2010年秋:新アニメ1話感想


■そらのおとしもの フォルテ

個人的期待度…★★★
白スク水はあんまり度…★★★

空飛ぶパンツで話題だった前作から、そのままの続編。えーといわゆる神様が悪者で、ニンフが酷い目にあってて興奮して…だっけ。最終的にはかなりハードだったな。

でー今回はとりあえず夢の中に入るというどうでもいい話をしつつ、それなりに各キャラ紹介になってるのは上手いと思った。でまー色々と複線を出しつつ、巨乳の新キャラ登場か。まーみんな巨乳なんでそこは今さらな感じ。

今回も、あまりにも下らないラブコメ部分とハードな展開の併用っぽい。一話だというのに冒頭から男の股間へのアタックだったりムチャクチャだけど、どこかスタッフの自信みたいなものを感じるような。個人的には狙いすぎなのが露骨だとちょっと引いちゃうんだけどなー。



■スーパーロボット大戦OG〜ジ・インスペクター〜

個人的期待度…★
ロボいろいろありすぎ度…★★★★

まずは出来どうこうよりも、スパロボがこんな深夜枠ってことがショックだ。今までのスパロボアニメも一応はチェックしていたはずなんだけど、正直全く覚えてない。

相変わらず大張ラインなロボたちに、なんとも気恥ずかしい衣装のキャラクターという80年代のノリは相変わらず。ゲームのCMなどで見覚えのあるキャラがどんどん出てくるんだけど、プレイしていないせいか、まだ魅力は見えてこないな。とにかく何が起きているのかよく分からん…

とか思ってたら、途中で寝ちゃった。

起きたら色々戦ってたけど、やっぱよく分からん。んーいさぎよく最初から切っちゃうかーと思ったら、EDはエロくてニコニコしてもうた。たぶんストーリーは全く近いできないまま、戦闘シーンに期待して流し見すると思う。



■GIANT KILLING

個人的期待度…★★★☆
どこか安全牌度…★★★★☆

NHKのサッカーアニメ。BSでやってたのが地上波に流れてくるパターン。なにげにこの枠は名作が多かったりするので、期待値は上がっちゃうな。

弱小チームに型破りな監督がやって来て生まれ変わっていく…というスポーツものの王道。個人的にスポーツは昔から苦手だったのでスポーツアニメも食わず嫌いが多かったんだけど、最近は「おお振り」「ONEOUT」といった、むしろ理論ありきなタイプが多くて、普通に戦略物として見れるようになったのはありがたい。

つーわけでこの作品もそこらへんの展開を期待。作画などはエッジが効いてるわけではないけど味がある感じ。まーゆっくり見守るか。



■テガミバチ REVERSE

個人的期待度…★★☆
ニッチかわいい〜ん度…★★★★☆

消化不良というか、明らかに続編を見越したラストだった前作から半年、引き継ぐ形で続編がスタート。

心の師匠だった先輩テガミバチは記憶を失い、敵らしき存在になっていた…というわけで、いきなり緊迫した状態からの一話。まーなんだかんだでサブストーリーも入るんだろうけど。

こないだまで再放送もやってたし、何よりもまんま前作からの続きなんで、むしろ変則4クールと捕らえたくなるくらい。逆に新規で入る人には訳わからんのでは。なんだかんだで女の子に人気の出そうな甘口な作品だけど、おじさんついていっちゃうよー。



■バクマン

個人的期待度…★★★
冷静に考えると普通の青春もの度…★★★★

デスノートと同じ原作&作画による、ジャンプの人気漫画がNHKでアニメ化。なんだけど原作は未読。

いきなりラッキーマン風のOPで度肝を抜かれる…というかニヤニヤしたんだろうなーみんな。でーそんなんを見せられたもんだから、その後の本来のOPが薄味というか物足りないというか。監督は「のだめ」のカサヰケンイチ。そういや「のだめ」も劇中劇があったな。

作画としてはデスノートに比べて明るめの世界で、かつ地味ってこともあり、まだ原作の美麗絵をもてあましてる印象。動きはそもそも少なめな話だろうから、変顔とかの演出で頑張って欲しい。まーデスノートの「迫力あるポテチ」みたいな異常演出はそうそう出てくるもんでもないが。



