明後日もその次もカレー









4月14日


「ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン」

土曜日の昼ごろ。けたたましく鳴らされたチャイムで目が覚めました。うううう眠い。



「ゴトウさーん?ピンポーン!」





「ピンポンピンポンピンポーン!!」





「ピンポーン!ピンポンピンポーン!」






もちろん居留守です。



ちょっと前までは、チャイムが鳴る度に「ドアを開けたらいきなりテンション高めのニーソックス美少女が『わーい!ゴトウしゃんですかー?今日からワタシがゴトウさんのお嫁さんになっちゃうのダー!ぎゅぅぅぅぅぅぅぅ!』とか叫びつつ抱きついてくるんじゃないか」というような期待を持ってドアを開けていたんですけど、さすがに30を過ぎたあたりでどうやらそういうことは現実には滅多に無いらしいということが分かってしまいました。突然押し掛けてくる恋人も、友人すらいない僕にとって、こういったチャイムで考えられるのはNHKの集金か宗教の勧誘くらいのものです。



ひたすら息を殺して、敵が去るのを待ちます。早く立ち去ってくれ早くいなくなってくれ。



とりあえずその時はすぐに去ってくれたんですけど、敵もさる物でして夜の7時くらいに再度やってきました。この時間では部屋の電気がついてしまっているので居留守も使えず、渋々とドアを開けるしかありません。立っていたのは若い男性。


用件を聞いてみると、ケーブルテレビの映り具合の巡回チェックをしているとの事。とりあえずお金は払わなくてよさそうです。やれやれ。




「…というわけなので、近いうちにお部屋に上がってチェックさせて頂きます。都合の宜しい日をこの紙に書いて提出しておいて下さい」




え?




へ、部屋に上がるんすか?




いやそれはカンベンして下さい。リリーナ様のポスターやあずまんが大王のシールを見られるのはまだしも、01年10月3日の日記で送って頂いたスクール水着、看護婦の白衣、コスプレ衣装等々を張り付けてある壁を見られるわけにはいきません。恥ずかしいです。いやホントに、テレビの画像なんてこの際どうでもいいので上がらないで!せめて!せめて掃除して衣装を片付けてから!!






…と思ったんですけど、よくよう考えてみればこれはいけない考え方です。僕の部屋にあるスクール水着等々の衣装は、日記を読んでわざわざ応募して下さった方々の善意の結晶なわけじゃないですか。それを恥ずかしがるだなんて!引け目に感じるなんて!


ああ、衣装を送って下さった方々申し訳ありません。僕は間違っていました。もう迷いません。胸を張って客人を迎えます。壁に堂々とスクール水着を広げ、眉一つ動かさずに接客してみせます。自分で討ち取ったクマの毛皮を壁に張り付けるマタギのごとく自慢げに…





すいません。やっぱり片付けさせて下さい。






4月11日


緊急

先日11日の夜に放送されていた「ダウンタウンDX」は見ましたか?



ゲストに伊集院光が出ていたんですけど、「先週の土曜日何をしていた?」というコーナーで、伊集院光の写真が紹介されていたんです。




その写真というのが「海岸にオールヌードで立っている伊集院」でして。




伊集院のラジオを聞いている人は御存知だと思うんですけど、今現在、伊集院はラジオ企画のためにあちこちで写真を撮っているんです。お花畑でヌードになってアイドルスマイルをしている伊集院。書店で血まみれになって立ち読みをしている伊集院等々。そんな中の一枚だと思うんですけど。



写真が画面に出てきたら、突然友人から電話がかかってきました。



「ゴ、ゴトウさん!見てますか!(挨拶なし)」


あ、ああ。見てる見てる。


「そうですか。よかったー。」


うむ。よかった。




しかし、写真が出てきたのがあまりにも急だったものですから、ビデオを撮り損ねてしまったんです。今日になればネットで拾えるかと思ったんですけど、今の所見つかっていません。Googleのイメージ検索や伊集院のファンサイトを見ているんですけどダメです。残るはホモ系サイトを探すしかないところまで追い詰められているんですが、ホモでもないのにそんなサイトに行くだなんて恐くてできなくて困ってます。



