2008年秋:新アニメ1話感想


■キャシャーンsins

個人的期待度…★★★☆
案の定二話で鬱に度…★★★★

キャシャーンってOVAとかでリメイクされてたよね?U局なんでまたそれをそのまま流すパターンかなーと思ったら完全新作らしい。元はもちろんタツノコで、今回はマッドハウス。ちなみに昔のキャシャーンは世界観は知ってるけど実はちゃんと見てない。

古谷徹声のキャシャーンは美形で、マスクをかぶる前などは荒木伸吾系星矢に似てる。…んだけどキャラデザを見たら「どれみ」「蟲師」の馬越さんだった。言われてみれば幼女のぷにぷに感はハナちゃんっぽい感じがしなくもない。

絵としては全体的に無機質なデフォルメが利いてる感じでそれなりにセンスを感じる。敵メカもレトロフューチャーっぽくて悪くない…のはいいんだけど、キカイダーとかジャイアントロボもそうだったように、こういったリメイクって質は良いけど重いパターンが多いんだよなー。今回も敵メカを引き裂くあたりけっこうグロかったし。既に荒廃しきった世界で、どういうストーリーが作られていくんだろーか。やっぱ幼女を守るためとかになるんか?

まー不安は色々あるものの、とりあえずアクションなどは悪くなかった。フレンダーも次回出るっぽいで。



■とらドラ!

個人的期待度…★★★★☆
分かってる!分かってるんだが好きなものは好きだからしょうがない度…★★★★

CMで釘宮がコテコテのツンデレ声を出していてやたら目立ってた。というわけでツンデレベースのハイテンションギャグらしい。原作は電撃文庫らしいけど未読。

目つきが悪いせいで周りから誤解されがちな主人公と、乱暴者の小柄美少女のツンデレラブコメ…ってことになるのかな?お隣要素も加わって贅沢というかなんとというか。

部屋の中を魚眼レンズっぽく描いたりそれなりに凝ってるんだけど、主人公が少女の下僕にさせられるという基本設定があまりにゼロ魔現代版っぽくて、これを釘宮に「うるさうるさーい」とかやられてはますますゼロ魔っぽくなってしまうのでは。なんか今後のストーリーもかなりのレベルで想像できちゃうなー。

…などと言いつつ、結局はニヤニヤしながら見てしまう自分がそれ以上に明確に想像できる。大河たんのパジャマに、ニーソにくんかくんかしたい〜♪



■ヒャッコ

個人的期待度…★☆
時かけ的なジャンプ多すぎ度…★★★★

サイトを見るだけではどういう作品なのかよく分からないけど、基本はヌルい感じのギャグっぽい…と思って見始めたものの、動きが少ないうえにつんくなOPでいきまり不安に。

とりあえず今回ではキャラの大まかな骨組みが分かったくらいで、魅力までは感じなかった。一緒に歩いている女の子が校内を迷っているらしいのに、声をかけれなくて色々と思い悩む…というのも漫画だと面白そうなんだけど、アニメでそのままナレーションされてもちょっと…。とにかく真っ直ぐとかいきなりパンチとかも笑うとこなんだろうけど、話が進まずにむしろ不快感の方が先に来ちゃったなー。まーもうちょっと見ないと分からんか。



■ロザリオとバンパイアCAPU2

個人的期待度…★★☆
水玉も入れて欲しい度…★★★★

とにかく考えたら負けのパンチラバンパイアエロコメアニメ。CAPU2で「カプチュ〜」と読む地点で脱力。んでもってOPはまだ出来てないのか。

アクションシーンだけでなく、とにかくちょっとでも隙を見せればパンチラと潔いのはいいんだけど、モブの顔すら見せずにパンツだけ見せるってのはさすがに精神病を疑うべきでは。

でー今回は前作の主人公やヒロインのみんなが進級、下級生が出来たことで百合っぽさが追加。でもって生意気ツインテールの妹がモカの命を狙うという展開になるらしく、結局はデレるんだろうけどそれはそれでなんか楽しみなような。

