2009年春:新アニメ1話感想


■毎日かあさん

個人的期待度…★★☆
CMでズッコケ度…★★★★

ついにサイバラがアニメ化かー。

原作は新聞連載マンガなんかな?方向性としては「あたしんち」「うちの3姉妹」といった系列のほのぼのファミリーアニメ。恐い感じのガラの悪い表情とか、紫や緑にまで変わる顔色などサイバラらしい毒っぽさは隅々に見られるものの、とりあえずはほのぼの安定ライン。

今回は藤井隆や安達祐実といったタレントを使ったナビ企画も含まれていて、それなりに力が入っている感じがした。まーサイバラってことで3回くらいは見て、明らかにファミリー向けだったらリタイアします。

んでもって一番のインパクトは、スポンサーである高須クリニックのCMにサイバラ本人が出演していたところ。漫画家がCMってかなーり珍しい&たくましさは健在のようで何より。



■クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!

個人的期待度…★★★★
結局ずっと見てる度…★★★★★

「ひとりでできるもん」「味らくるミミカ」の流れを汲むNHKのお子様向け料理紹介アニメ&実写組み合わせ番組なんだけど、なんというかアニメパートのクオリティが異様に高い。中嶋敦子のロリキャラが猛烈に可愛くて、今期一番萌えになる可能性まであるでこれ。ミミカの立場はいったい…。

ひたすら料理というわけでもなく、妖精界からやってきたマスコットと一緒にクッキンアイドルなるものを目指すというストーリーがあるようで、ここらへんはぴえろ系魔法少女を思い出す。ちなみに監督は地獄少女やミンキーモモでお馴染みのわたなべひろし。うむ。

でー料理部分になると実写になるんだけど、この幼女がフリフリの衣装でこれまた可愛い。でもって待ち時間にアイドルっぽくマイクを持って歌い踊るという、アニメパートの流れも押さえてある。な、なんだこのこだわりは。まーもちろん全部見るとかいう類のものではないけど、一度くらいチェックしてみては?



■タイタニア

個人的期待度…★★★
むしろタイラーを思い出した度…★★★★☆

田中芳樹スペオペってことで、銀英伝みたいなもんか?って銀英伝読んでないけど。

宇宙を支配するタイタニア一族に反逆する主人公たち…というベッタベタなスペースオペラっぽいんだけど、全体的に重厚な雰囲気が漂っていて普通に楽しめそうだ。2クールってのもいい感じのボリュームだし。一番の問題は、テレ玉環境だと8番組がひしめいている木曜深夜という枠か。



■Phantom〜Requiem for the Phantom〜

個人的期待度…★★☆
アインツヴァイグーテンモルゲン度…★★★★☆

ニトロプラス19周年記念プロジェクト「ファントムプロジェクト」の一つとしてアニメがあるって感じなんかな?TAF2009でプロモーションをチラ見して「あー真下監督か」とすぐに分かる真下っぷり。相変わらずの薄暗い画面にクール系美少女。意味深なセリフにヤンマーニ的なガン&ナイフアクションとくりゃあ。

舞台はアメリカ?旅行中に謎の組織「インフェルノ」に捕らえられて記憶を消された主人公が、スパルタ式に能力を開花させられる…ってことでいいんかな。酷い話だ。でー実はその主人公は特殊な能力を持っているらしい。ちょっと唐突すぎるけど、真下作品では日常茶飯事といえなくもない。

ヒロインのアインは無愛想ではあるけど、仕事のためならメイドになって愛想を振りまくこともできるので無感情というわけでもなさそう。陰鬱そうな主人公は好みじゃないけど、とりあえず今回はアインが超ミニでエロかったので満足。



■けいおん!