ちなみにその写真が写っている時、画面下には「伊集院光、写真集を出す」的な意味合いのテロップが出ていたんですけど、恐らくこれは情報違いです。あの写真は、ラジオの企画で作っている「伊集院光トレーディングカード」に使われる写真のはずです。いくらなんでも写真集は出ないでしょう。




出れば買います。






4月10日


みゅうみゅう

春のアニメ新番組がいろいろと始まっていましてチェックが大変です。日曜日の朝や毎日の夕方はもちろん、深夜アニメや土曜日の朝のアニメまで含めるとかなりの数になってしまうんです。

まだどのアニメも1話しか見ていないので確定的な事は言えないんですけど、いくつかは注目しておいた方がよさそうなアニメもありまして。


そんなアニメの一つが、「東京ミュウミュウ」です。


公式サイトを見ればだいたいの見当はつくのですが、いわゆるセーラームーンを原形とする美少女戦士モノでして。5種類の色違いの女の子がミニスカート姿の戦士に変身、悪の手から地球を守るというストーリーです。女の子も可愛いので人気が出そうな気配は持っています。




さて、セーラームーンには変身時に「月に変わっておしおきよ!」という決めゼリフがありました。それに対抗すべく、東京ミュウミュウにも決めゼリフがあります。「地球の未来にご奉仕するにゃん」というモノです。



「お仕置きよ!」よりも「ご奉仕するにゃん」の方が病状が重いエロい感じがします。「ご奉仕」という言葉にはメイドや肉奴隷の従属をイメージさせる響きがありますし。「ああ、ゴトウさんもアニヲタだから、このセリフを思い浮かべながら毎晩オナニーしてるんだろうなー」と思われる方もいるのではないのでしょうか。


ただ、実際にはそうでもないんですよ。


というのはですね。僕はアニパロレイプ物が大好きなんです。現実の女性には散々蔑まれているので、オナニーの時くらいは清純で汚れを知らないアニメ美少女を欲望の赴くままにメチャクチャにしたいと願っているわけです。それだけを考えて毎日を過ごしている訳です。あ、これは決して特別というわけではありません。みんなそうです。そうでしょ?みんなそうでしょ?


で、レイプが成立するためには、女の子に嫌がってもらわなくては話になりません。「ああっ!だ、だめえっ!絶対だめえっ!お願い!許して!ゆるしてえっ!あっ!、ああああっ!い、いやっ!いやああああっ!くうううううっ!ああっ!あああああっ!だ、だめえっ!中は!中に出すのだけはやめ…あっ!ああああっ!いやああああああっ!う、ううっ…。は、はい…。私はゴトウ様の肉奴隷です…。」などと言ってもらえなければ凌辱は成り立ちません。



にも関わらず、東京ミュウミュウでのセリフは「ご奉仕するにゃん」です。



自らご奉仕しようという意志を持っている女の子を、どうレイプすればいいのでしょう。せっかくネコというモチーフで、首輪や躾けという凌辱単語が自然に持ってこれるというのに、肝心の女の子に「ご奉仕するにゃん」などと言われてしまってはさすがに僕のちんちんもどうしようもありません。解けないパズルを手渡されたよう…(ひろゆき)


“ご奉仕とレイプの両立”この命題を解決できない限り、東京ミュウミュウの大ブレイクはあり得ないのではないかと思っています。夏コミまでもう時間がありません。最早一刻の有余も許されないのです。さあ急いで!早く!早く!




早く全キャラを登場させて下さい!






