2008年春:新アニメ1話感想


■xxxHOLIC継

個人的期待度…★★☆
頭小さすぎて逆にデブに見える度…★★★★

いきなり続編もの。最近のアニメはとりあえず1〜2クールやって、好評なら続編というパターンが多い。これは実験的期間であると同時に、一つのコンテンツの寿命を延ばす効果があるとやらなんたやら読んだことがあるけど実際はよく知らん。

ちなみに前作のxxxHOLICは一応見ていたんだけど、正直それほどのめり込まずに流し見をしてしまった。ただでさえ細長い原作の絵がアニメだとさらにオーバーになってしまい、作画が崩れた時などは完全に棒人間、異形の姿になっていたのだけ覚えてる。

今回の続編はスタッフは変わらず、OPがスガシカオってのまで一緒。一話ってことでストーリーは蜘蛛の呪いというオーソドックスなものだったけど、作画も良好で安心して見れた。今後も2話構成くらいで様々な妖怪とか呪いとかが出てくるという感じか。

さすがCLAMPということでヲタ的オシャレ感は高い,ものの、モノノ化のような衝撃的エッジやインパクトは感じられなかった。まあ基本的に呪術系雰囲気を楽しむという感じで良さそう。うーむ今回も流し見かなー。



■to LOVEる

個人的期待度…★★★
尻に文字度…★★★★☆

週刊少年ジャンプで大人気のエロ担当漫画がアニメ化…ということでいいのかな?あちこちで名前は聞いていたんだけど、結局一度も読んだ事がない。異本的に最近のジャンプアニメはがっかりな事が多いんだけど、これは男の子向けっぽくて、いわゆる腐向けよりは期待できるか。

でーオープニングの宇宙戦争の絵柄、影の濃さは80年代アニメの再現か?敵の鎧とかも一昔前のアニメを彷彿させる恥ずかしさなんだけど天然なのか狙ってるのか。ただOPアニメはドットを荒くしたポップアートっぽくていい感じにエロい。

濡れ衣で不良の烙印を押されたちょっとネギ似の主人公が、唯一自分を信じてくれた女の子を好きになって告白しようとするものの上手くいかず、突然現れた全裸美少女宇宙人に間違えて告白してしまって…というなかなかに童貞度&うる星度の高いストーリー。

変身シーンがやたらエロかったり、タコロボットの動きが気持ちよかったりと作画的クオリティは高くて、とりあえずいちご100%よりは期待できる感じ。

しかしエロとは言っても、桂正和などに比べると目など大きめのアニメっぽい絵柄で、今のところフェチ的なものは感じない爽やかなエロだ。にも関わらず深夜にやっているせいで、なんか妖しさが増してしまっているような。



■マクロスF

個人的期待度…★★★★
板野はいないがミサイルは飛ぶ度…★★★☆

河森正治監督によるマクロス新作。ゼントラーディやデカルチャーといった世界観はそのまま継承されているというかその後の未来の話なのね。今期の中では注目株と言っていいか。

ちょっと前にやっていた特番で一話は見ていたので二度目の視聴。キャラは濃い目のデザインでちょっとクセがある。そのせいか主人公が女性に間違えられる美形と言われてもそこまで女っぽく感じないなー。メカはもちろんというかアクエリオンから引き継いだ3D。それにしてもオープニングでいきなり全裸男女が空を飛んでくのはアクエリオンとかぶりすぎでは。

とりあえず今回は世界観の説明という感じだったんだけど、マクロスを引き継いだ広大な舞台に派手なライブシーン、気合の入った戦闘シーンと見せ場は多くてお腹いっぱいになった。腹黒いながらもプロ根性を持った歌姫や天然幼女ヒロインといったあたりのキャラもいい感じ。主人公たちの空飛ぶパワードスーツっぽいののデザインはどうかと思ったけど。

まだストーリーはロクに進んでいないので、そこらへんは今後に期待か。アクエリオンはギャグだのネタだの実験だのが入り込んでいて(またそれが微妙に浮いていて)見ている方がとまどったけど、こちらは正統派大作っぽい感じになるのかな。まーマクロスの「歌とキスを見せて宇宙戦争に決着が付く」という画面が正統派と言えるかどうかは置いておいて。



■イタズラなKISS

個人的期待度…★★
でもマクロスの流れで見ちゃう度…★★★★

10年以上前の少女漫画がアニメ化。なんか名前だけは聞いた事あるなーと思っていたら台湾でドラマ化されていたのね。公式サイトには「未完のストーリーがついに完結」となっているけど何だー?…と思ったら、連載途中で原作者が急逝されたという事情だった。

ダメっ子系元気印ヒロインが富豪の美形エリートに告白して、フラれたもののなんだかんだあって一緒に暮らす事になる…といういかにも夢見がちな少女漫画。マーマーレードボーイの後番組と言われても納得しそうだ。それにしても2年間思い続けていたのに、実際告白したら嫌な男で損した…っていくらなんでも見た目で好きになりすぎだろ。

うーん正直なところ深夜にやる意味が全く分からないんだけど、まー当時の原作ファンをターゲットにしてるってことか。なんか付いていける自信ありません。



■ファイテンション☆テレビ

個人的期待度…★★☆
もしもパンティになれるなら度…★★★

ファイテンションシリーズの第三弾。前作のスクールの地点で数回見て切ってしまったんだけど、新シリーズということで一応見てみた。まずMCがホリケンからペナルティに変更。ワッキーは子供向け志向が強いらしいので納得。にしても子供向け番組でもスベリ芸やってんのな。

