明後日もその次もカレー








1月5日


あけましておめでとうございます。

正月は名古屋に帰っていたんですけど、久しぶりに会う甥や姪がすっかり大きくなっていました。大きくなるのはいっこうにかまわないんですけど、それに比例してお年玉の額も跳ね上がっていくのが正直辛いです。


小学校低学年あたりだったら2、3千円くらいでいいんでしょうけど、一番上は中学生なんかになってるんです。更にまずいことに人数も多くて、総額で考えるとかなりの痛手です。が、まあしょうがありません。親戚に対して立派な大人を演じたいという事もあるので、それなりの額ではありますが奮発してきました。



それだけのお金をあげているというのに、奴らときたらスマッシュブラザーズで手加減なしですよ。



元来ゲームというものは子供にかなわないものです。更にこっちは薄給でゲームキューブも買えずにいる身。そんな僕のクッパに対して、容赦なくリンクやカービィでバリバリにボコってきやがります。子供相手にムキにもなれないので、わざと大げさに『わー。負けちゃったー』などと大人の余裕を演じてみたりしてごまかしました。いやもちろん本当は顔引きつってますよ。耳真っ赤ですよ。



い、言っておくがな!お前らにあげたお年玉を合計すればゲームキューブだってソフトだって買えたんだ!いわばお前らのためにゲームキューブを諦めたようなものだ!そこまでしてくれるやさしい伯父さんに対する仕打ちがこれか!少しはハンデを…え?何?『かっちゃんはゲーマーだから?』う、うるさいっ!そんな言葉覚えるなっ!ていうかそんな目で俺を見てたのかっ!





尊敬される伯父さんになりたいです。






1月8日


危機

劇団をやっている友人がいまして。1年ほど前に、公演の際のちらしを作って欲しいと言ってきたんです。


もちろん喜んで引き受けました。会社の仕事と違ってこれといった制約無しに自由にデザインできるのは楽しいですし、友人の晴れの舞台に微力でも協力できるのは嬉しい事です。

ついこの間、第2回の公演がありまして。その時のちらしやチケットも僕が作ったんです。実はもう3回めの公演のちらしの話も来ているんです。



…といった感じの話を実家の母親にしたら、えらく興味を持ちまして。


その友人は中学時代からの付き合いで、ウチに何度も遊びに来ているので、親とも面識があるわけです。そんなお友達と息子が一緒になって何かやってるというのは、親の身としては面白いんでしょう。僕の作ったちらしを見せてくれと言ってきました。


親に自分の仕事を見せるなんて本来はごめんこうむりたいんですけど、普段親孝行も何もしていないので、せめてもの話題作りにと思ってそのちらしを正月の帰省時に持っていきました。ほら、こんなちらし作ったよ。ああ、そのロゴとか考えて。他にも裏面の地図とかも僕が描いて…








ぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞぞっ




ちらしの裏面を見せた瞬間、背筋が凍り付きました。



というのはですね。その劇団には公式サイトがあるんですけど、友人がそのサイトを作る際に、僕もちょっとアドバイスとかしたんですよ。御丁寧にもお礼の言葉とかがそのサイト上に載っているんです。で、当然ながらちらしの裏面には劇団の公式サイトのurlが書いてありまして。


僕の母親がちらしを元にそのサイトを見に行ったら、芋づる式にこの『一流ホームページ』も見つかってしまう可能性がぞぞぞぞぞぞぞぞぞっ




ま、まずいっ!




速攻で友人に電話しました。お、おいっ!あ、明けましておめでとう。いやそれどころじゃなくて!あのさ、劇団のサイトあるじゃん。あそこからウチのサイトへのリンクを今すぐに切ってくれ。え?いや今は細かい事情を話してる時間は無い。とにかくやばいんだ!閉鎖の危機なんだ!大至急リンクを…え?もともと張ってない?



あ、そ、そうなんだ。そっか、張ってないんだ。そっか…。じゃあいいや。いやなんでもない。なんでもないって。うん。じゃあまた。





とりあえず正月早々閉鎖の危惧は空回りに終わりました。



今年一年がちょっと思いやられる。


その劇団のサイトを知っている人がいるかもしれませんが、どうかurlや劇団名等を掲示板に書くとかそういったのは勘弁して下さい。ジャンル違いなわけですし、興味本位だけで人が流れてしまうのは僕もその友人も望む所ではないのでどうか宜しくお願いします。







1月11日


「闘魂伝承 人生ゲーム アントニオ猪木版」を買いました。

あ、僕は特にプロレスとか格闘技が好きじゃないです。むしろ普通よりも見ない方だと思うんですけど、だからこそ逆に『こんなゲームを買っちゃうなんて僕ってなんてお茶目なんでしょう』という楽しみを味わいたくて。