4月7日


ねこばなし

たまになんですけど、僕の家のベランダにネコがやってきます。一応首輪はついているんですが、深夜とかにも遊びに来ます。よほどの放任主義の飼い主なのか、それとも既に半ノラ化しているのか。


僕は今までペットというものは金魚くらいしか飼った事がなくて、取り立てて動物好きというわけではなかったんですけど、なつかれるとやはり嬉しくなるというか情のようなものが生まれてきまして。

最近ではスーパーの安売りネコカンを買い置きしておいてオゴってやったりしています。かわいいかわいい。





というのは実は完全な口実。と言うわけでもないんですけど、ちょっとした下心がありまして。





というのは、僕の好きな人が、大のネコ好きで、自分でも沢山飼っているんです。





「ネコにエサをあげている優しい人」というイメージがあれば、彼女の僕に対する好感度もアップするに違いありません。好きな人はねこのこととなると夢中になってしまうのでいろいろ相談にのってくれるだろうし、えさは何がいいとか電話で話して、一緒に面倒を見ているうちに愛が芽生えるなんていうのはよくある話です。ふふふふふふ。おお、よしよし、ほーらエサ食えエサ食え。たっぷり食え。





あ、もしもし?


「あらゴトウさん久しぶり。どうしたの?」


実は最近、ウチにネコが遊びに来るようになって。


「えーうそー。いいなー。」


僕もすっかり可愛くなっちゃってさ。最近ではエサをあげてるんだよ。


「へー。ゴトウさん優しいね。」


うふふふふ。まあね。まあね。


「いいなー。ネコに会いに遊びに行こうかなー。」


えっえっえっ!期待以上の効果が!


「だってネコに会いたいもん。」




素晴らしい。ネコというだけでここまでの威力とは思っていませんでした




「で、名前はつけてあげたの?」


うん、名前なんだけどね。こいつ、どうやら僕が会社から帰って来る時のバイクのエンジン音を聞いて、それで反応して遊びに来るみたいなんだよ。


「うん。」


バイクの音で遊びに来るわけだから、名前は「バイク」にしようかと思ってるんだ。


「…」


ほらほら!バイクないてるないてる!ニャーニャー言ってかわいいよ。バイクこっち来い!こっち来い!


「…」


ほーらバイク、エサやるぞ。バイク食えバイク食え。バイク嬉しいか?バイクよかったなー


ゴトウさんセンスないね。


そ、そうかな。


「うん。最悪。ネコがかわいそうだよ。やっぱり行くのやめるよ。」


ええっ!そ、そんな!そん…あ、あぁ、バイク走って行っちゃったよ。


「えー。」


さすがにバイクなだけに素早いね。


「………」


………


「………」


い、いや、こないだからバイクバイクって何度も呼んでるんだけど、こいつ全然覚えられないみたいでさ。どんなに呼んでも、なつくどころか反応すらしてくれないんだよ。バカネコだね。


「お前がばかだよ。」








バイクです





非常にかわいい、人なつっこいやつなので、もしも道端でこいつを見かけたら「バイク、バイク」て呼んでやって下さい。




たぶん完全無視されます。






4月4日


対談

とあるニュースサイトで、こんな見出しを見かけました。


“白靴下”大好きイチロー、さて今年は…

びっくりしました。あの大リーガーのイチロー選手が白い靴下が大好きだったなんて!僕と一緒だったなんて!





編集(以下編):といわけで、今回は「白靴下大好き」なお二方に語り合って頂こうという主旨なんですけど。

ゴトウ(以下ゴ):はじめまして。

イチロー(以下イ):はじめまして。

ゴ:いや、僕はすごく意外だったんですよ。イチローさんが僕と同じような嗜好を持っているというのは

イ:そうですか?

