2010年春:新アニメ1話感想


■花咲ける青少年

個人的期待度…★★
はいはいイケメンイケメン度…★★★

まずはNHKから…ってーOPからいきなり裸ですか。けしからん。

公式サイトを見ると、光栄のネオロマっぽい濃い絵柄で美形男子がいっぱい。 監督はひぐらしから純ロマまでの今千秋か。

で、どこか天然な野生児系お嬢様が、3人の男の中から婿を見つけるというゲームを通して美形に囲まれていくという、なんだかよく分からない設定…ってーやってることはネオロマというよりはハーレクインロマンスっぽい?ハーレクイン読んだことないけど。

まーそんなわけで基本は王子様に囲まれまくりな少女ドリー夢の世界なんだけど、ドラマとしては富豪の継承権を巡っての陰謀なども絡むようで、そこらへんはスリルのあるサスペンスが展開されるのかな。



■こばと。

個人的期待度…★★★☆
スカートの中に潜りたい度…★★★★★

けっこう前に録ったものの見損ねてた。BSで放送してたのが終了と同時に地上波に流れてくるパターン。

原作CLUMP、製作マッドハウスってことで「CCさくら」パターンか。相変わらず女の子は可愛いにゃー。

「行きたい場所」に行くために、まーとにかく人助けをしていくという、昔の魔法少女アニメのような設定。天然というよりは白痴手前のこばとと、マスコットらしからぬ凶暴さのいおりょぎさんコンビが楽しい。

画面としては派手なアクションがあるってわけじゃないんだけど、デフォルメが多めでテンポよく展開していくのは楽しいな。

どうにもこばとの望みが不明瞭とか、幼稚園がどうこうなってそうとか、何やら不穏な空気を感じなくもないけど、まーとりあえずはこばとの可愛さを楽しみにしてみるかな。



■HEROMAN

個人的期待度…★★★★
大人になったらチアもアリになった度…★★★★★

アメコミに疎い僕でも名前くらいは聞いたことのあるスタン・リー原作のアメコミを日本がアニメ化…ってことでいいのかな?

スクールカースト最下層の文系モヤシっ子がなんだかんだで巨大な力を手に入れるってのは、スパイダーマンを生み出したスタン・リーらしい展開だ。次回は「ヒーローの責任」ってことらしくて、ここらへんもスパイダーマンだな。

レトロフューチャーっぽい匂いを残したまま、今風にまとめてあるデザインは「ビッグオー」を髣髴とさせる。こっちは夕方アニメってことで、正統派ヒーローものになるようだけど。作画も安定してて動きもカッコいい…と思ったら、製作ボンズだった。へーこんなんも作るんだー。

いわゆる萌え系とはちょっと違う感じだけどちゃんと女の子も可愛い。肉感溢れるヒロインの太ももは、そっち系フェチの人にはたまらんだろうにゃー。チアガールやってるってことで汗臭いだろうしソックスは蒸れてるだろうし声は棒だしで、今のところ「匂い嗅ぎたい度」はかなり高い。こりゃー色々と楽しみやでー。



■B型H系

個人的期待度…★★★☆
ゆかりんで星追加度…★★★★★

エチトモ(H友達)100人を目指す処女の耳年増女子高生山田が、平凡な同級生を相手にまずは初体験を目指すエロコメ。

いきなり設定ありきで何とも頭の悪そうなアニメだけど、エロ妄想全開のヒロインにゆかりんが声を当ててるってのでここまでポイントが上がるものか。とは言ってもあくまでエロコメであって、実際のエロさではクェイサーの方がいっちゃってるけど。

というわけでゆかりんはとりあえず置いて考えて、あまりに見もふたもない設定に、アニメとしてはこりゃ駄目だろなー…と思ってたんだけど、山田の空回りっぷりや、いざとなったらパニクるあたりの可愛さは「白鳥麗子」的で正直ちょっと面白かった。パンチラもあるし、今後も何も考えずに気楽に楽しめそーだ。



■会長はメイド様!

