2006年夏:新アニメ1話感想

■ハチミツとクローバー2
大人気漫画のアニメ化の続編で、前作の評判はすこぶる良かった。でー今回はとりあえず1の回想という感じで設定説明。

原作は5巻くらいまで読んだけど、やはりラブストーリーは苦手というか見ていてどうにも入りこめない。天才、三角関係、男女の機微、自分探し、背負った女の子が泣きながら告白、どれも僕にとってはスペースオペラ並みに現実味がない(もちろん大抵の物語は現実味がないんだけど)。

他にテーマといか題材があって、そこで恋愛が生まれるというのは歓迎だけど、恋愛主体はちょっとなー。というわけでスポーツ系アニメを見る気がおきないのと同じようなイメージで見る気がおきませんわ。山田が良いとかいう気持ちは分かるけど、この世界に乗せられるのがシャクだ。もう意地で見ない!

しかしやはり絵とか雰囲気は良いと言わざるをえない(総集編だったけど)。いまこれを書きながらHOLiC見てるんだけど、今回の絵は酷いわ。手足が長いというよりも頭が異様に小さくて怖え。


■プリンセスプリンセスD
アニメではないけど、こないだまでやってたアニメが実写になったということで流れで見たので。

でードラマだけど。…こりゃひどいわ。設定のトンデモっぷりはアニメで分かってたんだけど、なんつーか実写となるとますます見てて辛いというか異次元。女装がキモいとかキツいとは感じなかったんだけど、どうにもチープでなんかAVぽい。ていうか明らかに男顔な連中の女装を見て骨抜きになってる一般生徒の方が変だぞ。あーでもアニメでもむしろ一般生徒やOBの方がおかしかったな。あとEDの歌は必聴かも。(ひどすぎて)

んで、さすがにこれは…と思ったら、腐女子な方は途中から慣れて楽しんでるらっしゃるようで。本当にどこまでの業の深い連中やで。

実際、このままちゃんとギャグとしてやってくれれば怪作ということでむしろ楽しめるかもしれんけど、たぶんアニメと同様に友情がどうとか家庭の事情がどうとか出てくるんだろうなー。(ちなみにアニメはほぼ全話見た)


■貧乏姉妹物語
まずタイトルからして何ごと?と度胆を抜かれる。こんなタイトルで、その実ハイテンション系ギャグならいいのになーと思っていたんだけど、しんみりとしたハートフルストーリー。というわけで原作は未読。

貧乏といえばびんちょうタンだけど、さすがにあそこまで可哀想な話では…と思ってたらいきなり「天国のお母さん」のナレーションから入り、父親はギャンブルの借金で蒸発まっ最中、ボロアパートで姉妹二人きり…という救いのなさっぷりにテンション下がりまくり。

本来ならそこで「お金はなくても楽しく幸せ」みたくなるべきなんだけど、タイトルで「貧乏」「姉妹」とやたらそっち側がクローズアップされてしまってなんだかなー、

ストーリーが進んでも「ああ、こんなに楽しみにしている花火大会…どんな酷い事が起こるんだ!」「頑張って貯金して…どんなふうに台なしになってしまうんだ!」という感じで全く落ち着けない(んで当然のように起きるし)。CMで流れる「今日の5の2」の世界との落差は何なんだ。

新聞配達で生計を立てたり、朝食がごはん&味噌汁&タクアンのみという「今どきそんな…」て感じの貧乏描写のせいで、時代は現代なんだけど昭和の匂いというか「てんとうむしの歌」レベルの古臭さを感じる。

ちなみにアニメとしての作画、動き等は特に見るべきところがなかった。全10話なんだけど、さすがに見てて辛くて切りそうだわ。


■おとぎ銃士 赤ずきん
主人公の声がゆかりんで、オタクがいっぱい見ていそうだけど、作品そのものは正統派子供向けアニメという感じ。

主人公をはじめ、キャラクターデザインはオモチャ的ギミックが目立つもののセンスはよさげ。アクションはもうちょっとスピード感が欲しいかな。作画も良好ではあるけど、土曜日朝の時間帯ってことは4クールだよね?作画レベルを保つのが無理なのは分かっているのでそこらへんは気にせずのんびり見ていく感じかな。