ゴ:古い考え方だとは思うんですけど、どうしてもスポーツマンって爽やかなイメージがあるじゃないですか。

イ:ああ。

ゴ:もちろん全員が心の底から爽やかということはありえないんですけど、それにしたって大前提として身体を動かすことが好きで、プロにまでなった人たちなわけですから、やはり僕のようなインドア派のアニヲタとは違う人種なんだという意識があったんです。

イ:なるほど。

ゴ:逆に言うと、僕は嬉しいんですよ。絶対に分かりあえる事は無いであろうと思っていたスポーツ選手。しかもその中でも世界に羽ばたいているイチローさんが僕と同じ嗜好を持っていたというのがなんだか嬉しいんです。

イ:それは僕もそうですよ。僕の場合はスポーツどうこうというのは無いですけど、同じ嗜好の人がいるというのは嬉しいです。やはりみなさんこういう嗜好ってあまり大っぴらに言ってくれないんですよね。

ゴ:実際はもっとみんな声に出して言っていいと思うんですよ。悪いことではないし、お互いの趣味は尊重されるべきじゃないですか。

イ:そうですね。自分の趣味を隠したまま結婚してしまって、後々まで本当の事が言い出せずに悩んでいる人の話とか聞きますし。そういう行き違いって不幸なことだと思うんですよ。


なぜ白なのか


編:お二人は、単に「靴下が好き」なのではなく、「白い靴下が好き」なわけですよね。

イ:そうですね。単に靴下というわけではなく、白という所が大切なんです。やはり白には清純なイメージがありますし

ゴ:ええ。で、もう少し突っ込ませてもらいますと、僕が白にこだわるのは、一つには「汚れが目立つ」というものがあるんです。

イ:汚れですか

ゴ:特に、学校から帰ってきた女の子が、ローファーとかを脱ぎますよね。その時のつま先の汚れとかが好きなんですよ。ああ、女の子の足の一日中の汗が凝縮してるんだなーて思うと、吸い付きたくなりますね。

イ:実は僕は汚れという部分にはあまり感じないんですよ。それよりは足の肌色と、靴下の白とのコントラストにこだわる方なんです。

ゴ:それはやはりイチローさんが体育会系の環境に身を置いていたからだと思うんです。運動部に在籍していると、どうしても汚れた靴下ばかり目に入ってくるでしょうし。そうすると幻滅する事も多いであろうと思うんです。

イ:そうですね。運動部の女の子の靴下とかすごい事になっていましたから(笑)そういう物に囲まれて過ごしていると、やはり汚れに対する憧れみたいな物は無くなってしまいますね。

ゴ:やはりインドア派とアウトドア派では微妙に違うんですね(笑)

イ:(笑)


ルーズ、ニーソの持つ利点と罠


編:色に関しては、白ということで統一された意見を頂いていますが、形についてはどうなんでしょうか

イ:僕はさっきも言ったんですけど、白と肌色のコントラストにこだわるタイプなんです。なので形は特にこだわりはないんです。

ゴ:ルーズソックスはどうですか?

イ:形としては嫌いではないです。ただ、ルーズをはいている子は、ギャル系が多いので肌を黒くしているじゃないですか。

ゴ:あ、そっか。

イ:そうすると肌色と白のコントラストが崩れてしまう。そこが嫌なんですよ。スポーツによる小麦色の日焼けならまだしも、焼き過ぎているギャルの黒に対して白ではコントラストが強すぎです。白と黒ではサッカーボールじゃないですか。僕は野球選手であってJリーガーじゃないんですよ!(笑)

ゴ:でも、最近は肌を焼いている子も少なくなってますよ。美白なんて言って、肌は白いままでルーズをはいてる子とか見かけます。

イ:そうなんですか?しばらく日本を離れているうちにそんなことに…そうすると、ルーズに対する認識も昔とは違いますね。

ゴ:ええ。ルーズは基本的に白しかあり得ませから、むしろ色的に言うと、ルーズの方が安定している。しかも若い人が多いので実は安心なんです。

編:ニーソックスはどうですか?

ゴ:僕は大好きです。

イ:僕はちょっと…というか、ニーソックスなんて実際にあまり見かけないじゃないですか。

ゴ:イベントに行けばコスプレで見れますよ。次の夏コミの時とかどうですか?

イ:ちょうどその頃はシーズン真っ最中です。(笑)

ゴ:ニーソックスの良い点は、何と言っても太ももが強調される点だと思うんです。膝やふくらはぎが隠れてしまうのは勿体ないですけど、ニーソックスによって少し締め付けられた太ももの歪みとか見るとそれだけで勃起しますね。

イ:いや、そこなんですよ。僕がニーソックスに疑問を持ってしまう点は。

ゴ:疑問?