相変わらず様々なフラッシュアニメが流れていて、土管くんや本マグロトロ太郎は続投か。といざらすのサイトでお馴染みのキリン兄弟のアニメも入っていたけど、どうやらスクールからの続投なのかな。あとちゃんちゃらおかP音頭が流れてて異様に懐かしくなったり。てか蛙男商会とサンプラザ中野分が多いな。

その中でもドフスアンドフレンズという無言アニメは妙にクオリティが高くて日本離れしたセンスを感じるなーと思ったら、フランスの大ヒット MMORPG「Dofus」に出てくるキャラクターらしい。ウゴウゴルーガや蛙男商会のシュールな世界観が主流の日本フラッシュアニメと比べると、正統派アニメーションという感じがして面白い。でも単体で見ると特に面白くはないかも。

まー今後も連続して見ていくことはしないだろうけど、勉強に一度くらいは見ておいても良いのでは。



■トミカヒーローレスキューフォース

個人的期待度…★★★☆
ベタでーす度…★★★★

タイトルからトランスフォーマー的なアニメを想像していたら特撮でビックリ。司令官が早見優でさらにビックリ。レスキューということでエクシードラフトを思い出させる。エクシードラフトは数話で切ったけど。

遊び感覚で災害を起こしてくる三人組宇宙人(?)に対するレスキュー隊の活躍を描くというもののようだ。この宇宙人がロボっぽい外見なんだけどノリは軽くて、声も安田大サーカスってことでシリアスな感じはしない。てかクロちゃんが声を当てているのは女性型宇宙人なのか?

全員がオレンジ系で統一されたスーツはいまひとつカッコ悪いけど、CGを多用している基地の特撮、カーアクションなどはかなり派手で思わず燃えた。人工知能搭載の車との会話もアスラーダを彷彿させて今後が楽しみ。

「俺の使命は人命救助で、敵と戦う事ではない」という主人公は高感度高いし、敵キャラがおふざけというのも好みだ。セイザーXのように化けてくれるのを期待して見ていこう。



■紅

個人的期待度…★★★★
ょぅι゛ょ度…★★★★☆

公式サイトの「守るべきものが見つかったとき人は強くなれる」というコピーを見て、ハートウォーミングが基本の貧乏姉妹物語的なドラマかと思ったら、OPがめっちゃアクの強いポップな作りで驚いた。さらに本編は一転して、リアルな絵でなんか痛そうなバトルが始まってますます戸惑う。

全体的に洗練されたキャラデザの石井久美ってのは誰だー?と思ったらRED GARDENの人か。てか監督の松尾衛って人も一緒なのね。なるほどそう考えれば、妙に逞しい登場人物たちや暗い日常生活の雰囲気の出し方は和と洋の違いこそあれ似ている。エンディングのオシャレさなども相変わらずで、独自の世界を感じるのでいいかげん覚えておこう。

ストーリーとしてはまずそもそも何が起きているのかもよく分からない状況だけど、強さを追い求める少年と少女の心の触れ合い…って感じなのかな?

メインヒロインとして閻魔あいっぽい和服幼女が出てくるけど、アニメらしからぬ長すぎたり細すぎたりしていない手足や、ちゃんと描かれすぎている下着などがリアルで、なんか凄く「いけない」感じがする。というわけでキャラとしては生意気お嬢様で実は寂しがりやという高スペックでありながら、いまひとつ萌えるのが怖いという妙な感覚に。



■ネットゴーストPIPOPA

個人的期待度…★★★☆
長女エロス度…★★★

日曜朝のいわゆるキッズアニメ。ぱっと身は今風のソツない絵柄で女の子も可愛い。ツインテール&ニーソの女の子が出てくるんだけど、その前に妙に仲良しすぎる男の子が出てきて腐的な雰囲気が流れていたせいで、むしろ女の子は当て馬に見えるふしぎふしぎ!(でも同人誌は買うよ!)

パソコン嫌いの少年が電脳世界に入り込んでしまって、妖精のような存在と出会い冒険が始まる…という基本ストーリーは既に目新しくもないけど、宇宙空間のような拝啓で惑星のようなイメージのサイト同士がリンクで繋がっており、データが行き来しているといった描写などは、イメージとしての「インターネット」から一歩踏み込んでいるか。

とりあえず今回は世界観の説明だったけど、テンポ良く進んでいて退屈しなかった。面白くなるかはまだ不明だけど、とりあえず見守っておいて良い感じ(ツインテールの女の子を)。ただ“準備中”が多くてやる気を感じない公式サイトは何とかして欲しい



■おねがいマイメロディ きららっ☆

個人的期待度…★★★☆
マリーランドの白い悪魔度…★★★★★

マイメロシリーズ4期。キッズ向けかと思いきや、見事なカオスっぷりで大好評だった1〜2期から、3期で15分の箱番組アニメになってからまた30分枠(15分×2?)のアニメになったものの、今度はフラッシュで描かれるようになったという紆余曲折、苦労人風経歴を重ねてるな…。ちなみに2作目の途中からHDDのデータが消えたりして「時々見る」程度になってます。

でー今回は歌ちゃんシリーズより前のエピソードということで人間キャラは一新。ヒロインはちょっとアイマスの双子ロリに似てるか?声が凄まじい棒読みと思ったら、モー娘の人らしい。むー。

止め絵中心のOPはなにげにセンシティブでいい感じなんだけど、本編が始まったら…何よりもまずフラッシュ的なパーツ単位の動きにとまどう。キャラのデザイン的にはフラッシュにしやすいラインではあるんだけど、だからこそ微妙な動きが気になるというか。あとマイメロの等身高くね?