主人公は、仕事が忙しくて留守がちなお父さんと二人暮しの気の弱そうな男の子。釘宮<シャナ>理恵声のお隣さんっぽい世話焼き同級生がいたりするものの、全体的なテンションはやや低。ぴたテンほどではないけど、雰囲気はちょっと似てるかも。

敵に襲われる場所が何故か秋葉原で、背景にメイドさんがいたりレイヤーを撮影してるオタクがいたりすたりする必然性が分からないけど、とりあえず一話のつかみとしてはいい感じの出来でした。

今後は赤ずきん以外にも2人の戦士が出てくるはずだけど、そこらへんのキャラクターがどんな感じかで作品のカラーが決まりそう。とりあえずこれと韋駄天翔とふたご姫をまとめて録画やね。


■コヨーテ ラグタイムショー
フタコイオルタやコスモス荘などで、クオリティの高さには定評のあるufotableが製作。

全体的に泥臭い感が強く、ハードな雰囲気を持っている。砂漠の惑星、その刑務所で繰り広げられる荒くれ者たちのガンアクション的な物語で、砂ぼうずとかトライガンを彷佛とさせる世界観。

兵器が飛び交うような正統派アクションは苦手だったんだけど、ufotableでもあるし、こないだまでやってたブラックラグーンがことのほか面白かったんで、まー一応という感じで見続けるかな。



…と思ってたらBパートで、いきなりゴスロリに身を包んだ12人の美少女がフタコイオルタOPを彷佛させる陣型で天空より登場。パラシュ−トで刑務所に降下して容赦なく殺戮を重ねてすんごいことに。さらには大塚明夫声の大犯罪者らしき男や、街を飲み込むタイプの蟲まで現れて風呂敷は広がる一方。いきなりこんなに広げちゃって大丈夫かしらんと心配になったが、インパクトとしては十分。

ちょっと詰め込みすぎでは?という気もしたけど、とりあえず次回以降が楽しみ。頑張れー。


■つよきす
つよきっすきっす!というわけでヒロイン全員ツンデレという、大人気エロゲのアニメ化。もちろんゲームは未プレイ。

ではあるけど、アニメのこれキツくないすか。ドタバタ色が強いのは良いとして、作画、動きともによろしくない。最後にヒロインが泣いちゃうのはちょっとキュンときたけど。キャラも多くて、すぐには見分けがつかない。ゲームやってないとキツそうだわ。

特にこの番組の前にやってるのがコヨーテでなので、その落差がますます作画の質の低さを感じさせる。この感覚はアレだ。ノエインとはっぴいセブンを連続でやってた時期と同じ感覚だ。

さらに言うとOP、EDともいまひとつ愛が感じられない。EDはI'VE使ってるのに、画面の方は黒背景にキャラが続々と出てきて終了。OPも本編アニメの使い回しばっかり。ちなみにOP曲はLittleNonで、はっぴいセブンや落語天女おゆい歌ってたグループやね。ここでもはっぴいセブンが出てきたという事で不吉さは増す一方。

to Heart2とかまじかるカナン的なアレになっちゃうのかなー。裏番組がない間は見ちゃうだろうけど、何かあったらすぐに切りそう。


■ゼロの使い魔
原作のライトノベルは、僕が最初に見た日記サイトである「HEXAGON」のヤマグチノボルさんによるもの。ハリーポッター的な魔法学校を舞台に、ツンデレな女の子と、使い魔として召還されてしまった少年のラブコメっぽい。少年はちょいオタ入ってんのかな?

文庫のイラストは良しとして、アニメ版のキャラクターは文庫版イラストの魅力を出せてないような…と不安だったんだけど、動いてるのを見たら、これはこれで良しという感じでした。原画にうるし原いたね。

声がシャナそのまんまだったりするあたりも含めて、魔法学校のキャラ設定など正直目新しい感じはなかったんだけど、その分解りやすくて安心して見れた。ルイズの意地っ張りな感じは可愛いしね。あとはギャグやツンやデレでどこまで転げ回らせてくれるのかというとこですな。

とりあえず今さらながらamazonで一気に注文したよ。


■内閣権力犯罪強制取締官財前丈太郎
いや驚いた。もう伏線も何もなく、ヤクザ風金持ちの内閣権力犯罪強制取締官がムチャクチャ突っ込んで悪人をこらしめる話。

サイトを見るに、原作漫画はまあ普通というかちゃんとしてるっぽいんだけど、今回のアニメの出来が凄まじい。一話だというのに作画は荒れるわ動いてないわ。画面の四隅から銃口が大量に出てきて「囲まれた」表現をしたり、微妙なアングルで口元を隠して動画枚数をを減らしたりと涙ぐましい努力が見える。いま公式サイトを調べようとググったら、こんなスレまで発見(ちなみにアニメ公式サイトは無いようです)

【速報】MUSASHI GUN道に強力なライバル出現!!