■夢色パティシエール プロフェッショナル

個人的期待度…★★★☆
アンリ恐い度…★★★★★★

アンリ先生の「周囲の女の子振り回しすぎ」でなんとも微妙な気分になった前作から2年後の世界を描く二期。みんな順当に成長していたが、それは同時に違う道に進むことでもあった…という感じではあるんだけど、OPEDのスイーツ精霊の面々は相変わらずなので、なんだかんだで基本キャラはそのまま、そこに追加キャラが入ってくる感じか。

どちらかというと恋愛話にシフトしていくようで、ぬーんという気がしなくもないが、まー相変わらずというか前作以上のイカレっぷりの花房くんとか、ますます地雷っぽい天王寺さんとか、見所は少なくないので、なんだかんだで期待。

にしてもアンリ先生のプロジェクトって、「女性信者をはべらすタイプの新興宗教」みたいなものしか想像できない。いちご逃げてー!



■STAR DRIVER 輝きのタクト

個人的期待度…★★★★☆
オタクにっこり度…★★★★

情報をできるだけシャットアウトして見始めたんだけど、構成がウテナやホスト部の榎戸洋二なんか。矢印は無かったけど、イカれたキャラ立てとか、どこか変なケレン味とか、そもそも銀河美少年というセンスとか色々と納得。

世界も規模もまだ分からないけど、全体のクオリティは文句なく高い。色々とやりすぎてバカバカしくもカッコいい感じはオタクに人気出そう。この時間だともうちょっと一般受けしないといけないんじゃないかと不安も残るんだけど、がんがん突っ走って欲しいわー。



■荒川アンダーザブリッジ×2

個人的期待度…★★★☆
最初からOPが出来てる!度…★★★

シャフトらしいエッジの効いた演出が光っていた前作から半年を経ての二期。なんかこんなプレーズ多いな。スタッフ等は変わらずで、ストーリー的にもそのまんま続編か。てか話数も前作から引き継いでて、むしろ変則2クールだなこりゃ。

にしてもシャフトって、「ひだまり」「夏のあらし」「ef」あたりのせいか続編ものが多い気が。まー最近のアニメ自体に続編が多いんで、実際にはシャフトに限った話ではないだろうけど。



■えむえむっ!

個人的期待度…★★☆
単なる暴力じゃないのか度…★★★

ラノベ原作の、M男が主人公の学園ラブコメというくらいの情報は入ってた。というわけで、ヒロインにビンタしてもらえたり蹴られたりして喜んでしまうドMが主人公のアニメ。うらやま…じゃない、世も末だ。

にしても、いきなりSだのMだのに特化しすぎ!おかげで本当に主人公の印象が「ドM」しか無い状態で話が進んでいくので、なんとも落ち着かなかった。もうちょっとキャラを見せてからそこらへんは出して欲しかったなー。ギリギリでパンツを見せないのは、なかなかにモヤモヤさせられていい感じ。

ヒロインはミニスカとかニーソとかリボンとか記号的には悪くないんだけど、アニメのキャラデザとしてはいまひとつおとなしくなっちゃってるかなー。単純に作画の問題なんだろうか。その他の演出も突出した感じはないんだけど、まーあんま本気でやられてもアレなんで、これくらいの感覚でいいのかも。

OPでスタッフの名前の前にMかSかが付いてて、監督はドMというオチなんだけど、スタジオのXEBECもどちらかといえばMだと思う。マッドハウス、ボンズあたりはS、京アニはどっちかっつーとMかな?シャフトはやっぱドSか。「星のまにまに」では、スタッフ名の前に星座が書いてあってロマンチックなーと思ったんだけど、ずいぶんな事をしてくれたもんだ。てか声優さんのところは?ところはー?



■おとめ妖怪ざくろ

個人的期待度…★★☆
和風ミュージカル度…★★★★★

タイトルからして「おまもりひまり」みたいなハーレム系妖怪ものかと思ったけど、ちょっとセンスが独自というか、むしろ女子が喜ぶような色男揃い…?と思ったら、ヒロインたちも少女漫画的なデザイン。あー幻冬舎さんですかー。

でまーなんだかんだで美少女妖怪と軍服が手を組んで戦うバトルものらしい。なんか急ぎでパートナーを組まされたりツンデレったりで忙しいな。戦闘シーンは作画に気合入ってるのはいいんだけど、やってんのはジャンプ斬りだけっぽい?んー雰囲気ありすぎな曲と合わせて、なんか消化不良な。

時代設定的にどうしてもサクラ大戦を思い出すけど、それよりはメイド様とかはいからさんの流れっぽい。まー作りは丁寧だったしドラマはこれからなんで見守る方向で。ただEDに入るナレーションは勘弁してくれ。