でーマリーランド部分はまだ良かったんだけど、人間の動きとなるとモロに違和感が浮き立ってしまう。正直なとこ、EDで普通のアニメで走っているだけのマイメロに安心感を感じた。なんていうかアニメで人を動かすという事の難しさ、職人芸の凄さと言うものを再認識。蛙男商会とかフラッシュアニメ自体は嫌いではないんだけど、従来のセルアニメと同じものを目指すのはやはり難しいのでは。

とはいえ、ストーリー的には相変わらず白痴なマイメロと、どこかスレている住人たちが楽しくて悪くなかった。フラッシュと声の技術が上がってくれれば…という気はするし、全話を見るという自信もないけどもうちょっと付き合うか。



■絶対可憐チルドレン

個人的期待度…★★★★
あーやの声ってなんか楽しくない?度…★★★☆

GS美神の椎名高志原作のサンデー漫画がアニメ化。少女エスパーのドタバタギャグという昔ながらの漫画で、連載が始まったころは読んでいたんだけどサンデー離れしていたせいで読まなくなってしまった。

アニメのスタッフはハヤテのごとく!と同じなのかな?クセのない作画で丁寧に作られており、声優陣も平野綾や釘宮などの売れっ子面子が揃っていて、なんていうかサンデー、小学館といったブランド力を感じる。ただ一番ブランド力を感じたのはパンチラしない鉄壁の構図だけど…。

エスパーに対する迫害といったドラマを作りやすそうなフックや、頼りないながらも男らしい主人公は高感度高い。普通にいい出来なので全体的に優等生なアニメすぎるきらいがあるというのは贅沢な意見か。原作未読なので普通に楽しんでいけそう。

エンディングなどは秋葉を舞台にしたデートで、あんまそっち方向に行かなくてもいいと思うんだけど、まあ今どきのドラマってことを考えると秋葉原という存在を完全に無視ってのもおかしいんかなー。



■コードギアス反逆のルルーシュR2

個人的期待度…★★★★☆
でも視聴率はいまいちらしいです度…★★★★★

一年ほど前に深夜枠で大人気を博したコードギアスの第二部というか後半と言った方がいいか。が夕方に時間を移動して放送開始。間違いなく今期一番の注目作。

前作から一年後、銃声で終わったラストシーンの決着はとりあえず置いておいて、ブリタニアによる支配が進行し、ますますイレブンへの差別が進んだ世界で優等生として暮らすルル。

Aパートではカレンがバニーになっていたりルルに弟がいたりして、さてはルルの夢の世界とかそんなんかなーと思っていたら、記憶が封印されていて CCをおびき寄せるために監視下に置かれていたらしい。記憶を封印したのは誰かとか、どういう経緯でルルもCCも助かったのかとか、シャーリーだの博士だのどうなってんのとか、もちろんその他の整合性なども突っ込みたいところではあるけど、なんかそこらへんが解かれていくのも楽しみに思わせてしまう馬力がある。むしろそこらへんを小出しにして視聴者の想像欲を掻き立てるという作戦か?

さすがに十分な期待を背負っていただけあって作画も動きもエロさも一段階上の出来。時間が夕方になってヌルくなるんじゃと心配されていたけど、容赦ない差別や火炎放射器の惨殺、おかげさまでますます中二病が進行していたルル、三蔵法師そのまんまのギャグとしか思えないような新キャラなどむしろ前以上に色々と大変な事に。

スザクも普通に生きていてまた対決するーと張り切っているようだけど、もう色々と吹っ切れているのかな。まー恋人のお姫様が惨殺を始めて、親友が敵のボスだったってんじゃーもう世の中どうでもよくなりそうだけど。あとカレンはいまひとつ好きではなかったんだけど、今回のバニーはエロかったね。よーし遅ればせながらbolzeの同人誌でオナニーしちゃうかー!



■ウルトラギャラクシー大怪獣バトル

個人的期待度…★★☆
しかしゼットンが出たら…度…★★★☆

んーとこれはどういう番組なんだ?タイトルとしてはウルトラシリーズっぽくはあるものの、新しいウルトラマンの気配はない。あーさてはウルトラファイト的な、ウルトラ怪獣を使ったB級番組か?よーし斜め的視線で楽しんじゃうぜー!…と思って見始めたら、思いのほかちゃんとした特撮が始まって逆に力が抜けた。調べてみたらBSで既に完結した番組なわけね。全13話か。

地球では既に絶滅した怪獣が、辺境の無人惑星(?)になぜか現れ戦っていて、そこに不時着してしまった宇宙船が何とか脱出しようという設定。なるほどこれならばウルトラマンに来てもらう必要はない。むしろ人間の方が侵入者だ。