115 :番組の途中ですが名無しです :2006/07/06(木) 03:17:52 ID:vrJXqdiq0 ?#
気になった点
・なぜかいきなり神父と格闘
・アイキャッチに謎の怖ヅラ893
・スポーツカーとトラックでインペリアルクロス
・道路何車線あるんだよ ?
・ヘリコプターがラクガキ
・だっぽん

166 :番組の途中ですが名無しです :2006/07/06(木) 03:23:35 ID:nAnGgLXk0
一話目からすごい実力をみせつけられた。
京アニに対するアンチテーゼだな。


そしてあっという間に作られる【だっぽんのガイドライン】。今後は不安しか残らないものの、一話だけに関して言えばメチャクチャ笑えたと言わざるをえない。こんなアニメ、今後も見るしかないだろ?


■僕等がいた
MXテレビで視聴。今期はMXとテレ玉の両方でやるアニメが多くて、録画ミスのフォローができるのでありがたい反面、ややこしくなってきた。

んでこの作品。少女漫画は10巻まで出ているってことは人気漫画なんかな。もちろん未読。公式サイトを見て「ラブストーリーかよー」「絵柄が少女漫画ぽすぎてちょっとなー」「ガキのくせにガキのくせにガキのくせに」などと決して印象は良くなく、半分義務的に見始めたんだけど、OPでスタッフに大地丙太郎の名前を見つけて、ちょっと姿勢を正す。

ストーリーとしてはやはり少女漫画らしく、一見軽いようで実はいろいろと背負っているイケメンと、内気がちな少女が出会って…みたいな感じで、目新しさは全く感じない。王道と言えば王道、しかし見飽きたといえば見飽きた展開だ。

しかしアニメとしてデフォルメされたキャラのちょっとした仕種や画面レイアウトはいい感じで、全体的に爽やかかつしっとりした空気が流れている。大地監督っつーと「赤ずきんチャチャ」や「こどものおもちゃ」みたいなハイテンションギャグが特徴だけど、その裏返しでこういうのも上手いんよなー。

というわけで、本来ならラブストーリーってことで早々に切ろうと思ってたけど、大地効果で視聴継続決定。でも切る可能性も高いですよ。


■学園ヘヴン
こりゃまたバリバリのBLが来たね。腐女子向け作品はプリンセスプリンセスでちょっと拒否反応が出てしまったのでちょっと身構えたけど、これはそこまでキモいとか感じる事はなかった。

第一話ってことでとりあえずいろんなキャラが登場してたんだけど、これを見て思ったのが、「櫻蘭高校ホスト部」ってここらへんのBLの流れをものすごくちゃんと拾ったパロディなんだなーということ。正直最近のホスト部はちょっとパワー不足を感じてるんだけど、ちょっと感心した。

でー学園ヘブンだけど、動きは少ないものの作画は悪くない感じ。「王様派」と「女王様派」で対立してるってことなのかな?どっちも男なんだけどさ。

エリート高校であるBL学園にやってきた、これといってとりえのない主人公の唯一のとりえは「幸運」というものらしいけど、とりあえずそこらへんはまだ語られず。さすがに幸運度ではミルフィーユにはかなわないだろうが(眉間に銃弾を打ち込まれても幸運なので何ともない)

それにしても、いくらなんでも転入生をバイクで迎えにはいかないだろー。荷物がちょっと多いだけで乗せれなくなるし、万が一事故でも起こしたら命に関わるで。そんな乗り物で迎えに…って思ってたらホントに事故ったー!!!(助かってるだろうけど)