ダバダバもパヤパヤも相変わらずで、全力で力を抜いて見ればよさそう。問題は、カラフルな上にフリルも多いパンツが個人的にあまり好みでないということか。というわけでボーダーぱんつの雪女を推すとしますか。

にしてもここまで大っぴらにパンツ出してると、「パンツじゃないから恥ずかしくない」とかの言い訳は何だったんだという気にすらなる。



■夜桜四重奏

個人的期待度…★★★
ヒロインの太もも舐めたい度…★★★★★

OPはアニサマで聞いてたな。白をベースに色数を抑えたOPはオシャレな感じ。キャラクターデザインなども全体的にスッキリしてて今風だ。総じて美形&可愛いで女の子受けもしそう。

妖怪と人間が共存する町で、悪い妖怪を狩る女子高生達の活躍を描くらしい。ヒロインのマフラー&ミニスカ&ニーソはエロくてコスプレ人気出そうな。合わせもしやすいしね。し、写真お願いしますー!(這いつくばるようなローアングルで)

基本シリアスなバトルもので、ところどころにギャグやほのぼのが入る感じか。まずはキャラ紹介という感じだったので面白くなるかは不明だけど、なんかどのキャラも色々と裏がありそうなのでしばらくはそこらへんの話になるんかな。あとラストの「こんなヒメはイヤだ」は今回は全く面白くなかったけど、そのうち当たりが出てくれそうで期待。



■CLANNAD AFTER STORY

個人的期待度…★★★★
風子は?風子はー!!!11!度…★★★★★★

京アニのハイクオリティで人気だった美少女ゲーム原作アニメが半年経って続編。まあ前作が尻切れっぽかったし最初からやる構成だったんだろうけど。

前作でカップルになった直後からスタート。ラブコメの最も美味しいところが終わってから何をするねんという気もするけど、AFTERがなければ CLANNADは話にならんという噂も聞いてるのでなんか期待。登場するヒロインが白痴というか変なのばっかりだったりするのは今さら言うまい。

とりあえず今回は野球大会でいっぱいブルマが見れて幸せ。かつ肩だの親子関係だのといった不安点もちゃんと浮き立たせていたな。そして何よりも夏の空気を感じさせる画面作りが美しくて印象的。んー面白いかどうかは置いておくにしても、製作に当たっての意識の高さみたいなものを感じる。まー期待株として見ていきましょー。

にしても今回はピンチの時に風子が出てこなかったな。姉がいたからか?あと風子姉の旦那のイケメンが妙に面白くてまいった。なんだあいつもっとやれ。ちなみにクラナドヒロインに関して言えば、風子がオシッコをするのを手伝ってあげたい派です。



■テイルズ・オブ・ジ・アビス

個人的期待度…★
もうゲームやる体力がないです度…★★★

RPG原作のアニメというと、しゃにてあなどいまひとつまとまりきらない作品が多い気が。まー何十時間もかけて構成し、大量のキャラやエピソードで構成されている作品をそのままアニメにするのは難しそうではある。ゲームをやってればまた違って見えるんだろうけど。

でー今回のアビスだけど、OPはCMで何度も聞いたバンプの曲なのはいいとして、用語を覚える間もなくセリフでどんどん世界観を説明されてとまどう。でー始まってみればごくごく正統派なファンタジー世界でケンカ友達の二人とお姫様に謎の美女剣士。特徴といえば主人公が男なのにヘソ出しルックということくらいか。

でーなんだかんだで世界の運命を握っている主人公のボンボンが成長していく様を描くっぽい。まー放送時間が早めってこともあるんでごくごく普通なファンタジーアニメになるんかな。エンディングの途中に次回CMってのは新しいのか何か事情があるのか。にしても師匠は中田譲二声でいきなり怪しい。



■天の覇王 北斗の拳ラオウ外伝

個人的期待度…★☆
無抵抗の村長も出てくるのかな度…★★★

DUO様と並んで我々の世代の名悪役であるラオウの若き日を描く北斗の拳スピンオフ。

なんかラオウが変な声だと思ったら俳優の宇梶剛士が声をやってるんか。なんでーと思ったら劇場版からそうだったのね。絵のタッチは北斗の拳のような劇画ではなくてマンガっぽいな。