が、よくよく考えたら、一緒に遊んでくれる人がいません。



まあそれに関しては元々友人が少ないのでしょうがりません。ある程度予想していた事でもありますし1人2役で遊ぶとします。慎重派プレイのゴトウAと、勢い重視プレイのゴトウBで対戦です。よーし負けないぞ。俺だって!なんだやるか?じゃあ負けた方は勝った方にジュースおごりな!えー賭けるの?いいじゃねーか堅い事言うなって。いや賭けるにしてもジュースなんて面白くないよ。そうだな…。負けた方はこの連休の間、オナニー禁止ってのはどうだ?えええ?そりゃ厳しいな…。せっかくの連休をオナニー無しだなんて事になったらマジで寝てるだけで終わっちゃうじゃん。だからこそお互い必死になるだろ?しかしいくらなんでも過酷すぎる。このままでは二人の友情に亀裂が…。じゃあ、じゃあ、負けた方はオナニーしてもいいけど、妄想の時に中出し禁止ってのは?むむむ…よーし俺も男だ!その勝負受けるぜ!そうこなくっちゃ!ふふふ…久々に熱くなってきたぜ…。よーし盛り上がってきたぞ!



えー。そんな感じで1人対戦をやろうとしたんですけど、部屋が散らかっていてゲーム板を広げれる場所がありませんでした。6畳ワンルーム暮らしにとって、ボードゲームは色々な意味で強敵だったようです。



とりあえず勝負は先送りです。






1月13日


連休の過ごしかた(ぴたテンっぽく)

えー。ついさっきまで、掛け布団を2枚使い、更にその上に毛布をかけて寝ていました。



図にすると



で、何度か寝返りをくり返しているうちに一番下の布団がぐちゃぐちゃになってきまして。うっとうしくなったので、その布団を一番上に持っていったんです。



図にすると



安物の薄っぺらの白い掛け布団に挟まれた茶色の毛布を見ていたら、コンビニで200円くらいで打っているサンドイッチを思い出しました。あー。挟まれているのがピンクの毛布だったらハムサンド。黄色の毛布だったらエッグサンド。僕の毛布は茶色なのでさしづめツナサンドといったところか。ふふふふ。サンドイッチを掛け布団にして暖まるだなんてなんだか幸せだなぁむにゃむにゃむにゃ。



ん?待てよ?



コンビニのサンドイッチっていろいろ種類があるじゃないですか。普通に2枚のパンで具材を挟んでいる物だけじゃなく、中には3枚のパンを使って、「パン・具・パン・具・パン」てなってるやつもあるじゃないですか。そう考えると、僕はサンドイッチを掛け布団にしているわけじゃない。敷き布団を合わせる事で、むしろサンドイッチの一部になっているという考え方ができるわけです。



図にするほどでもなかった



さて、となると僕はどんな具材なのか?ツナと一緒に挟まれている具といえば…?ああ。ほら、何ていうのか分からないけどキュウリを細く切ってびしゃびしゃのマヨネーズに絡めてあるやつあるじゃないですか。グダグダで味がよく分からなくて決して美味しくなくて、むしろ邪魔なような、しかしせっかくの具なので食べておくかみたいな。



自分があんな感じのグダグダキュウリになって、サンドイッチの中に紛れ込んでいるんだと思ったら!しかもハムとかカツのような主役級ではなく、どうでもいい感じの存在だということを感じたら!…き、気持ちいいっ!


ほら、星空とか見上げた時に、宇宙のあまりの広大さに自分が小さく感じられて、そんな小さな自分の悩みや苦労なんてどうでもよくなってしまう快感ってあるじゃないですか。あんな感じです。グダグダキュウリでしかない自分の小ささ、無力さ、どうしようもなさがたまらなく気持ちいい。



というわけで実は今現在、布団の中からグダグダキュウリが日記を書いております。ああああ。もう布団の中から出られない。だって僕はキュウリなんだもん。サンドイッチの中身になることがこんなに幸せだったなんて。


いや本当にこんな平和な気持ちになれたのは久しぶりです。ここを読んでいる皆さんにもお薦めです。単にサンドイッチになるだけじゃなくてキュウリになりましょう。どうでも良さげな存在としてグダグダになりましょう。堕ちていきましょう。ああああ気持ちいい。気持ちいい。きもt