イ:ニーソックスという名前のせいで、靴下扱いになっていますけど、あれはむしろミニスカートやぶるまあと同じ位置に属する物なのではないかと思うんです。

ゴ:なるほど。

イ:ニーソックスによって一番の恩恵を得るのは、実は足ではなくて太ももなんですよ。これはいわゆる靴下の役割としては明らかに逸脱しています。ゴトウさんは脚フェチでもあるのでそこらへん混同しやすいのかもしれませんが。

ゴ:確かに、ニーソックスのつま先部分と、三つ折り靴下のつま先部分では、同じつま先なのに三つ折り靴下の方が重要なような気がします。というか、ニーソックスは太ももに目が行ってしまうので、汚れまで頭が回らないんですよ。そう考えると、「足」よりも「脚」を見ているなぁ…

イ:正に僕が言いたいのはそこなんです。ニーソックスは太ももを見せれると言う点で、通常の靴下よりも優れているのかもしれない。ただ、優れているからこそ、靴下らしさが薄くなっていると言えるのではないでしょうか。

ゴ:そうですね。しかしなんだかんだ言ってイチローさんニーソックス好きなんじゃないですか?僕なんかよりもよっぽどニーソックスについて考えている。(笑)

イ:そこらへんは言いっこなしですよ。(苦笑)





…なんてふうにAERAとかで対談してみたい!とか考えて喜んでいたんですけど、よくよくニュースを見てみると、単にイチローが大リーグのホワイトソックスというチーム相手の試合で打率が高いという内容。ホワイトソックス=白靴下と引っかけているだけで、つま先の汚れの話なんて全然出てこなくてがっかりです。なんだちくしょう。




ガーターも大好きです。






4月2日


美術のテスト(反転すると正解が見れます)

問1:CMYで表されるC=(シアン)M=(マゼンタ)Y=(イエロー)とは、通称「何の三原色」と呼ばれるでしょう(10点)

:(色科)の三原色



問2:問1のCMYを全て混ぜると、どうなるでしょう(10点)

答:(黒灰色) になる



問3:RGBで表されるR=(レッド)G=(グリーン)B=(ブルー)とは、通称「何の三原色」と呼ばれるでしょう(10点)

:(色光)の三原色



問4:問3のRGBを全て混ぜると、どうなるでしょう(10点)

:() になる



問5:RGYで表されるR=(レッド)G=(グリーン)Y=(イエロー)とは、通称「何の三原色」と呼ばれるでしょう(30点)

:(タイカレー)の三原色



問6:問5のRGYを全て混ぜると、どうなるでしょう(30点)

:(今日の夕食) になる(無印良品で「タイ風カレーキット」を買ってきて試してみました。変な色だけどおいしい。しかし量が多くなりすぎてしまって、もう1週間近くこればっかり食べてます。)




めざせ100点!






4月1日


春いろいろ

結局週末は家に帰れませんでした。土曜日にアニメヲタクの人が集まるオフ会でのお花見をした後、ずっと会社にいます。本来家でやらなくてはいけない仕事や作業が全くできない状況。迷惑をかけてしまった人になんと詫びれば良いのか。



で、それとは別の話。



「世界一短い手紙」というのを御存知でしょうか。ウロ覚えで申し訳ないんですけど、とある作家が、本を出した後に、出版社に『?』とだけ書かれた電報を送ったらしいんです。

で、それに対する出版者の返事が、これまた『!』一文字だけ。というものです。


最初の作家からの『?』というのは、『本の売り上げはどうだ?』という質問を究極まで短くしたもので、出版社の『!』は、『すごい売れ行きだ!」という返答らしいんです。


実話かどうかと言うのは全く持って怪しいんですけど、ちょっとシャレてて楽しいです。言葉を少なくすることによって、むしろ効果的に言葉を演出しているという好例ではないでしょうか。