個人的期待度…★★★
結局イケメンか度…★★★

タイトルからして萌え系かと思いきや少女漫画原作か。成績の良い強気少女が主人公の学園ものってことでS.A.っぽいような全く違うような。

でまー家庭の事情でメイド喫茶でバイトしてる生徒会長ヒロインと、その秘密を知って弄ぶような感じのちょい悪イケメンのラブコメ。

そもそもメイド喫茶で働いてるってことが大した秘密に感じれなくて、あんま物語に入り込めなかったんだけど、普通の原作読者からするとこんなもんなんかなー。ちょい悪イケメンは、成績は良くて性格は捻じ曲がっててでも根っこでは優しくてカッコいいのでモテモテなんだけどニヒルで…っていい加減にしろーて感じだけど、まー言うまい。

にしても、この時間にこんなアニメ見てる連中は、この作品世界では「メイド喫茶に来る、キモい、どーでもいい客」だよなー。そんな連中が憧れてるメイドさんは、学校でちょい悪イケメンとイチャイチャしてましたとさ。なんか腹立ってきた。



■KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT

個人的期待度…★★★
劇場版暗かったよなー度…★★★

龍騎がアメリカへ!てかこんなことになってるなんて知らんかった。日本では電王が人気さらっちゃってるもんなー。

鏡の世界とかアドベントカードといったギミックは残しつつ、人間関係の設定は新しいドラマが展開されるようだ。しかし正直なとこ、もう龍騎ってほとんど覚えてないんよなー、焼きそばでゾクゾクくらいか。

まーとにかく施設育ちで基本ついてない主人公と、ちょっと怖い…を通り越してターミネーターみたくなってるナイトさん登場の巻でストーリーはこれから。んーとりあえず見れるうちは追いかけてみっか。ただどれくらいやるのか分からんけど、あんま長いと付き合いきれなさそうではある。あとナイトは変身前の方がゴツくて、変身すると細くなってまうな。



■おおきく振りかぶって〜夏の大会編〜

個人的期待度…★★★★
野球もホモも特に好きでないのに楽しめる度…★★★★☆

妙にホモっぽい空気を持たせつつ、なにげに熱い駆け引きや青春劇が非常に良い出来だった「おおきく振りかぶって」の続編。えーと前作のすぐ後ってことでいいんかな?今時考えられないほどに素直で爽やかな面々は相変わらず。こういう子たちが後々リュカオンズに入ったりするんだろうなー。

いきなり訳あり、かつ性格悪いライバルの兄貴やチアガール志望の女子が出てきたりと色々先が楽しみだけど、やっぱこの作品の楽しみは一球ごとの駆け引きなんで、速く試合して欲しいにゃー。



■Angel Beats!

個人的期待度…★★★☆
人多すぎ度…★★★

AirとかCLANNADの人の脚本によるオリジナル作品らしい。

死後の世界らしき所で記憶を失っている主人公が、ハルヒ的唯我独尊ヒロインと出会い、天使との戦線に巻き込まれていく学園もの。なにやら設定は色々と入り組んでいるようで、今回は説明か。

と思ったら、後半になったら学園ライブに銃撃戦と気合の入った画面作りで、力入ってるなーという印象。むしろこういった絵を存在させるための設定なんじゃないのかとも思える。ただ学園ライブにしても制服殺陣にしてもハルヒの記憶が強いので、どうしても比べてまうなー。てかライブはうみねこでもやってたし、既に学園描写のマストになっているのか。

とにかく世界観が独自なので、そもそも主人公たちが今後何をやるかも読めない状態。まーしかしなんだかんだで最終的には泣かせる展開になるんだろうなー。



■トランスフォーマーアニメイテッド

個人的期待度…★★☆
スタースクリームは相変わらずか度…★★★

実際のところ自分のTF暦は初代劇場版〜2010の頃がピークで、高校生の頃にデバスターだのレーザーウェーブだの頑張って買ってたんだけど、プレダキングが12000円と高価で買えなくてショボーンてなってまったんだよなー。ちなみに劇場版はハードで良い出来っすよ。

