“リストラ”の波がこんなところにまで
大規模なメニュー入れ替え。果たしてどんな組み合わせが?

 全国にチェーン展開をしている巨大カレーチェーンCoCo壱番屋が8月4日、レギュラーメニューである「甘えびかき揚げカレー」「チキン野菜巻きカレー」「ライスカレー」「牛もつカレー」「オクラと豆腐のカレー」、更に「生たまご」「カレーきしめん」等のサイドメニューの一部を8月31日をもって廃止すると発表した。ココイチのメニューの変わりやすさは有名だが、それにしても今回のような大規模な“首切り”は過去にも例を見ない。

 特に、地味ながらその実力には定評のあった「いぶし銀」であるところの牛もつ、一部に熱烈なファンのいる「懐刀」の温泉たまごが戦力外通知を受けたというのは関係者各位に衝撃を与えている。

 店内で食事をしていたサラリーマン(32)に話を聞くと、「徹夜明けで胃が疲れている時、体調が思わしくなく揚げ物が辛い時などには牛もつ+チーズ7辛というのがレギュラーでした。ビーフカレー+ほうれん草8辛に付き物だった温泉たまごまでなくなってしまって、今後どうすればいいのか見当もつかない。もうヤケ食いですよ」と、額の汗を拭きつつ語ってくれた。

 もちろんただメニューが減るだけではない。9月1日からは「パリパリチキンカレー」「うまとろ豚(ぶた)カレー」等々、7種類の新メニューが登場する。

 店内で食事をしていたサラリーマン(32)に話を聞くと、「僕が注目しているのは『ゴロゴロポークカレー』です。なんといっても『角切ポークが食べ応えたっぷり!』ですからね。そうだ!24時間営業のお店で、8月31日から9月1日に日付けが変わる瞬間にオーダーして、牛もつとゴロゴロポークをトッピングさせるって裏技使えないかな。牛もつと角切りポークが一緒に食べれるなんて考えただけでもよだれが止まりませんよ。スプーンでカレーをすくいながら、次はゴロゴロポークを食べようかな?それとも牛もつにしようかな?思いきって両方一緒に口に入れちゃおうかな?なんちて!なんちて!むひょー!」と、額の汗を拭きつつ語ってくれた。

 この大規模な“リストラ”が吉と出るか凶と出るか。まだまだココイチから目が離せない日々が続きそうだ。

PAKPAK 2003/08/26