー服が破れるシーンでコマ送り)を持ち出すまでもなくアニメや小説の定番のモチーフです。「華奢な女の子が、剣を携えて悪しき存在と戦う」なんていう話はいくらでもありますし、そういったヒロインのコスプレをしている女の子もイベント会場にはいっぱいいます。で、そういった女の子は衣装は何とかできても、ここまで迫力のある剣となるとなかなか用意できなかったりするんですよ。


そういった「服はあるけど武器は持っていない」という女の子に近付いて、記念撮影用と称してこの剣を貸してあげるわけです。迫力ある剣の魅力に女の子も大喜び。剣を構えて様々なポーズをとっているうちにいやがおうにも上がるテンション。女の子はすっかりファンタジー世界に没頭してしまいます。




そんな感じで女の子が剣士になりきってしまったら、すかさず僕はスライムになるわけです。




スライムと言ってもドラクエやウィザードリーに出てくるザコ敵ではないスライムです。つまり「剣で切れない」「鎧を溶かしてしまう」「ぬとぬとしていて身体にへばりついてくる」「強敵ではないがうっとうしい」というアレです。



薄暗い地下迷宮。ビキニの鎧を身に付けた美少女剣士が単身で探索をしています。用心深く進んで行くと、突然足下から何かの気配が。「き、きゃあっ!」彼女が驚いた時には既に遅かった。ブーツを伝って彼女の足にスライムが絡み付いてきました。動揺した彼女は剣を抜き、足下のゲル状の液体を斬りつけようとします。しかし相手はスライム。切ろうとしても叩こうとしてもまるで水を切るかのような手応えしか帰ってきません。そうしている間にもスライムはますます彼女の足を伝って来て、とうとう太もものあたりまで絡み付いてきました。ねちょねちょぬとぬととした感触に嫌悪感を感じながらもどうしようもない女剣士。「い、いやあああっ!」スライムはその軟体を利用して、鎧の隙間から彼女の身体の中に入り込み…



そんな感じのストーリーで。実際には僕が地面に寝転がって、剣を持った女の子の足や腰にしゃぶりつくというプレイです。女の子のセリフは「た、たかがスライムのくせにっ!このっ!このおっ!ああっ!だめええっ!は、入ってくるようっ!」ほうらスライムだぞれろれろぺろぺろぺろぺろうっわー楽しそー!よーしイベント会場でスライムプレイだ!

ちなみにコミケは「長さ30cm以上の物を持ち込んではいけない」という規則があるので、こんなでかい剣は持って行けません。




ワンフェスか後楽園でお会いしましょう。






3月11日


テキストサイト麻雀最強位の成績報告をさせて頂きます。


結果から言いますと40人中18位でした。前回優勝者としてはふがいないと言われてもしょうがない成績。


予選は4半荘を戦ったポイントを競うというシステムだったんですけど、それぞれ4位、3位、1位、2位でトータルポイントが+13というギリギリの成績。まあ前回の優勝ができすぎだったので今回の結果は順当といえば順当なのかもしれません。


今回は40人という大所帯で一時はどうなるのかと思いましたが、実際には非常にスムーズに進行していきまして。決勝卓では見事なメンチンが飛び出したり、最下位卓はチョンボで終了したりと見せ場にも事欠きませんでした。麻雀の後は皆で飲みに行きまして。久々に飲み過ぎるくらいに飲みました。僕は次の日に用事があったので帰らせてもらったんですけど、有志を集めて朝まで麻雀を打ってた人もいたらしくて僕も行きたかったです。


この大会の良いところは、「ネットという共通項はありながらも普段は面識が無い」という微妙な距離の人達と遊べるという所です。僕は人見知りが激しくて普通の飲み会主体のオフではいつも隅っこに座ってこっそりと飲んでいるんですが、今回は麻雀というゲームを通すことで色々な人と交流する事ができました。本当に楽しかったー





ウソつき!


えっ?


何でそんなウソばっかり言うの?見栄ばっかり張って!悲しくならないの?


な、何が?


ああっ!このうえオトボケなんて!卑怯よ! ネットだからって好きな事言ってて良いとでも思ってるの?最低!


ちょ、ちょっと待って下さい!何を言っているんですか!僕は何もやましい事なんか…


こ、このウソつきっ!もう許せない!…何が「麻雀というゲームを通すことで色々な人と交流する事ができました」よ!あなた麻雀の勝負中、必死になり過ぎて一言も口をきかなかったじゃない!交流どころか血眼になってたじゃない!