でー結局のところこれって、ゲーセンに置いてある、カードを使用するゲームの「大怪獣バトル ULTRA MONSTERS」の宣伝番組ななわけで。主人公はいるものの、持参しているカードで怪獣を呼び出して戦わせるというポケモン感覚。怪獣が出るたびにトレーディングカード的な説明文が表示されたり、ドラマよりは様々な怪獣が暴れるのを楽しみにするものらしい。まーこういうの子供は大好きだわなー。

…などと言いつつ、レッドキングとゴモラが戦っているのを見て、ついついワクワクしてしまうのは我々に近い世代だったり。ゴモラが角からビームみたいなのを出したときは驚いたけど、怪獣マニアの隊員による「ゴモラは超振動波で地中を掘って進むんですが、攻撃にも使えるのか!」という説明セリフでとりあえず納得しておいた。まー1年やるとか言われたら付き合いきれないけど、13話だったら話のネタに見ておいてもいいか。こんな話をされる人の迷惑顔が目に浮かぶぜ。

それにしても次回はリトラが出るらしいけど、ウルトラQのマイナーなのを持ってきたなー。(甦った古代怪獣ゴメスを倒すために出てきて、口からシトロネラアシッドを出してゴメスを倒すが、同時に自分の呼吸器も溶解して死亡。色々と問題あるだろその器官)



■精霊の守り人

個人的期待度…★★★★☆
少佐度…★★★★

NHK BSでやっていたアニメが地上波にやって来た。なんか最近こういったBSで先行、その後で地上波ってパターンが多くて嬉しいような最初から地上波でやってくれって感じるような。TV版攻殻機動隊の監督ってことで期待は高まる。

異様なまでに密度の濃い作画に重厚な色使いと作画のクオリティは高く、IGの底力を見せつけている感じだ。戦国時代の中国っぽい舞台なんだけど、人込みの雑多な感じはブレードランナーや攻殻機動隊を彷彿とさせる。いわゆる売れ線の絵ではないものの、主人公の女用心棒もプロフェッショナルかつニヒルで攻殻の少佐っぽい。

横綱相撲的な迫力を感じる。あとはストーリーとしてどう展開するかか。ちゃんと作られすぎていて見るほうが身構えてしまいそうだけど、ついていくぞー。



■ダ・カーポ2セカンドシーズン

個人的期待度…★☆
せっかくだから俺はゆかりんの学園長を選ぶぜ度…★★★★

ダ・カーポの2のさらにセカンド。分かりづらいわー!しかしここまで作られると、美少女ゲーム系ハーレムアニメとしての重鎮的貫禄が出てきているのも事実。

ファーストシーズンはロボ少女に全部持っていかれた感じで、幼なじみとその友人がいたくらいしか覚えてない。えーと結局幼なじみとの恋愛ってどうなったんだっけ?なんかバンドやったりもしてたけど、歯切れの悪い決着だったような。

とりあえず今回は青春丸出しの学園生活が描かれていたんだけど、文化祭の人形劇ってのが全体を通してのテーマになっているのかな?アイキャッチも人形だし。それにしても美人姉妹+幼女学園長と夕食を取りつつ、幼なじみとその友人にまで好かれている主人公はファンタジーというよりは既に神話の域に達してねーか。



■隠の王

個人的期待度…★★★
アッー!度…★★★☆

なばりのおうと読む。原作漫画はちょっと前にネットで話題になっていたので知ってはいたんだけど未読。

現代に生きる忍者のバトルものという感じだけど、よく分からないまま話が進んで視聴者置いてきぼり感が強いような。秘術の書を体内に眠らせた主人公を狙って、様々な忍者が襲ってくる…ってことか。何となくシリアスなのを想像していたんだけど、それなりにギャグっぽい描写も入っていた。

戦闘シーンなどはそれなりに動いていたけど、基本無気力な主人公の好感度はいまひとつ。まーこれから様々な忍者とかが出てきてのバトルが始まるのかな。とりあえず次回で味方の女の子が出てくるようなのでまずはそこらへんに期待か。あと先生、隠れている立場の忍者なんだったら、学園に忍道部を作るのは止めた方が…。



■NeoAngelique Abyss

個人的期待度…★
色男はつらいよ度…★★★

ネオアンジェリークアビスと読む。アンジェリークシリーズの何度目かよく分からないアニメか。これはさすがに自信を持って切れるぜー!と思ってたら、いきなり建物の中で戦車と戦わされる色男どもという絵に笑ってしまった。色男も大変だな。 さらに学園の窓でたそがれて、生徒に妙な事を口走る色男。森の中でモンスターに襲われて怪我をしながらも余裕の笑みを浮かべる色男。彼らに強引に戦いに巻き込まれたり、怪我を治すために部屋に招き入れたりするヒロイン。こ、これが少女のドリー夢…。 そして実は能力を持っていたヒロインは、祈りによって敵を消滅…じゃなくて浄化させる王女の卵なのでしたー!こ、これが少女のドリー夢…。うん、自信を持って切ろう。



■我が家のお稲荷さま

個人的期待度…★★★
天然巫女…アリだな…度…★★★★

原作はライトノベルか。タイトル的に吉永さんちのガーゴイルっぽいような妖怪系ほのぼのストーリーらしい。

というわけで旧家の霊力だのお清め、狐などといったいかにもなワードは置いておいて、とりあえず巫女姿の少女が出てきて1ポイント。(しかしばあさんも巫女姿なのでマイナス1ポイント)