個人的期待度…★★★★
ガチでバンドやろうって誘われた度…★★★★

最近多いまったり系萌え四コマ原作らしい、京アニってことで注目度は高いようだ。

京アニの四コマっつーとらき☆すたを思い出すけど、こっちはもうちょっと真面目に青春ストーリーを展開していくっぽい。部活ものということでどっちかっつーと「スケッチブック」「バンブーブレード」に近いものを感じた。どこか危うげな雰囲気は「まなび」に似てるかも。

絵としては全体的にはヌルいタイプの線だけど、要所要所での細かい動きやギャグのテンポは悪くない。過度に期待するわけじゃないけど、とりあえず普通に見守っていきたい。



■キャラディのジョークな毎日

個人的期待度…★☆
しかし微妙に見れない度…★★★

公式サイトは無駄にセクシー。5分という短い時間で世界のジョークを紹介していくアニメらしいんだけど、この番組自体が「学生支援アニメーション」と銘打たれていて、アニメ部分は京都造形芸術大学の学生によるものらしい。要はテレビを使った学生の作品発表会みたいなもんか。

でーその短編アニメは365本あって毎日1話、1年使って放送するというけっこう凄いプロジェクト。ニコニコの方が見やすいんちゃう?という気がしなくもないけど、実際のところはテレビの方が多くの人に見てもらえるんだろうなー。学生ってことで荒削りながら好き勝手やってて欲しい。

とりあえず僕が見た昨日の話は、奥さんの尻に敷かれている旦那の悲劇っつーいかにもなアメリカンジョークのアニメで、まー聞いたことあるようなネタながらそれなりに作られていた。今後も録画はしないけど、空いてて思い出したらチェックしてみっかなー。



■PandraHearts

個人的期待度…★★
Pで始まるの多くね?度…★★★

ゴシック的世界観で可愛らしい男の子が多くて、半ズボンフェチのショタの方々が大喜びなんかな?そういう意味では「素敵探偵ラビリンス」をちょっと思い出すけど、主人公はもうちょっとヤンチャっぽい。

でーそんな主人公が異世界に飛ばされてアリス的世界で冒険する…話のようなんだけど、今回は色々と複線を張ったのみで終了。次回予告の中二病っぷりにキャッキャしつつ見るのが正しそうだなー。



■ハヤテのごとく!

個人的期待度…★★★
メタ系の扱いは難しいやねー度…★★★

以前は日曜朝にやっていた人気作が、深夜枠に移動しての二期。ちなみに前期はある程度録り溜めておいたらレコーダーが故障して全部消えてしまって、ショックで以降も見なくなってしまった。どうにもあの時間は見続けるのが難しい…。

「どうせ前作も見てたんだろ?」と言わんばかりの基本説明の端折りっぷりも含めて相変わらずの空気。そもそもパロディやオタ向けのネタが多くて深夜枠向けっぽかったこともあって、前作と同じテンションで進んでいく。

しかし実際に深夜枠で見ると、やっぱファミリー枠で放送しておいて「これ深夜枠向けっぽいよなー」と言っていた方がしっくり来るような。にしても「絶チル」の後でよかったんじゃねー?という疑問に答えるかのように「クロスゲーム」のCMが入ったのは笑った。



■バスカッシュ!

個人的期待度…★★★☆
いまのとこ妹かな度…★★★★

アクエリオンやマクロスの河森監督の新作。近未来を舞台に、ビッグフットなるロボットによるバスケット競技が描かれるようだ。世界観的には「BUZZER BEATER」と「ガドガード」を合わせたような印象。

メカなどはバルキリーで培った細腕細足っぽい動きが派手で、まだ若干見づらいながらゲームっぽさが楽しい。キムタカを超えたかのような巨乳ロリなどキャラはいい感じのマンガ的デフォルメがされてるけど、スラム街を走り回る主人公はちょっと土臭いなーと思ったら、キャラデザがサムシング吉松にヤダモンSUEZEN、そしてリューナイトのそえたかずひろという三人体制だった。てことは主人公の髪の毛のカラーリングはブリード加賀の流れ…?