でまービーストウォーズとかも結局スルーしてたんだけど、久々に見てみた。今回は3DCGタイプではなくてセルアニメ超。マッチョでしゃくれが基調のデフォルメはレトロなアメコミの雰囲気がある。てーOPがJAMかいな。

出てくるキャラの名前は昔からの流れを汲んでいるんだけど、変身後とかは色々と変わってるのね。特にプロールが妙に細身でバイクに変形するらしいのは驚いた。新リーダーはコンボイ系のオプティマスプライムってので、ウルトラマグナスはお偉いさんになっているようだ。

まーとにかくいきなり50年経過したり、人間キャラがドーラっぽかったりキャイーン天野くんの実写パートが入ったりさっそく次回予告はもちろん提供まで遊んだりと目まぐるしいんだけど、懐かしさもあってけっこう楽しめてしまった。それなりにアニメの本数が減った今なら見れるかも。



■極上!!めちゃモテ委員長 セカンドコレクション

個人的期待度…★★★★☆
そのままの棒でいて度…★★★★

みんな大好きなめちゃモテ委員長は健在!もちろんMM3も健在ということでまずは一安心。そして満を持して登場した「おしゃれ番長」がこれまた棒!もう大好き!

モテレッチをクローズアップしたりしてるけど、アニメパートの内容はなにも変わらず。今回はポッチャリの女の子をどうトレーニングするのかと思ったら、歩き方!そしてストール!手を振ってスマイルにちょいイラ。おいおいこんなんで納得するのかよ…と思ったら、イブターンで完全に力が抜けた。

ちなみにモテレッチに関してだけど、ちょっと調べたらあの小川真奈って子、4歳からバレエやってて12歳で全国大会優勝した実力の持ち主らしい。そんな簡単に真似できるもんなんかー?とりあえずラララくびれ意識。



■ジュエルペット てぃんくる☆

個人的期待度…★★★
これはえろい度…★★★☆

前作「ジュエルペット」が、撮りためてあるのがまだ4話ほど残ってるんだけど、まーいいかという感じで見てしまった。

なんかマイメロ路線から魔法少女路線に変わったかのような絵柄で、なんつーか萌え度がめっちゃ上がってる。むしろ深夜アニメ的だ。こ、これは…?と思ったら、キャラデザが「ななついろドロップ」の人で納得。

主人公が魔法で変身するタイプのようで、能力はまだ分からないけどまさに普通の魔法少女アニメ。てかさらに調べたら監督も「ななついろ」の人だ。恋に悩む内気少女ってのが好きなんかな。

まーそんな感じでキャラは可愛いしスカートは短いしで魔法少女ものとして期待はできるんだけど、マイメロから受け継がれていた「シュールな毒のあるマスコットキャラアニメ」ではなくなってしまったと思うと寂しいにゃー。



■SDガンダム三国伝

個人的期待度…★☆
それよりZZくんここにありを度…★★★

15分のショートアニメ。プラモなどでは見かけていた三国志ガンダムがテレビアニメに。

とりあえずトールギスが呂布で、そこに劉備ガンダム、曹操ガンダム、孫権ガンダム等が立ち向かう…て話らしい。ガンダムも三国志もオタクは大好きだから相性はバッチリ!

…のはずなんだけど、どれもこれもガンダムすぎだろ。いやまー本家ガンダム世界ですでにガンダムが飽和してるからしょうがないっちゃしょうがないんだけど、三国志の鎧でゴテゴテになっているせいもあって、どれがどのガンダムを元にしているか全然分からん。まー正直ウイング以降のガンダムの見分けがついてない自分の勉強不足もあるんだけど、どうせなら曹操はサザビー、孫権はジオとかの方が面白いと思うんだけどにゃー。



■スターウォーズ/クローンウォーズ

個人的期待度…★☆
SFにはハマり損ねました度…★★★

すでによく分からなくなってるけど、スターウォーズのアニメが始まったので見てみた。ちなみにスターウォーズは昔の3部作しか見てないものの、まー大体は把握してると思う。昔あった戦争でしょ?