そ、それは…


どうせ賞品のGガンダムやナディアのDVDを狙ってたんでしょ!ナディアのパッケージでオナニーするつもりだったんでしょ!もう最低!


い、いや、それは違いますよ。勘違いですよ。


そんなことばっかり言って。もう騙されないわよ。


いや、本当ですよ。確かにDVDは欲しかったですけど、必死になってたわけじゃありません。どうしてもナディアが見たくなったらTSUTAYAでレンタルすればいい話じゃないですか。


え?そうなの?本当?本当に本当?


本当です。主催者が自分達で用意した賞品を持っていってしまっては感じ悪いですよ。今回は何を差し置いても大会が無事に大会が進行する事こそが第一。DVDなんて物を手に入れる機会は今後いくらでもあるでしょうが、これほどに楽しい時間を過ごせる機会はそうそうありません。


そ、そうよね。いいこと言うじゃない。


主催者の1人として当然ですよ。結果としてゲーオタ卓で1位にはなりましたが、これは予選が無事に終わって心置きなく打てたのがたまたま良い方に転んだにすぎません。ゲームソフトなんかよりも参加して下さった人達の笑顔こそが一番の賞品だと思ってます。






アイテム卓賞品:聖剣エクスカリバーin 自宅





あっ。



あっ。











…どういう事?



い、いや。あのね。これはね。



これってアイテム卓の賞品でしょ?なんでゲーオタ卓出場のあなたの所にこの賞品があるのよ!



いや、その、アイテム卓で1位だった晃さんが「こんな怪しい物、家に持ち帰れません」って言ってたから。その、人助けだと思って!



…欲しかったんでしょ?



僕の賞品のゲームと交換しましょうって…。て、提案して…人助けだと思って!



…欲しかったんでしょ?



あの、その。



欲しかったのよね?



…はい。






ちなみにこのエクスカリバーなんですけど、さすがにこれだけのグッズを裸で持ち歩くというのもアレなので、背中に背負ってズボンのベルトで固定し、その上からコートを着込むという方法で隠しました。しかし長さがかなりあるのでどうしても柄の部分がガンダムのように飛び出して目立ってしまいます。


しょうがなくコートについているフードで柄の部分を包み込んで隠しました。よーしこれで見つかったりする事はないだろう。さあ山手線と地下鉄を乗り継いで帰るとするか。





…な、なんだか皆が僕を見ているような気がする。おっかしいな。何かのオーラ出てるのかな。…いや、正確には僕のコートの裾から飛び出している剣のサヤを見ているような気がする。うーむしまった、頭隠して尻隠さずとはこの事か。


あっ!池袋のホームでヲタっぽい人がこっち見てる!さてはとらのあなの帰りだな。くっくそっ!何ニタニタしてやがんだ!その含みのある笑いは何だ!違う!イベント帰りじゃない!いやイベントではあるんだがお前の考えているタイプのイベントではない。くそっ、ある程度は覚悟していたがここまで恥ずかしい目にあうとは。



ちょっとだけ後悔しました。






3月9日


社会科で皆さん習ったと思いますが。

「一票の格差」という言葉があります。選挙の際、地域ごとの有権者数の偏りによって一票の価値が変わってきてしまうという問題です。


例えば、有権者数10000人の地域と有権者数10人の地域を比べてみましょう。


有権者数10000人の地域では、自分が投票する1票は「1/10000分の力を持っている」ということになります。対して有権者数10人の地域では「1/10の力を持っている」ということになります。同じ1票なのに、投票する地域によって影響力が変わってしまうわけです。


選挙の際、投票に行かない人の理由として、「自分の1票程度では何も変わらないだろうから」という意見が挙げられることがあります。人があふれている地域で生活しているとますますそんな気持ちになるのかもしれません。自分の投票など何の力も持たないと思ってしまうのかもしれません。

これが例えば貴方の住んでいる地域の有権者が50人しかいないとしたらどうですか?貴方の1票はとてつもなく大きな意味を持つようになるわけです。すさまじい力を持つようになるわけです。同じように投票するならば、より意味のある投票をしたいと思うのは当然のことでして




え?




何の話かって?