出てくる無法者もモヒカンではあるもののまだ髪が短めで、あーここから北斗の拳世界になって流行も変わっていくんだなーと思うと何かしみじみしたものを感じたり。あと悪の城がデカデカと鬼厳城とか看板を出してるのはどうかと思います。

ケンシロウとは違って、片腕を一振りするだけで敵軍を蹴散らす戦い方はいかにもラオウっぽくって嬉しくなった。いきなり顔を切り落とされたり腹を打ち破るというような血まみれ描写が目立ったけど、絵のタッチのおかげでソフトな印象で済んでるか。

まー最終的にはユリアに狂ってアレになってしまうはずなんで、そこらへんの歪みっぷりがどうなっていくかはちょっと見たい気もする。正直もう少し重厚な絵にして欲しいという気持ちもやっぱあるんだけど。



■あかね色に染まる坂

個人的期待度…★★★☆
釘宮声の転校生と平野声の妹が欲しい度…★★★★

タイトルからしてどんなエロゲ原作かと思ったら、スネーク的なおっさんが妙なポーズを取りながら敵基地に捕らえられていた人質を救い出してなんだこれー!…と思ったらOPが始まってエロゲ原作っぽい雰囲気に。忙しいな。

お嬢様に生徒会長に妹にハイテンションと大量の女の子が登場で、声優は釘宮だの平野だの人気所を揃えてきたな。でもってキスだの許婚だの色々とお約束をこなしていくんだけど、なんか妙なイメージカットが入るあたり基本的にはギャグのようなので、どうせなら思いっきり変な作りにして欲しい。

にしても今回は一話だったにも関わらず動きが少ない気が…。まあその分女の子の舐めるような脚カットが多かったのでむしろ喜んでおこう。



■黒執事

個人的期待度…★★★☆
はいはい美形美形度…★★★

女の子に受けのよさそうな美形執事と少年主人というCMだけ見てた。けっ、なーんか主人のためなら悪いことも平気でやる美形執事にキャーキャー言うだけのタイプかー?と、美形執事というだけでこの偏見は我ながらどうかと思う。

にしても思ったより普通というかオカルトもの…なんだよね?魔族とかが存在する世界なら何でもアリだし悪魔の執事が黒くても普通だ。むしろ普通の人間なのに黒いと予想してたんで若干拍子抜け。

とりあえず今回はメインの登場人物の紹介という感じで、今後どんな話をやっていくのかは不明。しかし作画クオリティは高かったし、少なくともネオロマ系ほどキャラ萌えに偏ったアニメでもなさそうで先を期待していこー。あとお茶飲んでるだけの老執事の声がおひょいさんというのはナイス。



■鉄のラインバレル

個人的期待度…★★★★
いや俺が正義だ度…★★★

原作未読だけど、平井キャラによる未来都市系SFってことでファフナーを思い出す。作画はちょっとクセがあるかな。メカCGはGONZOっぽいけどトリコロールカラーの主役メカはスパロボっぽいな。

パシリをさせられつつ捻くれまくって、せっかくの幼馴染に「俺が正義」とキレる主人公はカミーユなみにどうかしてる。まーこの場合はそもそもそういう屈折した少年を描くっていう狙いだろうけど。

というわけでそんなどうしようもない少年が能登声少女のおっぱいの感触にホワワンとなっているうちに過剰な力を手に入れてしまいどんどんマズい方向に進みそう…という一話で、ここまで初っ端からロクなことにならなそうな主役も見たことない。それだけに次はどうなるんやーと引っ張る力は十分だった。