僕がどんな連休を過ごしたかはご想像にお任せします。






1月15日


今度の土曜日(18日)の深夜23:00〜翌朝5:00に、ネットテレビに出ます。


かまくらの雪男さん主催で、日記サイト管理人で麻雀をやっている所を中継してみようという話がありまして、僕も声をかけて頂きました。関東では「ワレメでポン!」という、芸能人が麻雀をしている場面を流すという深夜番組があるのですがそれを自分達でやってみようとう事です。ちなみにテレビの見方はオチ後の追伸で。


正直、麻雀が始まってしまうと喋ったりする余裕なんて無くなってしまいそうなので、どこまで番組として成立するかは分からないんですけど。当日は麻雀だけでなく、優勝者予想等の企画を抜け番が進行させたりするらしいので時間のある方はちょっと覗いてみて下さい。



早速好きな人に連絡してみました。もしもーし。


「あらゴトウさんひさしぶり」


あのですね。実は今度ネットテレビというものに出るんですよ。


「ネットテレビ?なーにそれ」


ネット上で見ることのできるテレビ番組です。ネットラジオのテレビ版みたいなものと思ってもらえれば。


「えええ。やばいじゃん」


え?何が?


「テレビってことは画像があるんでしょ?」


そりゃまあ。多少荒めですけど


「ラジオの時はごまかせたけど、画面があったらゴトウさんのブサイク顔が見られちゃうよ」


そんな。ブサイク顔て


「放送に耐えれる顔じゃないよ。放送禁止だよ」


いやそこまでは。


「うぬぼれてるね。やばいね。マジやばいね」


いや、そこなんですけど。実は当日はみんなマスクをしたりサングラスをかけたりして顔を隠すんです。


「ふーん」


顔出しが嫌って人もいますし。中出しが大好きなのに顔出しが嫌だなんて。うふふふ。


(無視)「ゴトウさんマスクなんて持ってるの?」


はい。ヤフオクでお面を買いました。縁日とかで売ってるやつ。


「ふーん」


それもシュリケンジャーのお面です。かっこいい!


「ふーん」


最初はノーマルモードのお面をつけておくわけです。そしてリーチをかけたらファイヤーモードに変更!『ファイヤーモードじゃい!』と叫んで一発ツモです。これは盛り上がる!


「べつに」


『アイアムニンジャオブザニンジャ!シュリケンジャー!』うひょー似てる似てる!


「松野太紀」


へ?


「セーラームーンのアホ馬」





「なによ」


…あの、キャラクターを声優名で呼ぶクセ、なかなか治りませんね。


「うるさいよ。カエル先生もだよ」


よりによってへりたこプーちゃんかよ。


「♪きみにいってんしゅうちゅうと・ら・い♪」


なにそれ。


代々木アニメーション学園のCM。むかつくね。」


そ、そんなとこまで!


「でも、カエル先生はほんとはゲコゲコしか言わないのでプ」


そういやそうだったかな。


「一話だけしゃべるときがあったんでプ」


はあ


「普段はナレーションだったんでプ」


はあ


「カエル先生は一話だけでプ。間違えるなプ」


はあ


「でプ」









えー。シュリケンジャーお面は今現在落札中で間に合うかどうか微妙なんですけど、間に合ったら持っていきます。そして途中でファイヤーモードに!

しかしよく周りを見てみると、ハリケンジャーを見ている人なんか1人もいなさそうで空回り確定。というか僕が最年長なんじゃないのか。32歳の太ったおじさんが深夜にお面をかぶってシュリケンジャーごっこで大喜び。周りの冷えきった視線。



顔出しより辛いかも。


<ネットテレビの見方>

1)あっ!とおどろく放送局のサイトに飛びます。

2)左上にある『なまなまチャンネル』をクリック。

3)右フレームに番組説明が出るので、下の方まで見ていくと、番組表の上に『番組を見る!』という箇所があるので、ネット環境に合っている方のボタンをクリック。

4)(始めての場合)登録画面になります。登録が面倒な人は簡単なアンケートに答えるだけでいいです。

5)『さあ、番組の続きを見よう!』をクリック。

6)環境によると思いますが、ウチの場合は10〜20秒程度のバッファ(よく分からないけど、コンピューターが何か考え込んでいるみたいです)の後、放送が始まります。

7)なんか妙に嬉しい。



8)放送が途中で止まったりした場合は、2)からをくり返すとまた見えたりします。


放送を見るには、WindowsMediaPlayerFlashPlug-inが必要だそうです(マックでも大丈夫です)。お持ちでない方はダウンロードしてください。


テレビと違い、PCモニター中のさらにメディアプレイヤーの画面の中に表示されることになるので、麻雀牌をどこまで再現できるかというのは難しいだろうと思います。ネットテレビということで放送途中に回線が落ちたりといった様々な不手際も予想されますけどどうかご勘弁下さい。





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