で、始まったらナレーションで軽く世界観を説明しただけで、いきなりとある星を領土にすべく2大勢力が争うって内容で、数で押し寄せてくるサイボーグ軍団を、ヨーダが続々と倒していく。

全体としては何が起きてるのかいまひとつ掴めないものの、問答無用で最強のヨーダを見ていてけっこうワクワクしてしまう。この感覚はアレだ。 FSSと同じだ。フォースは騎士ってことか。まースターウォーズ自体に入り込んでないんで、以降はたぶん見ないかにゃー。



■いちばんうしろの大魔王

個人的期待度…★★★★
予想外の期待度…★★★

公式サイトを見て、あーエロゲかラノベか分からんけど、なんつーかありがちなセンスやなーこらあかんっぽいーと思いつつスタッフを見たら、宮武一貴の名前があってビビった。ちなみにダンバインのデザインした人な。

とは言っても、メカデザインだけでアニメが面白くわけでもないし、まー期待できんか…と見始めたら、主人公が今どき珍しい正義感溢れる熱血漢で好感度が高い。でー学園で出されてしまった「将来魔王になる」という判定による偏見に必死に言い訳するもどれもこれも裏目に出る空回りっぷり。あれ?なんかこれ面白いぞ。

第一話ということで作画もなかなかで、尻の描写が嬉しい。ヒロインのパンチラは隠したり隠さなかったりあやふやだけど、基本隠すという基準にしているようで、だからこそ見えた時の嬉しさがあるな。しかしあれはパンティというよりはふんどしっぽい。そっか!パンツじゃないから恥ずかしくない!というわけで以降が楽しみになってまった。



■リルぷりっ ゆびぷるひめチェン!

個人的期待度…★★☆
久々の魔法少女アイドル度…★★

「ラブ&ベリー」的なアミューズメントゲームがアニメ化。

人の心がすさんだせいで国力を失ってしまったおとぎの国を救うため、幼女3人が魔法の力でアイドルに。過去のスタジオぴえろ系魔法少女の流れを汲んでる感じだな。

どこか軽い女王様や3人のマスコットなどはミンキーモモっぽくなくもない。というわけで、色々と美味しい要素を持ってきている印象。キャラデザインはちょっと薄めなような。声はアイドルが当てててちょい棒だけど、まーやってくうちに上達していきそう。

ストーリーとしては巻き込まれ型魔法少女ものとして実にスタンダードで特に目立つものはないものの、幼女はまー可愛く、テンポもよくてスラスラ入っていった。この時間帯ってことは4クールだろうし、まーゆっくりお付き合いかな。



■最強武将伝〜三国演義

個人的期待度…★★☆
めっさはえー度…★★★

ガンダムだの一騎当千だの恋姫無双だの三国志ネタが乱立する中、正統派は貴重だ。日中合作らしいけど、製作は中国なんかな?

黄巾の乱から桃園の誓い、でもって地方役人になって辞めるところまで駆け足で一気に。てー駆け足すぎだろ!いつの間にか黄巾の乱終わってるし、三国志を知らないとついていけないぞ…と思ったけど、これくらいのペースでないとまた赤壁あたりで終わっちゃうもんなー。

船越英一郎が声を当てるって聞いて「えー」と思っていたんだけど、若者らしさはないものの普通に上手くて全く違和感なかった。あとつぶやきシローの小物役人演技もなかなか。

キャラデザも浮ついたところがなく、忠実に三国志を再現していく。オタに一切媚びることのない、ある意味子供向けとして真っ当な作品だな…と思ったらEDがMay'nで、そこはちょっとオタが喜ぶとこか。



■WORKING!!