■侵略!イカ娘

個人的期待度…★★★☆
考えずに済む度…★★★★★

タイトルだけは知ってた。海からやってきたイカ娘が、世界制服を目指して奮闘するギャグアニメ。画風のせいもあって、作画などはそれなりに安定。

まーそれなりに面白いけど、特に突出して笑えもしなかった。ただ、基本的にショートギャグものなので、当たりエピソードがそのうち来ると思う。

むしろ問題は、どこかヒネた感じの萌えキャラが世界征服とか言ってやって来るドジっ子ものってのが、でじこだのケロロだの既に大量にあるってことで、そんな中でどこまで新しいものを見せれるかというとちょっと不安が。



■Panty&Stocking with Garterbelt

個人的期待度…★★★☆
これも考えずに済む度…★★★★★

GAINAXによる、アメコミタッチのオリジナル作品。絵としてはパワパフのような、あえてレトロを演出した感じのライン。

一応、落ちこぼれ天使であるパンティとストッキングがメダルを集めるという魔女っ子風な設定はあるものの、基本的にストーリーはあってないようなもの。全編PVといった感じの疾走感が楽しめるかどうかだと思う。

そういう意味で、なんだかんで作画、動き、そして崩しといったアニメ力の高いガイナックスだからこそ成り立っているんだなー。美形になってのポールダンスや、実写で爆発したりする遊びっぷりはさすがという感じだった。

にしてもMXだと、この後で「そらおと」か。パンティが続くなー。



■神のみぞ知るセカイ

個人的期待度…★★★
イケメンに納得できない度…★★★★

タイトルに聞き覚えはあったんだけど、どんなものかは全く知らなかった。何となくラノベ的なものを想像してたんだけど、サンデーの漫画だったのね。

シリーズ構成に倉田英之、アニメ制作はオシャレ路線から「聖剣のブラックスミス」で萌えにも手を出してきたマングローブとなかなかに豪華なアニメ化。

美少女ゲームオタの主人公が美少女悪魔と契約してしまい、なんだかんだでリアル女子を落とすことに挑戦することになると。ふむふむ、流行を色々と詰め込んだなー…と、ちょっと斜めに見ていたんだけど、なんか普通に少年漫画として楽しめてしまった。ってーここでキスまで行っちゃったら以降はどうすんだー?と思ったら、記憶失うてー!

恋愛に関して主人公自身のメンタルはどうなってるんだとか、女の子が記憶を失うからってさっさと次に行っちゃうのかよとか、都合のいいとこは徹底してご都合主義なんだけど、まーあたるや横島くんのような、童貞が夢見る設定の一種だと思えば。かなりこじれているとは思うけど。

学園ものということで派手なバトルなどは無いものの、全体的に作画は安定していた。マングローブならこのクオリティが保てる気もするので頑張って欲しー。



■探偵オペラ ミルキィホームズ

個人的期待度…★
逆に見逃せない度…★★★★★★★★★

やたらとCMで見させられていたミルキィホームズがいよいよアニメに。アニサマにも出てたけど、そもそも何かと言われると知らんかった。

というわけでキャラの絵はある程度見ていたものの、内容は全く知らなかった。探偵がテーマとは予想していたけど、そこに超能力も加わるのね。あと敵にとして男が3人いるとは知らんかった。リク、カイ、クウみたいなもんか。個人的には「萌え少女たちがたんだかんだで事件解決」みたいなのを期待してたので、今回のいきなり超能力が無くなるというマイナスからのスタートには驚いた。しかしスカっとしない展開だな。

なんつーか絵柄もテンポも古くて、萌えアニメ黎明期ならまだしも、今さらこれでは厳しいだろーと言わざるをえない。男の乳首が立ってるってのが売りのようだけど、どう反応していいのか困るな。



■百花繚乱サムライガールズ

個人的期待度…★★★
墨で黒ずんでる度…★★★★★

原作はラノベなのか。とにかく肌色いっぱいのSF時代劇っぽい。

OPの空中戦はストライクウィッチーズっぽく、実在の武将名を冠した美少女バトルは一騎当千っぽく、半端にシリアスなと ころはクイーンズブレイドっぽくもある。

太目の線に墨演出と、画面構成は重ため。ストーリーも学園の圧制に抵抗するってものらしく、あまり明るい話ではなさそうだ。にしてもエロいのは大歓迎なんだけど、普段からふんどし丸出しってのはどうかと思う。セクシー系が多いし、ここらへんの加減はクイーンズブレイドだなー。