谷口吾朗がクリエイティブプロデューサーという何をやるのか分からない形で関わってるので色々と不穏なことになりそうだ。好きな人は大好きそう。



■アリソンとリリア

個人的期待度…★★★
アリソンにわがまま言われたい度…★★★

ちょっと前というか先週までBSでやってたアニメが地上波にのパターン。

プロペラ機が飛ぶ架空世界で、ツンデレというよりはデレデレな気の強い少女と、のんびりした少年のカップル。だけどナディアみたくヒネたりしていなくて、実に爽やかなカップル。…と思ったら毒ガスという重すぎる単語が出てきて焦る。

正義感溢れるアリソンに、やる時にはやるヴィルという感じで、どちらも高感度は高い。ちょっと上品すぎて目を見張るような派手さはないけど、頑張って見守っていきたいタイプだ。



■しゅごキャラ!どきっ

個人的期待度…★★★★
祝!スコート解禁!度…★★★★★☆

しゅごしゅご!ってそんな挨拶なかったろー!というあたりをサラリとやってしまうのがしゅごキャラっぽくて楽しい。てか先週のって一期最終回だったのね。あまりに色々と解決してないから分からなかった…。

今回からスーパーバイザーに佐藤順一の名が。なんちゅうことをしてくれはるんや…。OPでいきなり3人の男に揺れまくりのあむは相変わらずとして、何よりもショッキングだったのがアミュレットハートのスカートの中が!!!丸見えに1111111!まーもちろんアンスコ扱いなんだろうけど、我々にとっては大きな一歩だ(スロー再生してお尻にハートマークまで確認できました)

でー本編が始まったら、いきなり52話と続き感まんまん。サイトもリニューアルしてないし、やっぱタイトル変える意味あったのか…?とりあえず今回は一期の総集編。さすがに一気に詰め込むのはキツかった感があったけど、どんどんハードルを上げられるキングには笑った。なでしこも男として復帰するようで、来週からも楽しみだ。

あといいこと思いついたんだけど、アミュレットクローバーのかぼちゃぱんつ風スカートの中に間借りして住めないかな?可能なら引っ越す!敷金礼金も払う!



■イナズマイレブン

個人的期待度…★★☆
レイトンもアニメ化せんかな度…★★★★★

レイトンについてた体験版だけ遊んだことのあるサッカーゲームがアニメ化。色々と可愛いデフォルメがされているキャラのデザインはアクがあっていい感じ。

弱小サッカー部のやる気のない部員の中で、一人頑張るキャプテン…という王道パターン。そこにクールな天才肌転校生が現れて…というのも王道で、見ててニヤニヤするほど。

いきなり廃部の危機、おまけに特訓、さらにはサッカーで学校統一を目指す敵役…と全てがベタだ。しかしこのベタさが心地よかったりもする。基本的にスポーツものは苦手なんで切る候補ではあるんだけど、ミステリアスな修也の展開によってはアイアンリーガーのような熱さが生まれるかも…ということで僅かな期待を持ちつつもうちょっと見ていこー。

それにしても新聞部のメガネっ娘はなかなかいい感じ…と思ったらエンディング3人娘の一人ってことで今後も出番がばっちりありそう。うふふ、もうちょっと見ていこー。



■機動戦士ガンダム00

個人的期待度…★★★☆
見分けのつかないキャラが何人か…★★★☆

なんだかんだで注目度は一番か。んーと実はメカだった人とか色々死んでソレスタルビーイングがわやくちゃになった…んだよね?とにかく前作から4年後らしい。

ちゃんと宇宙に出てたと思ったらいきなり不幸に巻き込まれて中世奴隷なみの扱いを受けて、刹那が事件に関わってると知ってかつ助けられて落ち込んでいるサジ君には吹いた。ここらへんはじっくり描かれていくもんだと思っていたので、一話でバレるだけでなくここまで進むとは。

と思ったら、なんか凄いことになってネタキャラと化してるグラハムでさらに吹いて、挙句に拘束されてるアレルヤでとどめを刺された。みんな大変だな。

でー刹那が負けたことでガンダム最強というのはある程度やわらげられたと判断していいんかな?にしてもロックオンを迎えに行ったのは地球?相変わらずそこらへんの移動が早い。昔のガンダムの人たちって大陸を横断したりましてや敵であふれる地上に降りたりするのにえらい苦労してたような気がするんだけど…。