背景なども丁寧に描かれていて、なんつーかサテライトお金持ってんなーという印象。試合にいきなり乱入して好き勝手やるあたりはバサラっぽいと思いきやいきなり一年間の服役には驚いた。「一年棒に振ったけど」ってあっさりすぎだろ。



■マリー&ガリー

個人的期待度…★★★☆
マリカきゃわいいんー度…★★★

NHK教育「すイエんサー」内のショートアニメ。ながら構成山田隆司、キャラデザ馬越嘉彦、声が千葉千恵巳というどれみスタッフ。さすがにキャラは可愛く、全体的なセンスも良い。まいんといい、今期のNHKは本気だな。

さすがに時間が短くてドラマ的なものは期待出来ないけど、マリカが可愛いのでとりあえず飽きるまでちらちら見てこー。



■戦国BASARA

個人的期待度…★★★☆
武将も大変だ度…★★★★

いわゆる無双系ゲームってあんま好きじゃない。さらにこの戦国BASARAは腐女子向け美形で揃えるという味付けもされていてどうにも良い印象がなかった。それをアニメ化されてもなー。

そんな偏見を持ちつつ見てみたら、英語を使って暴走族さながらの伊達政宗や、爆縁を上げて空を飛びまくる真田幸村。二人の対決で(なぜか)大爆発が起きて、その爆風で川が氾濫、軍隊を二分するという突っ込んだら負けな展開。バカ真っ直ぐでいちいち絶叫するわ信玄に吹き飛ばされるわで暑っ苦しい幸村が面白すぎる。あれ?なんか…楽しい…?

基本的には「鋼鉄三国志」みたいなトンデモ系なんだけど、暑苦しさをギャグとして昇華できるなら楽しめそう。もーこうなったらどんどんやっちまえー。



■スクラップパーティー アラド戦記

個人的期待度…☆
一周もしなさそう度…★★★

公式サイトの「大人気オンラインゲーム」で嫌な予感。今までオンラインゲームを元にしてロクな出来でなかったアニメが多すぎるので。

ところどころにギャグを入れつつ全体的にはシリアスなドラマが進んでいくという感じで、バランス的には「スレイヤーズ」くらいの感覚か。古くさいデフォルメキャラのアイキャッチとか、なんかいちいち懐かしい。んー正直やっぱ厳しいけど、とりあえずヒロイン魔女っ娘が出てくるまでは見ておくかな。



■極上!めちゃモテ委員長

個人的期待度…★★
二話にして一周して楽しみになった度…★★★★☆

タイトルからして「何事やー!」という感じだけど、始まってみたらフラッシュアニメでまた驚いた。マイメロとかに比べれば技術は上がってるけど、どうにも無表情でみんな恐い…。あと動きもなんか不自然というか無理してる感じ。全体的にかぶりものアイドルの人みたいだ。きらレボって見てなかったんだけど、こんな感じだったん?

でーストーリーとしては、学園の人気者である、通称「めちゃモテ委員長」であるヒロインが、モテはするけど素行の悪いイケメン3人組を更正する体でイチャイチャする話らしい。突っ込みどころは山のようにあるけど、基本的な流れは王道っぽくもあるようなか。

なんつーか微妙な表情が無いのでどうにもキャラが掴みづらい。まーとにかくファッションとかモテとかが大事すぎる世界ってことでおじさんには辛いなー。



■神曲奏界ポリフォニカ crimsonS

個人的期待度…★★☆
これの影響でバンドを始めるという斬新さ度…★★★★★

なんか微妙な出来と、考えられない時間帯(確か早朝4時くらいにやってた)だった前作からまさかの二期。前作はなんか警察っぽい組織の話だったけど、今回は学生ってことでより昔の話なのね。

とにかく子供の頃に出会っていた精霊と再開して契約を交わすというベタな導入。ただクオリティは相変わらすで、楽器で戦うってのアイディアは悪くないと思うんだけど、どうにも作画等がついていってないようで残念。前よりはマシになってるけど。



■真マジンガー 衝撃!Z編 on television

個人的期待度…★★★★
ボスのかっこよさに失禁度…★★★★★

なんで今さらマジンガー?という気持ちはあるけど、鉄人28号を見事に仕上げてくれた今川泰宏監督となれば注目はせざるを得ない。

でーどうするんかなーと思ったら、第一話のタイトルからして「大団円」。んでもって総キャラ一斉に登場しての決戦、そして「俺たちの戦いはこれからだ」エンド。終わっちゃったよ!んーこれは最初にラストを見せるシャッフルタイプ?