個人的期待度…★★★★
一人ファミレス度…★★★

ファミレスを舞台に、男女入り乱れてのコメディ。第一話がちょっと前に先行放送してたってことで、気合い入ってる感じ。

ファミレス店員である一癖あるキャラが入り乱れつつ、ショートギャグが積み上げられていく、四コマ原作らしいスタイル。てことできらら系かと思ったけど、ガンガンなのな。

そういや今回は、女の子がいっぱいの中に主人公の男が飛び込んで行くんだけど、きらら系四コマはこの「主人公男子」がいないものが多い気がする。実際今回見てて、主人公とヒロインがラブに発展しないのはなんかズルいというか、どこかモヤモヤするものを感じた。でもラブに走ると、そっち中心になってしまいそうだし。きらら系はこれを避けるために全員女子にしてんのかもにゃーってきらら読んでないけど。

作画もすっきりとしていて綺麗だしテンポも悪くない。全体的に薄味というか、突出したものが欲しい感じはあるけど、まーこれからに期待。



■薄桜鬼

個人的期待度…★★☆
芹沢さんは?度…★★★

美形いっぱいの新撰組もの。というわけで完全女子向けアニメでした。

諸事情から、男装して新撰組に紛れることになった女の子。しかし新撰組には更に秘密があって…という感じでのスタート。女子が身を隠して紛れるってのは「風光る」と同じだけど、あっちよりもハードな感じで逆ハーレム色が強い。むしろアンジェリークのような光栄ネオロマの方が近いな。

にしても、三国志とか新撰組は、「土方はどんな感じに描いてるんかな」「総司はどんなんかな」て興味が湧いてとりあえず見てしまうのが強い。んー面白いかと言われればまだ全然分からないけど、なんだかんだで流し見しちゃいそうではある。



■荒川アンダーザブリッジ

個人的期待度…★★★★☆
先生度…★★★★★

ヤングガンガン連載中のギャグ漫画を、新房&シャフトがアニメ化。未読。

大富豪の息子でエリートである勝ち組青年が、命を救われたという恩に報いるため、河川敷に住む、自称金星人のホームレス少女と生活することになる。でーそこにカッパの着ぐるみを着た、「村長」と呼ばれる男までが出てきて…という電波系。珍妙なキャラが登場してくるあたりは「パプワくん」「ギャグ漫画日和」を思い出す。

緩急のついたテンポでどんどん話が進んで行くので、目まぐるしい設定を気にする間もなく一気に見終わった。シュールなギャグも、特長のあるレイアウトが得意なシャフトと相性がいい感じだ。普通に次回が楽しみ。

にしても主人公が悶々と苦悩&絶叫するタイプで、声もひろすぃーってことで絶望先生に見えすぎるな。



■迷い猫オーバーラン

個人的期待度…★★★☆
パンチラはまかせた度…★★★★☆

冒頭から青白ボーダーパンティのアップとは頼もしい。そして本編が始まったら、フェチ感溢れるアングルからのニーソ&絶対領域の肉感的な描写が続いてこれまた頼もしい。

幼馴染ツンデレだのオタ幼女お嬢様だの天然巨乳姉だの、豪華を通り越して節操が無いと感じるほどの全部入りっぷり。でーもってそこに更にケモノ系猫耳美少女まで追加されて、完全にお腹いっぱい。もっとやれ。

でーそこらへんの描写に関してはいいんだけど、今回はキャラ紹介ってことでストーリー的にはほとんど何も分からず。まー謎の猫耳少女を巡ってのハイテンションラブコメって感じなのかな?

女の子の制服姿もツンデレも可愛いし、まずはそこらへん目当てで十分か。さすがにも今さらツンデレとか飽きたーて人もいるかもだけど、個人的にはまだ10年は戦える。つまり50歳近くまで戦える。とほほ。

ところで公式サイトでは監督が「交渉中」ってなってるんだけど、これは一体…?と思ってたら、EDで板垣伸と判明。正直記憶に無かったんだけど、化物語「まよいマイマイ」の例のOP作った人だった。あと、バスカッシュの前半作った人…。



■閃光のナイトレイド

個人的期待度…★★★☆
カッコいいことはいいんだが度…★★★

「ソラノヲト」が終了した、アニメノチカラ枠の第二弾。

1931年の上海を舞台に、異能力を持ったスパイたちの陰謀合戦が始まる…て感じかな?全体的にお洒落な雰囲気で、ビバップとかあそこらへん目指してるようだ。

事前の宣伝番組で、風景や中国語によるアフレコなどの話がされていたんだけど、相当にこだわりを持って作っているらしい。だけあって、作画や動きなどはかなり良い出来。画面の雰囲気などはレトロな感じで、正統派冒険活劇のような雰囲気を残しているのかな。