■屍姫

個人的期待度…★★★☆
俺も仏門に度…★★★★

女子高生の屍が孤児院を営む僧侶の力で動き出して、悪い屍を倒すという話なのかな。死体はなかなかにエロくてそれ系のフェチな人はたまらなそう。しかしマキナの声はまだしも、オーリはちょっと違和感があるなー。ギリギリでパンチラしないアクションは派手でいい感じ…と思ったらガイナなのか。なるほど。

設定も決めセリフもかなり中二病っぽくはあるものの、武器が剣じゃなくてサブマシンガンなので多少目新しさはあるかな。まだ現地点ではこの先どういう方向に行くのか全然分からないけど、いわゆる今風の深夜アニメらしい作りで楽しめそうだ。



■今日の5の2

個人的期待度…★★☆
今日の5の2でハアハアする37…★★★★

原作漫画は人気あるようだけど未読。てかなんで線が安定してないの?そういう作風?シリアスな画面はそれなりに描いてるけど、それでもなんか不安定だな。途中だったらこの程度の作画の乱れは全然アリだろうけど、最初からこれで固めてる感じなんだよなー。

でー内容に関して言えば基本的には小学生あるあるネタっぽいけど正直特に面白くなかった。ただエロさに関してはみなみけよりも上のようだ。こっちの方が年齢低いのに…。上気した顔で指をくわえるとかパンチラよりエロいぞ。もっとやれ。それにしても小5ですら相合傘とか指チュパやってるのに俺達ときたら…。



■スキップ・ビート

個人的期待度…★☆
アイドルになる動機として斬新すぎ…★★★★

少女漫画原作の、んーとこれはいわゆるドリーム系かー?…などと思って見始めて、地獄少女もかくやというあまりの内容にぶっ飛んだ。幼馴染の美形アイドルにいいように弄ばれて捨てられるという時に、デフォルメキャラで飛び回ったりしてる場合じゃないだろ常識的に考えて。

でーこの先復讐のために芸能界に入るようだけど、本気で復習したかったら芸能界に入らないほうがいいんじゃ…。というかサイトでは「波乱万丈サクセスストーリー」ってなってるけど、サクセスとか言ってる場合じゃない。なんていうか展開のあまりの過酷さに絵柄だの動きだの考えてる暇もない。まいった。



■喰霊-零

個人的期待度…★★★☆
いきなり死んだー!!!!…★★★★

一見するとミリタリーの気配を感じる、魔物退治組織もの。雰囲気は暗めだけど、梵字の刻まれた弾丸、魔方陣を描くバイクのタイヤ、そしてバイクのアクションなどはマンガっぽくてなかなかにカッコいい。

まーそれでも比較的普通かなーと思っていたら、終盤で次々と仲間が殺されていくのはまだしも、ついには主役まで死んだのには驚愕。なんだなんだー!これからどうするんだー!

この世界のオカルト具合がよく分からないのでなんとも言えないものの、復活して何かしらの運命的なものを背負いつつ戦うのか。それとも今回が最終回みたいなもんで、次回から時間が戻って彼らの活躍の日々を描くのか。さすがに最終回から戻って放送する桃花月憚方式は勘弁な。

そもそも原作漫画は全然別物らしくて、今回のアニメで-零-と付いてるということはその漫画世界の前日談に当たるんだろうし、このアニメが悲劇的なラストであってもおかしくはない。あるいはサイトで書かれている「彼らの活躍を描く」てのがフェイクで、ここから新しい人物によるストーリーが展開されるのか。だとしたら大したものだとは思うけど。



■ヴァンパイア騎士 Guilty

個人的期待度…★★☆
僕も女の子の脚を舐めないと病状が進むんだ…★★★★

女の子に人気の学園吸血鬼アニメの続編。

なんか暗い運命とかを絡めつつ、結局は美形男子二人にヒロインが吸血=セックスの暗喩をするしないで奪い合われるというなんとも女子中高生大喜び的なストーリー。もちろんおじさんからしたらけしからんとしか言いようがない(自信満々で股間をまさぐりながら)