封印していた狐が巨乳ケモノ耳美少女になって、ショタを妖怪から守るという軸。既に他界したショタの父親と狐は因縁があるようで、そこらへんは泣ける展開が用意されてそう。

作画はとりあえず良好で、バトルなどもそれなりに派手だった。天狐さまは力の割に軽いノリで、そこらへんはホロに近いといえば近いか。というわけでもっけ+狼というのが率直な感想で、良作の気配はある。ラストで電車の荷台に入り込んでる巫女さんは萌えた。(荷台少女という新ジャンル誕生の瞬間である)



■ヴァンパイア騎士

個人的期待度…★★★
キバっていくぜ度…★★★★

ぱっと見た印象ではバロック風少女向け学園もの。鎖だの呪いだの血だの、そっち系が好きな人向けかーという感じであまり気乗りはしてなかったんだけど。

外部的には秘密とはいえ、ヴァンパイアがヴァンパイアとして最初から存在しており、夜と昼とで学校を共有してるってのは強引すぎる気はするが、変わった設定でちょっと面白い。メインヒロインはほっちゃんの得意げな抜けてる元気少女でいい感じ。太ももから仕込み棒を出すあたりもなかなかーなかなかー。他にも男女問わず美形ヴァンパイアがどんどん出てくるようだけど、なんていうか美形すぎて絵的な魅力は個人的にはいまひとつ。

実際には危うい存在であるヴァンパイアがじゃれあったりしてる軽いノリはホスト部っぽい感じ。ただ根底に親の敵とか吸血とかいった重いものがあるのであそこまではっちゃけることはなさそうかなー。

決して好みの世界観ではないんだけど、色々な要素を入れ込んでいるせいかとりあえずもうちょっと見てみようという気にはなった。というわけで今後どっち方向に話が進むかが気になるところ。正直なとこヴァンパイアとの共存とかヴァンパイアが親の敵なのに実は本人もヴァンパイア…?とかのシリアスな要素は全く興味沸かないんだけど。



■あまつき

個人的期待度…★★
髪の毛マフラー度…★★★★

和の雰囲気でグロっぽい妖怪が出てくるあたりAYAKASIとかを彷彿させる…というか最近は毎クールこんな感じのアニメが一つはあるような。ただしこれは女性向け漫画が原作ということでバトルものではないのかなー?

江戸村的なアトラクションで遊んでいるうちに本物の江戸時代に飛んでしまって妖怪に襲われて…という導入が強引かつ駆け足すぎて乗り損ねた感じ。

でー強引に異世界に行ったと思ったら、比較的あっさり順応した挙句にシンジ君的無気力な生き方を語りだしたりして、このドラマで何をしたいのかよく分からない。一応ヌエとの戦闘が見せ場だったんだろうけど、あっさり切り刻んで終わっちゃったしなー。というわけで実に掴み所のない一話だった。



■モノクロームファクター

個人的期待度…★★
第一話で男のキス多くね?度…★★★★

妙に細い線で、全体的に薄味なような。主人公はヤンキー風味か?ヒロインがますみんの委員長ってのは珍しい。

忍び込んだ深夜の学校でモンスターに襲われて逃げている最中、突然現れた黒服のホモっぽい大男に「一緒になって戦うのが運命です」とか言われてキスを迫られるヤンキー主人公。「俺は誰かに利用されるのが大嫌いなんだ!」とかそういう問題じゃなく嫌だろう。

しかしそのホモっぽい大男に「可愛い」と褒められるとあっさりと頬を赤らめるヤンキー。結局あっさりとキスも成立しておめでとー(死ぬほどどうでもいい)

んで人外になった主人公は凄い能力を手に入れて、世の光と闇のバランスを取るべく戦うのだー!(死ぬほどどうでもいい)

あ、ゆかりん出るらしいのでそこまでは見るよ。



■仮面のメイドガイ

個人的期待度…★★★★
きゅいーんきゅいーん度…★★★★

珍しく原作既読。メイドブームをメタに捕らえて、巨漢の男がメイドとしてやって来るといういかにもオタ向けな内容なんだけど、実際にはいわゆる「居候キャラもの」で、圧倒的能力を持つメイドガイの自分勝手なご奉仕に振り回される一般人という正統派ギャグになっている。メイドガイのキャラがいい感じに不気味かつ強烈で、声があまりにもイメージ通りというかイメージ以上で笑った。

作画的には怪しい部分もあったんだけど、もともとアニメ向けの記号化の強い絵柄なのでそれほどは気にならないか。下らないドタバタギャグがテンポよく展開されていて何も考えずに楽しめた。いちいちおっぱいだの下着だの出てくるけど、少年誌記号としてのおっぱいなのでエロさはあまり感じないのは嬉しいような残念なような。とりあえずフブキさんはもうちょっと足を出すべきではないかな?白のガーターを出すべきではないかな?