でまー文句が多めだけど、とりあえず今回出てきたくぎゅう声の真田幸村はギルティギアのメイっぽくて可愛かった。以降もあいなまさん声の直江兼続などが出てくるようなので、まずはヒロイン一通り見てみる感じか。



■それでも町は廻っている

個人的期待度…★★★★
OP女子高生ED度…★★★★★

珍しく原作既読の人気漫画が、シャフト+新房昭之でアニメ化。

原作は、メイドとかを出しておきつつ、実際には町の中で普通に生きている人たちを描いたハートフルコメディ。可愛いながらも味のある世界をシャフトがどう描くのか。

期待半分不安半分で見たんだけど、画面としてはそこまでトンガった演出があるわけでもなく、「夏のあらし」くらい?しかし原作をそのまま再現したというわけでもなく、独自の間とかアングルはやはりシャフトアニメだなーという感じ。キャライメージが定着する前に話が進んでいくので、いまひとつ歩鳥の元気印というかお騒がせっぷりが分かりづらいか。それでも先生にお説教されるあたりは可愛かった。

原作ファンとしては、歩鳥の声が可愛すぎる気がするけど、まーこれは慣れるか。「原作とは違うけど、アニメの出来としては悪くない」という、いつも通りのシャフトの感想。



■とある魔術の禁書目録2

個人的期待度…★★★★
もう厨2でいいです度…★★★★

ラノベ原作人気アニメの第二期。とは言ってもスピンオフのレールガンもあったんで、久々感は薄い。レースガンの出来も良かったんで、今期一番の来たいかぶといって良いか。

さすがに貫禄というか、作画や演出のクオリティは他のアニメより頭一つ出ている。OPに大量に出てくる能力者たちがどんな戦い方をするのか、厨っぽいけどやっぱワクワクしてまうんよなー。とりあえず今回はインデックスも美琴も大した能力は見せなかったけど、世界観説明としてちゃんとしていた。まー今後に期待。前作は能力者の理屈ばっかりで遊んでて、ストーリーでは今ひとつのめり込めなかったんだけど、今回はそっちでもワクワクさせて欲しいところ。



■俺の妹がこんなに可愛いわけがない

個人的期待度…★★★★
乗っちゃえ度…★★★★★

原作が話題になってるのは知ってたけど未読。とにかく凄まじくプッシュされてるのだけは何となく空気で分かる。

いつの間にか隠れオタになっていたツンデレ妹に兄が振り回されるオタ系コメディ。実際に考えれば兄貴がオタクで妹がいるってパターンの方が男オタには共感を呼びやすいと思うんだけど、それを逆にしたのがキモなわけね。オタク系アイドルとかが普通になっている時代だからこそって気もするけど、まー確かにこっちのほうがよりドリームが強いな。

とりあえずは基本設定とオタクあるあるでニヤリとさせる感じの一話。派手な動きなどは無いものの、作画は丁寧で桐乃も可愛かった。ここらへんには作り手の気合を感じずにはいられない。

正直、見る前はプッシュの仕方が露骨すぎで身構えていたんだけど、十分に楽しめちゃったな。とりあえずは黒猫ってのが人気キャラのようだし、ゆかりんも出るようなので、そこらへんも楽しみだー。



■咎狗の血

個人的期待度…★☆
アゴ度…★★★★★

腐女子向けの色男いっぱい系だというのはタイトルで予想できるものの、開始2分の意味不明かつ恥ずかしいナレーションで一気に疲れてしまった。と思ったら「ファントム」「カオスヘッド」のニトロプラスが腐女子向けレーベルとして出したBLゲームが原作なのね。なんか納得。

荒廃した東京っぽい街で、ストリートファイトに明け暮れていた主人公が、なんだかんだで危険地帯でのバトルゲームに参加することに…という感じで、随所随所にホモっぽい匂いはあるものの、なかなかにハードな展開。

止め絵の多さがたまに気になったけど、バトルはがんがん流血してたな。ニトロプラスらしい厨世界に浸りきるのが楽しい感じではある。それはそれとして「シュタインズゲート」買ったんだけど、PCスペックが足りないのか5分くらいで重くなって遊べなくなります。ニトロプラスさん何とかしてください。