でーなんだかんだで色々と決着ついていない前作ラストから様々な問題はそのまま続いているものの、純血種の敵とかが出てくるらしいので話が外に向くのかな?まー色々と好みではないけど流れで見ていくかなー。



■週刊美肌一族

個人的期待度…★☆
通販ならダチョウ倶楽部を出してほしい…★★★★

な、なんだこれ。確かこのキャラ自体は化粧品のイメージキャラクターだよね?24年組的な絵柄で、目が星になったり白目になったりのヒロインたちが美肌七宝典なるものを奪い合うという、ありとあらゆる要素が出オチだ。色々と古臭いのもわざとやってんだろなー。

でー前半はそんな感じの妙なアニメだったんだけど、気が付いたらリアル通販番組になっていた。い、いま起こったことをありのままに(略)

まーそんなわけで30分通販番組の中のコーナーアニメ。なんだかなーという気はするけど、しかしアニメ部分はなんか見たい気もする。これ毎週見ないといかんの?俺も頑張るから皆も頑張れ。



■とある魔術の禁止目録

個人的期待度…★★★★
シャナに似てるな…そうだ!3Pだ!…★★★★

人気ラノベ&コミックのアニメ化。超能力が横行する学園を舞台に、突然やってきた異世界シスター美少女と謎の組織との争いに巻き込まれ…という導入はなんていうかいかにもラノベっぽい。さらにJ.C.STUFFということもあって雰囲気はシャナに近い。というか近すぎんか。

まーそこらへんを踏まえたうえで、シャナとは違うほんわか系主人公ということなのかな。まだ今回は説明ばっかりでこれといった活躍もしていないけど、魔術書を使ってなんらかんやらするんだろうしそこらへんは次回以降のお楽しみ。

とりあえず今回は一話ということで作画などはいい感じだった。インデックスは様々な表情を見せて可愛いし、服がやぶけたりのサービスもなかなか。電気を使う女子中学生とかロリ女教師だけでなくメイドとかも出てくるようなのでうふふ楽しみですなあ。にしても本編以上に同人誌に期待しちゃっているのはどうなもんか。



■伯爵と妖精

個人的期待度…★★★
猫がいい感じー度…★★★★★

フェアリードクターなる女の子が怪しい色男を助けたと思ったらそれが伯爵でお姫様になって…という、ドリーム色の強い展開。

妖精という存在がポイントになってるようだけど、そっちの方はよく分からないままセリフで進められていくので、なんか置いてきぼりになってしまった。むしろ元気っ娘が恋に落ちるというトキメキの方が楽しみなような。どこか「プティアンジェ」を思い出す…ってさすがに古いか。

色男がキラキラしながら敵を倒したり歯がキラリするのは古いを通り越して形式美として捕らえるべきか。猫のニコをはじめ主人公たちの高感度が高いのでとりあえず見守る方向で。



■ONE OUTS

個人的期待度…★★★★
腐女子に人気出そう…★★★★★★

スポーツものということで個人的に期待薄…と思って見始めたら、いきなりナレーションでどんどん進んでいく。んだけど…テンポがカイジと同じだー!と思ってよく見たら製作がマッドハウスで声優もカイジと同じ萩原聖人。なるほどそういう枠なわけね。

でー今回はギャンブルではなくて賭け野球をやっていたならず者系主人公が、なんだかんだでプロと対決。しかし野球ものではあっても根性論とか気合とかじゃなくて、配球や駆け引きなどに重きを置いているようで、そこらへんの心理戦が見せ場。おお振りもそうだったけど、こういった理論の組み立ては見ていて楽しいもんやね。