■うちの三姉妹

個人的期待度…★☆
フラッシュがハマってる度…★★★

ネット発のエッセイ漫画で、書籍化したのを書店で見たことある…というような認識だったんだけど、30分のテレビアニメになるというのは凄い。

特に派手な事件が起きるわけでなく、お母さんの視点で子育ての日常、ちょっとした出来事を書きとめていく感じなんだけど、恐らくこういったのって子供よりは作者と同じ立場の主婦の方が共感を得て楽しめるのでは。そういう意味では、子供向けというよりは奥さん向けという気がしなくもない。

単純な線で描かれている絵は再現しやすいし、動きなどはなかなかに可愛いが、やはりキッズアニメというよりはファミリーアニメでオタ向けではない。微妙にAAやネット用語が見え隠れしてるけど、ネットなどに特化しようというわけではなく、そういった文化が一般的になったってことなんだろうなー。



■RD潜脳調査室

個人的期待度…★★★★
新たなフェチが流行りそう度…★★★

IG×士郎正宗という攻殻タッグ。

開始数分で専門用語、格言らしきものがドバドバ出てくるのはいかにも士郎正宗っぽいが、正直理解する暇もない。「待ってくれたまえ。言葉の洪水を一度にワッと浴びせかけるのはlなどと思う間もなく、ロープで腕を引き裂かれるという強烈な描写が出てきて驚いた。まあこのスタッフでヌルい展開になるはずはないけど。

基本は未来を舞台にしたリアル系海洋冒険ものか?と思いきや、女性型護衛アンドロイドが出てきて、あーやっぱり士郎正宗っぽいSF世界…と思ったら、たたみかけるように妙にふっくらとした漫画的元気少女が出てきてとまどう。ほうほう今回はそういうのもアリか…と思ったら結局「電脳化」という言葉が出てきてまた驚く。なんか驚いてばっかというよりは、女の子の浮き方が異常なのか。

それにしてもヒロイン以外でも女の子がみんな太めってのは何か理由があるのか?しかしその女の子の太ももに見入る間もなく老人のヌードってのはさすが士郎正宗というべきか。でー結局のとこ事故のせいで意識が飛んで気づいたら50年後の世界で老人になっていた主人公がネットの中では若返ってアーマードスーツを着こんでダイブーって感じで、つまりは電脳世界で世界の意識を調査する…ってことになりそう。

まあ作画は安定していて、CGの使い方も手馴れた感じがする。なにげない格闘などにもどこかこだわりが感じられて全体的にクオリティは高い。「楽しいアニメ」にはならなそうだけど、まあ見ておくべきか…と思ったら、ラストに声優が出てきてなにやらプロジェクトが進むらしくて驚いた。なんだなんだー?

あーそうだ、女の子の体つきがどこかで見たことあると思ったら奴隷ジャッキー…?いや、カトレアか?N.O.ちゃちゃ丸かー?



■秘密(トップ・シークレット)〜The Revelation〜

個人的期待度…★
はいはいサイコサイコ度…★★★

少女漫画が原作なようだけど、絵が微妙というか…ホスト?

かと思ったら、死者の脳の中の意識を読み解くことができる技術が発展した世界での警察特殊課の話っぽい。しかしスーパーコンピューターだの脳の機構だのというあたりの描写はなんか適当で、そこらへんは単なるギミックとして捕らえておけばいいようだ。

基本的には殺人事件を扱いつつ、被害者の脳から全て覗いてしまうことでますますドロ沼が見えていくドラマという感じで、なんとも悪趣味な感じがする。今回も一応ラストで旦那と娘を愛していたというオチがついていたけど、結局のところ旦那も犯人も救われた感じがしなくて、どうにも後味が悪かった。

アクションがあるわけでもなく、作画的にも微妙。アニメよりはドラマ向けのような気がするけど…そうすると脳ってのは生々しすぎるんかな。



■クリスタルブレイズ

個人的期待度…★
三木様度…★★★

どこか退廃的な近未来を舞台にした、オシャレな雰囲気のハードボイルド探偵もの。ロゴとかはシティハンターとかを思い出すような。

探偵の主人公が謎の女性を守ることになり、なし崩し的に事件に巻き込まれていくストーリー、助手の少年に元気系&ネット好き女子高生コンビ、訳知り風な巨漢オカマというサブ布陣、BGMとして使われるジャズ等々、よく言えば王道、悪く言えば目新しさが全く感じられない。もうちょっと作画が良ければ雰囲気を楽しめるんだけど、見せ方なども今ひとつ。公式サイトで言っている「大人向け」ってことなのかもしれないけど、大人になりきれないアニオタとしては物足りないなー。

ただ、いきなり無条件に切ってしまうほど悪いというわけでもないので、もうちょっと見ておくか。あと公式サイトの三木様の写真、正直ガラ悪いです。



■S.A.〜スペシャル・エー〜

個人的期待度…★★★★
ゴトゥーザ様の歌度…★★★★☆

少女漫画原作。今期は多いなー。ゴンゾ+AICというソルティレイ、シザース布陣で、先週に特集番組を組まれていたので設定だけは知っていた。

学園の上位成績者7名のみで構成されるSAクラスで、万年二位のヒロインと一位の男とのラブコメという感じか。少女漫画ってこういうエリートクラス好きだなー。にしてもヒロイン以外みんな富豪や良家のご子息ご令嬢というのはなんつーか鼻持ちならない感が強まるだけのような。そういった妬み感情を持つ不良を一話に持ってくるあたり、作る方も分かってる感じだけど。

絵的には明るく今風のセンスで、ヒロインを含めて女の子も可愛い。アクションなどで派手に動いていたというわけではないけど、作画も安定しておりデフォルメの使い方もいい感じで、画面的には文句なしか。

主人公のヒロインが真っすぐな努力家というのは普通に気持ちいい。そして恋愛感情を抱えているのは、一見クールに見える一位の男の方というのは都合がいいながらもフックとしてはいい感じで、ドタバタな展開が期待できる。どうせなら恋愛ドラマじゃなく、笑わせる方向で行って欲しい。しかしケンカするのにネクタイを外すのは分かるとしても、シャツをはだけることはなくね?