☆★☆★☆




先週なんですけど、仕事絡みのお友達と飲んだんです。デザイナーや代理店の人、プロデューサー等々の男ばかり総勢4人。今現在働いている会社も違いますし、多少の年令差はありますが、ちょっと前には一緒に仕事をした戦友。しかもみんな揃って社会人6年目という同級生のようなものです。




仕事の話とかで盛り上がって、珍しく僕は酔っていたようです。僕は別にお酒に強いというわけではないんですけど、チビリチビリと舐めるように飲むクチなのでそんなに酔うことは無いんです。




仕事の話とかで盛り上がって、珍しく僕は酔っていたようです。





そうでなければ、いくらなんでも「個人サイトをやっている」なんて告白をするはずがありません。





最近花粉症がひどいんですよ。


「ゴトウさんもそうなんですか。僕もひどいんですよ。」


ヨーグルトがいいらしいですよ。


「ええ、僕もそれを聞きましてね。毎日ヨーグルト食べてますよ。」


テレビでやってた情報らしくって、僕の所にもメールがいっぱい来ました。


「え?誰からそんなメールが来るんですか?」


あ、いや、読者の方から。


「え?読者?」







珍しく僕は酔っていたようです。







「えーゴトウさんサイトなんてやってるんですか」


あ、は、はあ。


「なんだー。教えて下さいよー。」


えーと。まあそのうちに。


「どんなサイトなんですか?」


その、あの、なんていうか、日々感じたことを自由に書き連ねる日記を載せているサイトでして…


「へー、すごいじゃないですか。教えて下さいよ。教えて下さいよ。」


まあそのうちに。まあそのうちに。


「教えて下さいよ。教えて下さいよ。」


そのうちに。そのうちに。




僕は普段はその人の前では、多少アニメとか漫画が好きなサラリーマンてことで通しているんです。バカボンドやカバチタレくらいしか読んでないような顔をしているんですよ。おジャ魔女のおんぷたんの事なんて話したりはしないんですよ。


いくら今現在は一緒に仕事をしていないとは言っても、こんな日記を知られてしまっては信用や今後の関係に影響が出ます。なんとかその場ははぐらかして帰路につきました。





次の日、会社に行くとメールが届いていました。

「昨日はお疲れ様でした、楽しかったです。また機会を見つけて飲みましょう」


サイトに関しての事が何も書いてありません。昨晩はあんなに興味津々だったのに。どういう事でしょう。



あっ!わかった!昨晩はあの人もかなり飲んでいたから、酔っぱらって忘れちゃってるんだ!もしくは、実際には個人サイトなんてどうでも良くなっちゃった違いない!ふわーラッキー。助かったー。




☆★☆★☆




1週間が経ち、話は今日に戻ります。会社で2晩を過ごし、へろへろになっている僕の所にその人からメールが届きました。



   Subject:おしえてくんないだもん。
   Date:Mon, 1 Apr 2002 11:11:20 +0900
   From:○○○○○○@□□□□.co.jp
   To:goto@△△△.co.jp


   内容:
   http://www.vinet.or.jp/~katsu/




文章は何も無し。ただ唯一、「おしえてくんないんだもん」というタイトルに「http://www.vinet.or.jp/~katsu/」という見覚えのあるurlだけが張り付けられていました。





何と言うか、他に何もコメントが無いのが逆に絶望感をかき立てます。あああ。どうなってしまうんだ。僕はどうなってしまうんだ。サイトはどうなってしま…あっ!ああっ!そ、そうだ!今日ってアレじゃん!エイプリルフールじゃん!






ウソでしょ?四月バカでしょ?このメール自体がウソでしょ?ウソなんでしょ?手の込んだドッキリでしょ?騙されませんよ?ホントはバレてないんでしょ? いくらエイプリルフールだからって冗談が過ぎますよ。ウソでしょ?ウソでしょ?ウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソウソ




ウソであって下さい!





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