個人的にカイジは原作を知ってたからなぞる感が強かったけど、今回は完全に未読なので先がどうなるか全く分からず楽しみ。さすがに鉄骨を渡ったりはしないだろうけど。



■魍魎の匣

個人的期待度…★★★★☆
こういう話だったんかー…★★★

前に実写で映画化していたので、タイトルは聞いたことがあった。読んだことはないけど京極夏彦ってことで人気あるんだよね?アニメに関してはなにげにキャラ原案にCLAMPが関わってたりと力が入っている。

絵としてはCLAMPの美形キャラがベースでありながら、ここという時には腺が増えて怖くなったりして良いキャラデザインだと関心。風景なども昭和の旧家の不気味な雰囲気がよく出ていた。横溝正史的な雰囲気の中で百合展開が進んでいくのも歓迎なんだけど、踊ったりはちょっとやりすぎなような。というかあの回りっぷりは出崎を超えたな。

中二病っぽい遊びをしている二人がどんどんヤバい方に進んでいって、ついには片方が死亡という導入。今後どう展開していくのか分からないものの、とりあえず先が楽しみになってしまった。なんか悔しいが見ていこー。



■ケメコデラックス

個人的期待度…★★★☆
エロいんだが忙しくて困る…★★★

原作未読。ふざけきっているOPは見ているだけで楽しい。絵柄は思いっきりオタクっぽくて、一周していい感じだ。

基本的にはいわゆるおしかけ女房ものらしいけど、そこらへんもあまり真面目にやる気はなくって、あくまでスラップスティックコメディというか動きの楽しさやハチャメチャさで見せる方向らしい。

小柄な少女ロボ?の中から、明らかにサイズに無理がある普通の美少女が飛び出してきたり、やる気ないデザインの転校生が来たり、意味なくスク水の脚を広げさせたりと、まーなんだかんだと考えたり突っ込んだりしたら負け。ある意味昔のギャグアニメってこんなんだった気もする。ハレグゥやドクロちゃんの水島監督だし、とりあえずムチャクチャにはしてくれそう。



■地獄少女 三鼎

個人的期待度…★★★☆
あいちゃんも百合の世界に…★★★★

前期でいよいよもって完結したと思っていた地獄少女が三度復活。

今回出てきた女子高生たちはレギュラーらしいので、今後も少女の身体の中に入りこんでいて、仕置きの時だけ百合って出てくるということなのかな?なんで復活できたのかは謎のまま進んでいくようだけど、きくりの電池の話と合わせるとなんかいろいろ考えられるような。

ストーリーとしては相変わらずだったけど、今回は明らかに少女の勘違いや噂に踊らされてる空回り感があったので、それほど鬱という感じでもなかった。いや地獄行っちゃったけど。

にしても久々なのにいきなりのハチのコスプレには笑った。今までも相手をケーキにしたり実験道具でお仕置きしたりとかあったけど、一話からやっちゃうか。さくらんぼを舐めたりエロ描写がますます増えたのは嬉しいことだけど、これ夕方にやってんだよな。もっとやれ。



■まかでみ・WAっしょい!

個人的期待度…★★★☆
なんだかんだで可愛くてまいった…★★★

OPで尻振りはまだしも、フンドシは今まで無かったと思う

異世界とか召還とか魔法とか何でもアリな世界で、悪魔だか天使だか分からない女の子を主人公が召還してしまい、これまた正体はヴァンパイアである妹との三角関係になるという、なんていうかお気楽なギャグ。ストーリーだけじゃなく、アニメの手法としても突然実写の人形が入ったりと、とにかくムチャをやってやろうという意気込みが見える。

ヲタ向けのハチャメチャギャグということでケメコデラックスがライバルという印象だけど、とりあえずパンチラ的にはこちらの方が勝ってるような。絵柄はエロゲ的なオタ丸出しのデザインだけど、女の子は総じて可愛いのでもちろん歓迎いたしますぞ。

ただケメコデラックスもそうだけど、設定から動きから展開から何もかもがメチャクチャなんでどうにも落ち着いてというか真剣に見れないんだよなー。とりあえず今回はドタバタやってるだけで終わっちゃってて正直これという笑いどころもなかったんだけど、まーこのノリでムチャに徹してくれれば面白い話が出てくるだろうからそこを期待。