とりあえず今回は、メンバーの能力紹介という感じ。ストーリーとしてはどういう方向に行くのかはまだ分からないけど、あんま陰謀だの懲りすぎるとすぐに分からなくなるので、小粋で分かりやすい展開を期待。



■RAINBOW 二舎六房の七人

個人的期待度…★★★★
もー色々厳しそー度…★★★★★

昭和30年、少年院に入れられた少年たちに待ち受ける過酷な境遇。

メンツだのプライドだのが横行する世界で、ヤンキーものから更に一歩踏み込んだ感じか。やさぐれた少年たちが頼れる兄貴と出会って心を開いていく…という、普通なら数話かけてやる部分を一話で一気にやってしまった。ってーことはここから更に厳しい展開が待ってそうやにゃー。

作画に関してはマッドハウスらしい重厚な色使いが雰囲気を出していて、泥臭いながらも色っぽい。あーこれは女子に人気出るわー。

…と思ったら、ラストにまさかのミスマガジンによるピンク色満載の実写コーナー。ここまで雰囲気ぶち壊すのは「キミトド」以来だぞ!あ、ついこのあいだだ。



■けいおん!!

個人的期待度…★★★★☆
さて今期は何を買うか度…★★★★★

まーとになく現象話題には事欠かなかった前作からの続編。今期一番の注目作。

気になるOPEDはバンドで再現するのがちょっと難しそう…というか豊崎愛生の奇跡の声だからこそ成り立っているけど、素人がそうそう簡単に歌えないんじゃないかこれ。ちなみにOPのベースはどうなってんのか全く分かりませんでした。

タイトルの出し方や雰囲気は前作そのまんまなんだけど、すでにどこか横綱相撲の貫禄を感じる。作画も当然のように安定していて、とにかく全体的にがっちりと気合が入ってるのでニヤニヤ見ればいい。

むしろ改めて凄いと思ったのが、実況スレが30分で2000以上まで伸びた上に、放送終了を待つ間もなくOPがネットにアップされるというスピードの速さ。間違いなく数日を待つこともなく「演奏してみた」「歌ってみた」などがニコニコに上がっていくだろう。

ネットにアップするなどの行為の是非はとりあえず置いておいて、エヴァのように尖っているわけでもないアニメがここまで注目されて、かつネットと連動しているということ。なんか「単純にテレビを見る」以上の楽しみ方がここまで多様に確立されていることが凄いと思った。何を歌っているのか聞き取れないOPも、「さあ、CD発売までの間、歌詞を聞き出してごらん」と、まるでパズルとして用意されているかのようだ。



■真・恋姫無双〜乙女大乱〜

個人的期待度…★★★☆
不覚にもワロタ度…★★★★

国際問題に発展したとかしないとかでおなじみ、美少女だらけの三国志がまさかの3期。

今まで三国志の流れと関係なくキャラを出して遊んでいて、2期のラスト、24話かけてようやく黄巾の乱をやりました。こないだの三国演義はそこまで20分で済ませたんですけど…。

でーその後から始まる今回。いきなり何進大将軍が、十常侍によって怪しげな薬を飲まされる、なんかハードな雰囲気。OPもおちゃらけてないし、ひょっとして今期からちゃんとした三国志っぽくなるのか?

そして劉備が太ももの太さを気にするって、演義のエピソードを持ってきてる!凄い!今回はやる気だ!

…と思ったら、そこ以降はパンチラだらけのダイエットになって、断食に耐えられずに盗み食いした挙げ句の腹痛を周りは妊娠と勘違いするわ、父親は馬超(少女)だと誤解するわ…あれ?面白い…?