■ドルアーガの塔

個人的期待度…★★★
カイの冒険度…★★★★☆

我々の世代にとって逸話や伝説には事欠かない歴史的ゲームがいまになってアニメ化。既に放送済みのところから色々と(主に悪い)評判は聞いていたが、とりあえずなるべく聞かないようにしてた。

まずOPからしてポップで、ファンタジーっぽくない。でー本編が始まったらあまりに予想外な展開で腰が抜けた。ありがちなRPGに出てくるようなエピソードをパロディにしたギャグの連続で、センスとしてはマスターオブエピックやギャグ漫画日和そのもの。単発OVAならまだ分かるけど、これ連続のテレビアニメだよな?

しかし正直なところ、死亡フラグネタやニコニコ風画面ネタ、キャプションネタなどはどうにも滑ってる感じがして笑えなかった。作画などは妙に良く、らめぇと喘ぐほっちゃや金田パースの再現度は高くて関心したんだけど。

でー今回のは夢オチってことらしいので、次回からは普通にファンタジーものになるってことか?正統派な展開は今回ギャグにしてしまった以上使えないだろうし、何を仕掛けるのかはちょっと気になる。そしてGyaOで表の一話が見れるのかと思って行ってみたら、なんか放送時間が限定されていて見れなかった。意味ねー!というかむしろ不便ー!

今回の一話に関して、まあ実際のところ今さらドルアーガ伝説を普通にファンタジーアニメにしてもあまり意味は無い気はするので、何かしら仕掛けるというのはアリだとは思うんだけど。やはりどうしても初見のインパクト狙い、ハルヒの一話で話題になったのに対抗したんかなーという気がしてしまう。今回のギャグ回を、せめてキャラや世界観に愛着が沸いてからの1クール後にやっていたら、また見え方も変わって笑えたのでは。



■ブラスレイター

個人的期待度…★★★☆
韋駄天翔度…★★★★☆

監督はマクロスや最近ではウルトラマンなどの特撮でお馴染みの板野一郎。マクロスのスタッフで名前が確認できなかったんだけど、こっちをやってたのか。

近未来のレース界を舞台に、車やバイクに融合する化け物と戦うダークヒーローって感じか。化け物との事故で全てを失った元レーサーが、怪しげな薬で化け物然とした能力を得るという第一話。キャラは濃い目で、日本人離れしたデザインは海外向けを前提にしてるんかな。ピカレスクなイメージが強いヒーローってのもアメコミっぽいし。

バイクや化け物、武器等々にCGが多用されているんだけど、さすがに板野一郎だけあってバトルやミサイルの動きはスピーディーで派手。ただもうちょっと重みが欲しいような。バイクに乗り込むと体格が変わるのは韋駄天翔っぽいな。

怪我した途端にチームから不要物扱いされ、恋人にも逃げられといった描写は容赦なく、なんだかんだでストーリー的に見入ってしまった。しかし公式サイトを見ると今回ちょっとだけ顔を出していた男が本当の主人公らしいので、これからゲルトがどうなるかは不明。暗黒面に陥って欲しいような頑張って欲しいような。



■図書館戦争

個人的期待度…★★★★
児ポ法気をつけろ度…★★★★★

オシャレに日和やがって…と思いつつも、正直なところクオリティに関しては信頼してしまっているノイタミナ枠の新作。原作は人気小説らしく、インパクトのあるタイトルに見覚えはあるものの詳細は全く知らず。

「メディア良化法」という法案によって書籍・映像作品・音楽作品などに任意で検閲、規制が入るようになってしまった時代という設定が、まさに児童ポルノ禁止法が懸念される現代とかぶって思わず引き込まれた。

ただ、本を守る「図書館」が本当に軍隊として武装してしまうってのはアレだし、実際に話が始まるとツンデレ上官との恋愛を絡めた軍隊少女の成長話になってしまったのもちょっと拍子抜け。

しかしモチーフとして表現の自由や責任、マスメディアの力や著作権といったあたりまでどんどん踏み込んでいける懐の深さはあるはずなので、今後への期待は膨らむ。

作画や画面作りは丁寧な仕事がされていて、IGの攻殻や精霊を担当した「9課」というチームらしい。せっかくのノイタミナ枠を生かしてガッチリ売れる作品にしようという気合が感じられる。



■純情ロマンチカ

個人的期待度…★★★
BLというよりはホモ作品?度…★★★

公式サイトをちょっと見た地点では「はいはいBLBL」という印象。しかし実際に話が始まると、単に男の子好きで終わらないBL作家の恋愛観などが出てきて、単なるBLよりはもうちょっとメタ的に踏み込んでいるような印象を受けた。

ノンケだった主人公のBLに対する思い込みや偏見は過剰で、かえって作り物っぽい感じがしたけど、まあ主人公としては自然な行動か。思いを寄せている主人公の兄貴が結婚することになっても、一瞬の動揺を隠して祝って見せるうさみさんの純愛っぷりには思わず切ない気持ちになった。いかんいかん。しかし幸いな事に、その後の弟への強引なキスでドン引き。