■のだめカンタービレ〜巴里編〜

個人的期待度…★★★
俺もアニメで外国語を…★★★

確か前作では落ち込んで田舎に帰ったのだめを千秋が迎えに行ったんだっけ。でー結局のところ二人揃って留学したらしく一緒に巴里のアパートに。全く前作のあの騒ぎは何だったんだ。

でーそこで派手そうな女やのだめに横恋慕するオタク男など色々な同居人が出てきてまた面倒なことになりそう…と思ったら、あっさりと二人のパワーに押されきったのには笑った。まーこれで引っ込むわけでもないだろうけど。

絵などは前作から引き継いでいい感じ。OPは切り絵演出かと思ったら本当に切り絵を使っているようでオシャレなんだけど、アニメ部分はそれほど洗練もされていないような。曲としても前作がアップテンポな名曲だったのでちょっとおとなしい印象。

ただエンディングに脚本として榎戸洋二の名が見えたんでちょっと期待度が上がった。前作はOPが幾原だったけど、微妙にウテナスタッフが絡んでるのは何か繋がりがあったりするんかな。

あとオタク部屋の中に髭男爵があるのは何でやと思ったら、公式サイトで「髭男爵を探せ!キャンペーン」なるものをやっていた。毎回登場する髭男爵を見つけると壁紙だのいろいろプレゼントと。まー企画としてはアリだと思うけど、アニメのサイトまでチェックする層とのだめのメイン層って一致してるんかな。



■カオスヘッド

個人的期待度…★★★★
僕も高校時代にネットがあったらああなってたと思う…★★★

原作はPCノベルゲームなのか。渋谷を舞台に、NHKにようこその前身ような半引きこもりのオタク高校生が、猟奇というか都市伝説のような不気味な事件に巻き込まれていく。

基本的にはホラー超なんだけど、主人公を心配する萌え妹や、オタ趣味に理解のある女の子が現れて…といったベタな展開が進められていくのは、そういったありふれたオタクドリームを弄んでいるかのようだ。2ちゃん用語なども「あえて」「分かって」「悪い意味で」使われていて、とにかく事件の展開だけでなく世界観の構築、主人公の存在自体も、全体的に怖いというか不安感を煽っている。

背景などはハードで暗い印象。しかしキャラは特徴の少ない、どちらかといえば古めのオタっぽい絵柄で、それが逆に不気味さに繋がっている。オタク、引きこもり、チャット、掲示板といった身近な、危うげなモチーフにがどこまで突っ込んでくれるか、どれだけ陰鬱にさせてくれるか楽しみだ。



■かんなぎ

個人的期待度…★★★★
神様すらおかずに…★★★★☆

ハルヒEDやらきすたOPで知られる山本寛が監督。さすがに意地というわけでもないだろうけどOPはぐねぐね動いてて見惚れた。EDの星空にもハルヒに通じるものがある。

普通の少年のもとに美少女神様がやって来て…という展開の和風神様もので、現地点ではお稲荷様に近いかな。

ヒロインのナギは神様キャラということで上から目線の生意気キャラなんだけど、ご神木を切られて落ち込んだり、かと思えばダジャレに顔をニヤつかせたりと普通に可愛い。デフォルメも手抜き感が感じられなくていい感じ。

肉感のあるキャラデザインのせいもあって、舐めるようなアングルでミニスカを後ろから捕らえるカットや、あまつさえ太ももを這うムカデというエロさは半端ない。特に手、指のふにふに感にフェチを感じた。常にこの作画レベルが保てるとも思えないけど今後も期待。

でーそんなナギに興奮してしまう主人公仁には親近感が沸くけど、ナギってそもそも自分で彫った木像に神様が宿ったんだよな。てーことは自作フィギアで興奮するようなものか。僕も高校時代に自分で描いたミンキーモモでオナニーしたりしてたのでますます親近感沸くな。ストーリーとしては今後どう展開していくかは分からんけど、全体的に見てて楽しいので期待大。