えーと。卒業シーズンということもあって、「ろじっくぱらだいす」「裏MIZUHAの憂鬱」「うーさーのその日暮らし」さん達が、サイトで「いらなくなった制服を譲って下さい」と訴えています。日記サイト好きの女の子の中には、せっかくなので贈ってみようかなどと考えている人もいるのではないでしょうか。


ただですね。よくよく考えて下さい。この人達は今までも何度か制服募集をかけられています。単純に考えれば、既に彼等は制服を入手している可能性が高いわけです。下手したら相当数の制服を入手している可能性すらあります。


つまりあそこらへんのサイトは「制服数が多い地域」と言えると思うのです。「一着の格差」ということを考えると制服一着の影響力が低い地域だと思うんです。




せっかくの制服なら、より重みのある、より意味のある場所へ贈った方がいいんじゃないですか?




その点ウチ ならば!




制服どころか、この1週間で頂いたメールが3通というウチならば!




しかもその内の1通が、「人間道場」の館長さんからの「ゴトウさーん!すいません、年賀メールの返事を自分で勝手に出したつもりで出してませんでした。うわー。」というウチならばっ!!!

というか館長さん、僕年賀メールなんて出しましたっけ。あ、あとTシャツ・ラブ・サミット僕も遊びに行かせてもらいますので頑張って下さい。




コスプレ衣装も受け付けております。


この日記を書こうと思って「一票の格差」についてネットで少し調べてみたんですけど、難しい問題のようで正直全く分かりませんでした。というわけで上の日記の「一票の格差」は、僕の勝手なイメージで書かれています。間違っている部分が多量にあると思う、というかそもそも全く意味が違っているかもしれませんがどうかご了承下さい。







3月6日

今週号のマガジン


仕事中に「ネギま!」の図書委員のパンチラのコマを指でぐにぐにといじりながら「へへへへ、どうだ?気持ちいいか?よーしもっと激しくいじってやろう。そらっ!今度は指二本だ!そらそらそらそらあっ!」とか妄想して遊んでいたら、こすりすぎたせいでパンチラ部分の紙が汚れてきてしまいました。このマガジン先輩から借りたものなのに。




コピーを取ってからいじればよかった。






3月3日

埼玉テレビ日曜深夜アニメ


「らいむいろ戦奇憚」「MOUSE」はなんというかある意味割り切って楽しめるようになったんですけど、「ぱにょぱにょデ・ジ・キャラット」の楽しみ方がどうにも分からなくて困っています。


本家である「デ・ジ・キャラット」はヲタ向けキャラであって、アニメもそういったスタンスで見れば良いというのは分かります。しかし「ぱにょぱにょデ・ジ・キャラット」はキャラクターからしてタツノコベイビー的なディフォルメがされていて、ストーリーもヲタ要素が排除された真面目で純朴な子供向けアニメといった内容。

しかし放送時間は深夜1時過ぎという完全なヲタク向け時間帯。分からない。ターゲットをどこに向けているのか分からない。誰に見せようとしているのか理解できない。




全話見てるのに分からない。






3月1日


治療

順当に花粉が蔓延しているようです。あー辛い。


僕は花粉症とは20年近い付き合いです。中学生の頃は花粉症なんていう認識が無かったものですから、くしゃみや鼻水が出るのは単なる風邪のせいだと思っていました。もちろん花粉対策なんてしていなかったので症状はかなり悲惨だった覚えがあります。



花粉症という症状が分かってからは対策を色々と試しました。甜茶やヨーグルト、鼻うがいをしたり花粉症に効果があるという健康食品も食べたりしました。

しかしどの方法も「しないよりはマシ」だったのかもしれませんが、正直これといって目覚ましい効果はありませんでした。結局は抗ヒスタミン剤を飲んでマスクをするというのが一番手軽で効果があるみたいです。



そんな僕が今ちょっと注目しているのがレーザー治療でして。詳しくは知らないんですけどレーザー光線でもって患部を焼いてしまうんだそうです。なんだか恐いですけど、腹に寄生虫を飼うといった眉唾ものの話や副作用の恐れのあるステロイド剤の注射に比べれば遥かにマシです。



実際には仕事が忙しかったりでなかなか病院に行く時間が取れないんですけど、何とか隙を見つけて治療したいと思っています。やはり不潔な感じがしていてはギャルにモテませんからね。男らしく一気にレーザーで患部を焼き切る!そうすれば痕も残らずひとつ上野おとこに!




早くレーザーで治したい。





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