でもって、最初に何進が飲まされていた薬は「だんだんと猫になってしまう」という、恐いんだかどうだかよく分からん薬で、解毒薬を作るための材料集めが始まったとさ。どう考えてもハードになりそうにない。騙された。

今までの恋姫無双って、もー三国志関係なくドタバタしてるだけのアニメって印象があったんだけど、今回はそれなりに三国志らしいエピソードのパロディが入っていて、正直面白かった。今後もこういったパロディはどんどん入れてって欲しいにゃー。

にしても今回一番酷かったのが次回予告。「“乙女大乱”の“大乱”って何?」「女の子は大きくなると月に一回…」「それは“排卵”!」アニメで “排卵”って単語聞いたのは始めてかも。



■裏切りは僕の名前を知っている

個人的期待度…★☆
みんなおかしい度…★★★☆

これまたゴッテゴテの女子向けアニメやにゃー。…と思ってキャストを見ると、保志、櫻井、福山、小野、宮野、神谷、日野、さらに三木、子安、石田とまさに鉄壁の布陣。

なんか前世の因縁とかありそうな、総受けっぽいヤサ男が主人公…と思いきや、これが意外と強かったり妙に爽やかにすれ違ったりケガレ的なものが見えたり大変、さらには周りにも電波な人がいっぱいで本当に大変だな。

そんなわけで、まー色男がいっぱいで、よく分からないまま色々とおなかいっぱい。とにかく色々とベタなんだけど、これはむしろやりすぎ感を楽しむべきものなんだろうなー。



■一騎当千 XTREME XECUTOR

個人的期待度…★★☆
恥じらいは欲しいと思うの度…★★★

パンチラいっぱいの三国志美少女学園バトルアニメがまさかの四期。

三国志ネタってことでキャラはそれなりに覚えてるんだけど、全体のストーリーとかは正直全く記憶にない。規制で妙に光ってたのは覚えてる。

今回も最初にあらすじと言うかダイジェストみたいなのを流してくれたんだけど、やっぱり思い出せない。ひょっとして前作は切った…?でも画面には見覚えあるんだよなー。

でー今回は馬超が登場。一本木で頭が悪い感じなキャラのようだ…というよりも、派手に動き回ってのパンチラが豊富で驚いた。やればできるんじゃん。白ってのも馬超っぽい気がする。なぜか。

にしても、そもそも高校生である連中が何をやってるのかが今ひとつ掴めないのは相変わらず。まーとりあえずはパンチラと巨乳を楽しむ感じか。テレ玉ではこの後でクェイサーに続くんだけど、なんつーかよきライバルとして高めあって欲しい。

それにしても三国志系アニメが今期は4本というのは分かっていたけど、まさか一話の地点で一番面白かったのが「恋姫無双」の「大乱じゃなくて排卵!」とは…。



■さらい屋五葉

個人的期待度…★★★☆
予告反則度…★★★★☆

今期のノイタミナ枠。とは言っても、今期は2枠あるらしくて、これともう一つ四畳半神話体系の二本立て。

リストランテ・パラディーゾの人が原作ってことで、線はお洒落。アニメ製作はサムライチャンプルーのマングローブ&中澤一登。殺陣などはお手の物か。ストーリーとしては必殺仕事人的な時代劇になるっぽい。

武士としての腕を発揮できず、生活にも困ってしまう主人公は、ちょっと前のタイムスクープハンターを思い出した。こっちはカステラは作らないようだけど。まだ登場人物紹介もこれからって感じだけど、リスパラに通じる、枯れた雰囲気が魅力なんだなー…と思ったら、サザエさんパロの次回予告に吹いた。これは反則だろー。

彩度と色数を抑えた画面は、さびれた空気感が出ていていい感じ。まー相変わらずのクオリティだなー…と言いたいんだけど、ノイタミナに関しては毎回こんな事を言っていて、結局のところ途中でガッカリなのが多いのも事実なんだよなー。


でーこれの前になっていた実写生放送は何がしたいのかよく分からなかった。ツイッターとかustreamと連動していたらしいけど、そちらの方の情報が入っていなかったので見逃してよく分からず。

非実在青少年に関しての話だったようだけど、正直ここでシメだけ言われても、ノイタミナ枠が狙ってたOLとかはそもそも非実在青少年を知らんだろー。話題としては気になるものだっただけに、半端な取り上げ方のような形になってしまったのが残念。