にしてもケレン味たっぷり、迫力満点のバトルシーンはさすが今川。絵も原作よりでガラの悪い連中や筆圧の高い作画などカッコよく、これだけで燃えさせられた。次回から何をやるかは分からないけど、やっぱ引き込まれてまうなー。



■おてんばルル

個人的期待度…★
ツンとも違うよなー度…★★

10分のショートアニメ。今期はなんかこういうの多いな。

妙に日本離れした、どこかオシャレを感じさせる線だな…と思ったら、なんとイブ・サンローランが昔に描いた絵本が原作らしい。

特にストーリーというようなものは無く、ひたすらにルルのおてんばっぷり、生意気っぷりを楽しむものらしい。…んだけど、どうにも見てて眠くなってしまった。ルルを可愛く感じられれば和むんだろうけど、これがフランス式の萌えなんか?



■メタルファイト ベイブレード

個人的期待度…★★
ホームレス小学生度…★★★★

ベーゴマ風オモチャの促販アニメで、キャラなどはそれなりに洗練されているけどまあ普通っぽい。一応見たけど、やっぱおじさんが見続けるほどには引っ張られなかったなー。主人公はオモチャを片手に全国行脚してるらしいけど、とりあえず義務教育は受けとけ。



■ジュエルペット

個人的期待度…★★★☆
サンリオの懐の深さ度…★★★★★

マイメロの流れというわけではないけど、似たような感じのサンリオキャラアニメ。宝石に姿を変えて人間界に散乱してしまったジュエルペットを集めるというフォーマットらしい。

マイメロのような天然ではないけど、どこかいいかげんさが漂う主人公。魔女が総理大臣に手伝いの要請をしたりイケメンがスルーされたりとそれなりにシニカルな感覚もありどこか頼もしい。化けるのを期待してもうちょっと見てみよー。



■クロスゲーム

個人的期待度…★★★
やってることは同じなんだけど度…★★★★☆

あだち充の絵、それも最近のぼってりした線が再現されているのは驚いた。

小学生ですらキスしてるのに俺たちときたら…という感じで、あり得ない小学生カップルの過去悲劇話。でーこれが軸にあって、来週からは高校生になって野球を始めるのかな?まー相変わらずのあだち作品っちゃあだち作品だな。

若葉は死亡フラグ立てまくってたのでやっぱりなーという感じだったけど、一話で死んじゃうのはかえってショックが少なかった。イチャイチャしたあげく3話めくらいで死なれたら相当キツいで。



■鋼の錬金術師

個人的期待度…★★★★
しかし同じのまたやるってどうなん?度…★★★★☆

人気タイトルが再度アニメ化。前作は途中からちゃんと見なくなっちゃったけど、二人が分かれて終わったはずだけど…ってまた最初から?てことは二期じゃなくてリメイクってことになるんだな。むー前作からそんなに時間経ってないというか前作の印象が全然残ってるだろうに。

原作は未読だけど、確か途中からオリジナルになっていたはず。今回はその頃から原作も溜まってるんだろうし原作基準になるんかな?まーさすがにボンズの気合の入った作画&演出でそこらへんのクオリティは安泰か。しかしあの鬱な話をまた見ないといかんのか…。



■アスラクライン

個人的期待度…★★☆
詰め込みすぎ度…★★★★

美少女幽霊に巫女にオッドアイに巨乳に魔術に謎の組織にロボに…と色々詰まった学園もの。設定はいいかげんだけど、基本的にはシリアス路線っぽい。神無月の巫女とかが近いか?