■Fotune Arterial〜赤い約束〜

個人的期待度…★★☆
姉妹の姉が熱いな度…★★★★★

エロゲ原作枠。というわけで絵柄は典型的エロゲ絵。昔住んでいた土地に単身帰ってきた主人公、さまざまなタイプな寮仲間、いわくのある大樹と、学園エロゲっぽい様々な設定盛りだくさんだけど、そこから更に魔界だかファンタジー系に進んでいくのかな。

作りはそれなりに丁寧で、洗練された感じはないものの、女の子は総じて可愛い。特にご陽気担当の妹がいい感じだった。それなりにシリアス路線に進みそうだけど、まーエロゲ枠と割り切って見れば先が楽しみではある。



■もっと!To LOVEる

個人的期待度…★★★
まさに考えずに済む度…★★★★★

ジャンプで連載していたエロコメが二度目のアニメ化。前作も見ていたけど、幼女キャラとかいたっけー?という程度。

あらすじはそこそこに、いきなりのパンチラ連発にお風呂というサービス満点っぷりが頼もしい。光が多いのはしょうがないか。

なんつーか、さわやかで頭の悪いエロってことで、むしろ気持ちよく見れるな。短いエピソード3本構成ってのも気楽。パンチラはOKなようなので、パンティー舐めたいよーくんかくんかしたいよーとはあはあ言いながら見るのが正しい。たとえ見ているのが40歳独身だったとしてもだ。(くんかくんかしたいよー)



■ヨスガノソラ

個人的期待度…★★★★
ダームホース度…★★★★★

一部で妙に評判のいい、エロゲ原作アニメ。絵柄はいかにもそれっぽいな。

田舎を舞台に、白ロリだの巫女だのメイドだの三つ編みだのコマは豊富。…ってーまた昔に住んでた土地に戻ってきたパターンか!どいつもこいつも戻りすぎだろ。

コンビニが無いだの虫が多いだのネットが無いと生きていけないだの文句タラタラな妹はなかなかにイラついていい感じ。しかし主人公はイケメンって騒がれすぎてて不愉快。…などと思っていたら、幼馴染フラグに近親フラグに百合フラグとこっちも豊富。

まーとにかく軸になる近親フラグが重すぎで、それ故にその他の女の子が不幸フラグにしか見えない。あらゆる行動が不安になる。そういう意味では「妹萌え〜」とは程遠い。重いわー。

…などと思っていたら、一転してミニコーナーが始まって、デフォルメキャラが面白かったり、メイドが自慰したり、EDは面白だったり、動きもかなりぶっ飛んでる。な、なんだこれー!完全に油断してた!なるほどこれは話題になるわー。重いシナリオもアニメの方向性も。

このアニメが放送されたら、急激に原作ゲームが売れ出したらしいけどさもありなん。気になるわー。重いシナリオもアニメの方向性も。



■海月姫

個人的期待度…★★★☆
少女漫画雑誌のギャグ枠っぽい度…★★★★★

ノイタミナ枠。前作「実写版もやしもん」は途中で挫折してしまった。

オタ揃いのアパートという設定で「げんしけん」の女子版をイメージしてたんだけど、実際に見てみたらオタクっぽさはあまり踏み込んでなくて、むしろ岡田あーみん的な濃ゆい奇人キャラのドタバタっぽいものを感じた。しかしイケメンやオシャレ女子に気後れしたりするあたりは、腐っぽいリアルさを感じる気もする。

でーそんなヒロインの前に、女装趣味の美形が現われて…という一話。S気質らしいこのイケメンに、コンプレックスだらけの主人公たちがかき回されるって話なのかな?まーなんだかんだで主人公は可愛かったりするんだけど。

さすがノイタミナという感じで作画等のクオリティは高く、満足度の高い一話だった。にしても「処女」というワードをあっけらかんと使うってのは、女性発信って感じするよなー。



■薄桜鬼 碧血録

個人的期待度…★★★☆
どんどん死んでいくんかなー度…★★★★★

腐女子向けかと思いきや、全体的に高いクオリティで思わず最後まで見入ってしまった新選組&吸血鬼もの。

前作最終回で続編制作は告知されていたので、まずは安心の続編。イケメンが多いものの、まーアニメとしては普通レベルで、異様に美麗すぎたりしない。ここらへんは中嶋敦子の地力を感じるなー。

ストーリーとしては江戸幕府の終焉、新撰組の敗走が始まるあたりから。もーここらへんからは新選組は辛いこと一方なんで、展開としては悲劇になっていくしかないか。でもって、それがいいの〜!っていう女子は多そう。ですよねー。