作画などはそれなりに良くって。時たま入るギャグなどもけっこう笑えただけに、大人のBL作家×熱血青少年のギャップギャグをもっと見たいと思ったんだけど。一線を超えちゃうとやっぱし異世界の話になっちゃうんだよなー。まーとりあえず異様なほどに密度の濃い一話だった。これ1クールかけてやってもいい展開では。



■ソウルイーター

個人的期待度…★★★★☆
ミニスカでつるぺたでツインテール度…★★★★

夕方と深夜の二度放送するというので話題になっていたけど、ボンズ10周年記念作品と銘打たれていたのはちょっと驚いた。

世界観はハガレンやDグレ的だけどもうちょっと漫画っぽくて正直それ自体には今さら魅力を感じないんだけど、センス溢れる絵作りにケレン味たっぷりの構図、そしてエロいアングルで派手に動き回るOPの派手さに度肝を抜かれた。

そして本編も大半がバトルで、華奢な身体に似つかわしくないデスサイズを踊るように振り回して戦う女の子の動きが実に楽しい。人の姿を取りつついざとなると武器になる主人公はヤンキー風で個人的にはあまり好感度は高くないけど、その持ち主である女の子はミニスカで可愛いな。ちなみに矢印が出てきたけど、榎戸洋司は参加してないっぽいです。

今後もこのクオリティを保てるかは怪しいけど、ボンズならやってくれるような気もするのが凄いところだ。子供向けっぽい題材でオタが喜ぶクオリティっていうことでグレンラガンを思い出したり。

夕方放送版と深夜放送版でどこが違うかは、検証サイトがやってくれるだろうからそれを楽しみにしよう。



■ゴルゴ13

個人的期待度…★★☆
マグロなセックスってテレビ初では度…★★★★

最長連載を誇る歴史的漫画がアニメ化。

スイス銀行だの後ろに立つなだの太すぎる眉毛だのといったキーワードは知っているものの、ちゃんと読んだ事はないという人はけっこう多いのでは。かくいう僕も床屋やラーメン屋などで拾い読みをしたことがある程度。

特徴のある絵柄がちゃんと再現されており、渋いBGMなどと相まって劇画の雰囲気が出ている。無表情セックスなども見れて、偉大な原作を丁寧にアニメ化しているという感じ。

声が舘ひろしというキャスティングを猫ひろしと読み間違えて一人で驚いていた。さすがにないかー。発言数が少ないので棒読みっぽいのも味と好意的に取っていたんだけど、舘となると単にキャラクターイメージの近い芸能人起用での話題作りかとちょっと残念。

というわけで、全体的にいい出来の一話だった。劇画系は作画が崩れるとキツいものがあるので今後も頑張って欲しい。



■二十面相の娘

個人的期待度…★★★
会社とネットの二面相なら自信ある度…★★★★

タイトルからして古き良き時代のロマンを匂わせる。原作は漫画らしいんだけど、正直聞いた事なかった

舞台は高度経済成長期くらいなのかな?旧家っぽい屋敷で、遺産を狙う親戚に暗殺されかかっている少女の前に突然現れ、言葉巧みにさらっていく二十面相のいさぎよすぎるロリコンっぷりに驚愕。

んでもって警察とのカーチェイス、そして二十面相を狙うこれまたよく分からない殺人鬼(?)と目まぐるしい。しかしそんな感じでドタバタと展開していくわりに、見せ方はいまひとつ地味だった。古い時代が舞台ということで、ちょっと前にやってた鉄人28号を思い出してしまうからか。あれは今川節で思いっきりケレン味を持たせていたから比べるのも酷だけど。

飛行船や汽車といった味のあるアイテムが使えたりで素材としては面白い話が作れそうなんだけど、とりあえず今回、一話の割には作画が今ひとつだった(無表情な叔父さんは怖かったけど)。しかしOPの作画、動きなどはかなりカッコいいので、今度ヒロインが目覚めて動いてくれれば…という期待は持てる。どうやら少女探偵団になって事件に挑むという展開になりそうなので、当たりのエピソード待ちって感じかな。



■狂乱家族日記

個人的期待度…★★★★
今度こそMOSAIC.WAVのライブチケット取るぜ度…★★★★★

水玉蛍之丞的ラインのヲタ系ポップでありながらもセンスいい感じのイラストで、書店での見覚えはあったけど未読のノベル原作。いかにも何でもアリ的な騒々しいOPはMOSAIC.WAVの曲に相まって楽しい…以上に情報量が多すぎて一回じゃ分からんぞ。

1000年前に倒された魔王の遺伝子を持ち、世界を滅ぼしかねない「子供たち」を監視するため、全員を集めて擬似家族を営むことになった超常現象対策局の青年というぶっ飛んだ設定。とにかくメインヒロインの狂華の俺様っぷり、ハイテンションな喋りっぷりが憎たらしくて可愛い。他の家族もクラゲだの幼女だの良識派ライオンだの生物兵器ロボだのおまけにオカマだの一癖あるどころじゃない。

何でもアリの日常的SF擬似家族ということで宇宙家族カールビンソンを思い出す。だからというわけでもないけど虐待を予感させるロリの背中とかロボの哀しみとかの重めのテーマも入りそうな予感。そこらへんを狂華がぶっ飛ばしてくれるのに期待か。多少クセのある絵柄だけど、第一話ということで作画はいい感じ。特に足を舐めさせようとするアングルの絶対領域はエロくて8回ほど見た。