要素が多すぎてまだいまひとつ掴めないけど、「それがキミの選択なの」とか中二病臭さ満開なので、そういった視線で楽しめばいいんだろなー。なんだかんだでこういうの嫌いじゃなくってよ。



■夏のあらし!

個人的期待度…★★★★
新房びいき度…★★★★☆

「いっぱいかけてー」というわけでスクランの小林尽原作の漫画を新房監督がアニメ化。原作は未読だけど、タイムトラベルものだというのはどこかで聞いていたような。

絵柄にはクセがあるけど、へそや太もものチラ見せっぷりはエロくていい感じ。黒猫のタンゴのBGMや昭和歌謡の題名を使ったサブタイトルなど、ノスタルジックさを前面に出した雰囲気。合体ロボのようなタイムトラベル演出もなんか面白いな。

基本的にはタイムトラベルのギミックを利用したドタバタギャグのようだ。色々とルールがあるようでなんか複雑そうではあるけど、深く考えずにノリで見ていけばよさそうか。



■咲-Saki-

個人的期待度…★★★★
麻雀+ミニスカ度…★★★

萌え+麻雀。まーオタクはスーパーリアル麻雀やスーチーパイ目当てで麻雀は覚えてるだろうから、実際には囲碁とかよりは潜在的間口は広そうではある。

作画は全体的にクオリティ高く、どの子も可愛い。卓に座っている際にミニスカから伸びる太ももへの固執だけでなく、雨の中で水に濡れる制服などもエロくていい感じだ。

麻雀に関しては強運てことで済ませちゃって、戦略的な方向に行くのではなさそう。まー実際んとこ哭きの竜も運だけだしな。エンディングを見る限りアニメっぽい演出も入るようで楽しみだ。

ちなみに見終わってからプラマイ0を目指してネット麻雀で打ってみたものの、点数計算ができなくて頓挫したじぇー。



■シャングリ・ラ

個人的期待度…★★★☆
ブーメランの大きさ変わってね?度…★★★

公式サイトのイラストはキャラデザインも手がけている村田蓮爾。ラストエグザイルほど趣味丸出しってわけじゃないけど相変わらずいいセンスやねー。ブーメランを手に派手なアクションをかますオープニングもいい感じ…と思ったら樋口真嗣だった。

いきなり刑務所から出所するヒロインてのも斬新。バスカッシュ!とは前科友達になれそうだな。

温暖化防止のために森林都市になり、ビルが植物に覆われるようになった新宿で、反政府活動に奔走する「メタルエイジ」なる組織を軸に世界観を説明していくんだけど、実在の土地名や炭素税など微妙に現実世界とリンクさせている割に政府上官はイケメンをはべらす女王様って感じでなんか変だ。

環境問題という微妙な問題を扱う割には今のところ善悪がはっきりしすぎている気もするんだけど、どこらへんまで突っ込むのかはこの先のお楽しみ。とりあえずは國子のアクション目当てってだけでも十分楽しめそう。



■ドーラ

個人的期待度…★
海外アニメも増えたなー度…★★★★

とりあえず撮ってから公式サイトを見たら、明らかなキッズアニメで腰砕け。でもせっかくなんで一話だけと思って見てみた。

キッズ系でも特に年少をターゲットにしているようで、登場するキャラクターが画面のこちらに話しかけてくるという構成。ドーラがこっちを見て「木の後ろに隠れているのはなに?」「…(←視聴者の返事待ち)」「あっ!スカンクだ!」みたいな感じで進んでいく。「スワイプ(敵キャラ)は何を作っていたの?」「…」「えっ?チョウチョのロボット?」みたく視聴者からの返事がある前提で話が進んでいくのは凄い。

いちいち英語で話したりするし、要はアニメというメディアを使った知育教材なわけだな。確かに子供からしてみたらゲーム感覚が味わえて楽しそうだ。話のタネに一度見てみては?こんな話する場所がそうそうあるとは思えないけど…。



■戦場のヴァルキュリア

個人的期待度…★★☆
重くなって欲しくない度…★★★

んーファンタジー系戦記もの?そもそもはSEGAのシミュレーションゲームらしい。中世ヨーロッパ的世界の中で、帝国と戦うガリア公国に属するブルールの自警団の面々ってとこか。中世版ガンパレっぽいけど、雰囲気はそれなりに重い。

とりあえず今回はヒロインにスパイ疑惑をかけられる主人公との出会い。特に派手というわけではないけれど、丁寧に作られている感じだった。

この手のゲームのアニメ化っていうと、ゲームだからこそ可能な多数キャラを消化するために異様なまでの駆け足になってしまうことが多いけど、丁寧に進めて欲しいところ。



■蒼天航路

個人的期待度…★★★★
暑苦しいでー度…★★★★

三国志を思いっきり濃く解釈した人気漫画のアニメ化。いきなりの斬首シーンはマッドハウスらしい迫力で、アニメであってもここまでやりますよーという意思表示にも見えたな。

さすがに原作の線の多い絵をそのまま再現はできなかったけど、それなりに土臭くて地に足の付いたキャラデザイン。ハッタリの聞いた戦闘シーンや静かな月夜など作画も力が入っていて、いい感じの一話だった。

ただ舌戦はこの作品のキモなので、フォントではなく荒々しい手書き文字でやって欲しいかったかなー。



■タユタマ-Kiss on my Deisy- 記

個人的期待度…★★★☆
神萌えも既に普通度…★★★

和風神様系美少女もの。なんかいきなり駆け足で進んでいったけど、結局のところは封印を解かれた「太転依(たゆたい)」を再度倒すために、土地神がネコミミ和服ロリ少女になって神社の息子の家に転がり込んでくる話。

…と思いきや、このネコミミロリが膝の上に乗っかってくるわ、嫁宣言しつつキスしてくるわ、一晩開けたら主に乳が育った状態での早朝ヌードだわでおいおいおい!いいこと尽くめじゃん!俺も封印解く!

そんなわけでオタクドリームいっぱいの作品でどうにも痛々しいんだけど、軸に「太転依と人間の共存」「それを阻もうとする太転依の封印」といったシリアスなものがあるので、そこまで能天気にはなれないような。個人的には二ノ宮くんとか乃木坂さんのように徹底的に都合よくラブコメって欲しいんだけど。



■ティアーズ・トゥ・ティアラ

個人的期待度…★★
もう一味欲しいなー度…★★★★☆

白銀の時代とか言い出すからマスターオブエピックを思い出した。大丈夫かと危惧を抱きつつ見ていたら、まーごくごく普通な剣と魔法のファンタジー世界。ちなみに原作はファンタジー系シミュレーションRPGらしい。

魔王復活を阻止するための調査団の役人が野心を抱き、魔王の力を手に入れるために生贄の巫女となるヒロインをさらっていく。しかし悪役がいかにも小悪党なジジイで、魔王復活させたらいの一番にやられそうな…。

キャラのデザインはいかにもゲームっぽいけど、作画はそれなりに綺麗か。今のところはこれといって引っかかりはないんだけど、帝国のゴタゴタから魔王の復活までという展開を前座とばかりに一気にやってしまい、本番はこれからという感じなので、まだ何か出てくるかもやでー。



■リストランテ・パラディーゾ

個人的期待度…★★★☆
老後に期待度…★★★★★

原作漫画は書店で見かけて、なんかオシャレそうで気になったけど、オシャレそうで手に取れなかった。のアニメ化。

ローマを舞台に、老人ばかりのレストランで繰り広げられる小粋な人情ドラマ…みたいなのを想像してたら、まさかバリバリのドリーム系逆ハーレムものとは。優しいじじい、クールじじい、ツンデレじじいなど様々揃えられたじじいは、光栄ネオロマ系のイケメン軍団と大差ない。

今はオーナーの奥さんになっている、実の母親に文句を言いにきたヒロインも、あっさりとじじいの魅力にメロメロになる…どころか押し倒しまで!いやいやいや人間的に惹かれるまでは分かるけど、いきなり肉体関係となるとそれはフェチの領域だろ。じじいも身体を火照らせつつ「困ります…」と色っぽい!どことなく「草食系男子」「肉食系女子」とかの単語を思い出した。

まーローマの町並みや清潔感のある線など絵的にはいい感じだったし。これはこれで見守ってみっかー。



■東のエデン

個人的期待度…★★★★
俺も全裸でいっちゃうか度…★★★★★

GENJIで別次元の怪作を見せてくれたノイタミナ枠の新作。

キャラデザインがハチクロの羽海野チカということだけ知ってた。しかし今回はハチクロの繊細なタッチではなく、どこか骨太さみたいなものを感じる…と思ったら、「攻殻」や「精霊の守り人」の神山健治が監督なのね。

だとすると、呑気なラブストーリーになどなるはずがない。ボーイミーツガールっぽくはあるんだけど、むしろSF的な不穏さが漂っていてる…と思っていたら、ラストでまさかの東京ミサイル攻撃のニュース。タイミング的にも不穏どころじゃないっ!

ハチクロが好みじゃなかったんで何となく期待してなかったんだけど、想像以上に引き込まれた。話がどういう方向に行くかは不明だけど、ノイタミナ枠を感じさせないくらいビシビシやって欲しいわー。



■07-GHOST

個人的期待度…★★★
「卒業」の新井の軍服にはお世話になりました度…★★

ゴシック系腐女子向け枠ってことでいいんかな?陸軍士官学校が舞台ということで軍服萌えなわけね。血圧低そうな主人公は「しおんの王」タイプでゼロサムはこんなん多いんかな。

でまー軍隊の鬼軍曹的な人に会ったら、主人公が失っていた記憶が蘇って、実は自分は敵国の王子だったと判明するわ、鬼軍曹は親の敵らしいわであら大変。この部分は事情が込み入ってそうだけど、まーとにかく軍を抜け出す。

開始5分で死亡フラグ、敵対フラグ立てまくりの親友ミカゲには笑った。しかし色々と設定盛りだくさんの主人公は置いておいて、ミカゲは徹底していい奴なので見ていて嬉しいやね。

美形ばっかで反感を持ちそうだったのに、今んとこ悪くないな、あと次回予告の「教えて、お花さん」ってのはギャグだよね?



■クイーンズブレイド 流浪の戦士

個人的期待度…★★★★
とりあえず2冊買った度…★★★★

対戦型エロイラスト集という斬新なジャンルを生み出したクイーンズブレイドが色々とメディアミックスを経てついにアニメ化。AT-Xでの放送以外は修正が入ってしまっているらしいけどまーそれはそれ。透過光はアレだけど、考えられないアングルでパンツ的なものは出しまくりなので個人的には満足。

厳しい姉とレズの妹に耐えかねて家を飛び出した美少女剣士レイナが、美少女形モンスターや緊縛趣味女盗賊に家に連れ帰される。しかしどさくさに紛れてまた逃げ出して…という感じで、多数のキャラを登場させつつも良作画で見せ場も多く、満足度の高い一話だった。にしても釘宮モンスター、まさかの「巨乳すぎて死亡」は燃えるところなのか笑うところなのか。

正直、クイーンズブレイドが出たばかりの時は「こんな露骨なの出しやがって、俺たちをバカにしてんのか?」などと思っていたけど、ふふ…本当のバカは…俺だったようだな…。とりえあずレズ妹エリナの本でも買ってみっかー!(エリナといんくたんを買いました)