■無敵看板娘
古っ!古臭っ!ヒロインの衣装とかはあえて狙ってるのは分かるんだけど、アニメ全体から流れてくる空気自体に古臭さを感じる。あーちなみに原作未読です。

とにかくヒロインが暴れまくりで、何かを解決するために暴れるというよりも、暴れたいがために何かと頭を突っ込んでる感じ。ストーリーや行動原理の底の浅さは「ド根性ガエル」とか「あげだま」レベル。子供の頃に夕方に見ていたテレビまんがを思い出した。

…というような上記の意見はけなしてるわけではなく、むしろ褒め言葉。今どきここまで単純明解なアニメも珍しい。動きは派手で、動かすのを楽しんでる感がある。一話15分という短さから考えても、とにかくハチャメチャに暴れ回る様を楽しめってことなんだろーな。

…などと言いつつも、個人的にこのヒロインのDQNぽさというか喧嘩上等至上主義みたいなのはあんま好きになれないなー。チャンピオンらしいといえばそれまでか。


■まもって!ロリポップ
なかよし原作なのにU局なんだ。いや、なかよし原作枠みたいなのがあるのかと思ってたんで。なかよし原作とかりぼん原作とかは特に注意して見てないのでイメージだけっすけど。

でーこのアニメ、自分を守ってくれる、カッコよくて優しくて強くて…みたいな王子様に憧れている夢見がちな女の子が、突然現れた魔法使いたちの魔法学校卒業検定試験に巻き込まれて、結果的にカッコよさげな魔法使い見習いの男の子2人に守ってもらう事に…て話。2人の男の子が、熱血系とクール系の二人組という組み合わせはきらりんレボリューションっぽい。ていうか、そもそもあこがれのシチュエーションの「姫を守るために龍に立ち向かう王子」がイメージイラスト上でも二人いるってのはどんなおとぎ話だよ。基本的にハイテンションながらも、いまのところ普通にお子様向けで特に面白くはなかったな。

ただ、敵というかライバル関係になりそうなサンって女の子が斎藤(ソルティ)桃子がやってて、せっかくさらったヒロインとケーキを仲良く食べたり、好き勝手暴れたりと、今回も白痴演技がいい感じにハマってる。そんな白痴っぷりを発揮しつつ「人間が一人死ぬくらい、たいしことじゃない」みたいな毒も持っているんだけど、そこらへんを掘り下げるのかどうかは不明。

ちなみにOPはクローバー、EDはMOSAIC.wavが歌ってるんだけど、んーどちらもちょっと押さえぎみかな?


■となグラ!
OPがらしていきなり股間のアップ&パンチラでのけぞった。 原作は漫画らしいけど未読。本編でもやたらとパンツを出したり胸を揺らしたり主人公がいきなり襲い掛かったりと「あーそういうアニメなんね」という感じ。

お隣さんの幼馴染が数年ぶりに再会、ベランダ越しに覗き覗かれしつつケンカしたりラブしたりコメしたりと死ぬほどありがちです。ヒロインはツンデレというほどではない程度に気が強いか。

絵柄はエロゲっぽいけどまあ普通。動きや声もそこそこ無難なレベルではあるんだけど、実際のとこ面白いかといわれると今のところ「別に」としか言えないなー。感覚としては「マジカノ」をもっと日常的にしたような。

キャラ的にはのほほん無敵系の姉と、無口系軍事オタの妹が多少は立ってるかな。まー例によって女子がいろいろ出てくるようなので、とりあえずはキャラ待ちかな。


■N・H・Kにようこそ!
原作はノベルだけど、漫画化もしていてそれのアニメ化という感じか。実は原作未読。

引きこもりになっている青年のところに、日本ヒキコモリ協会(N・H・K)を名乗る美少女が現れて…というくらいは知っていた。

OPからしてなかなかにセンスを感じる。レイアウトというか文字の入れ方にちょっと違和感はあるものの、ちゃんと意識してるっぽくていい感じ。若干線が太い気もするけど、第一話ということで作画も良好。てか製作はGONZOだったのね。GONZOかー。不安なような不安なような。

しかし主人公一人語りの展開は緊張感というか焦燥感が出てていい感じ。キャピキャピのアニメ映像が無機質な感じで使われてたりするあたりも変な怖さを出している。ただ、ハルヒでキョンの一人語りを先にやられてしまったのは、比べられるというか手法のインパクトが薄められてしまったという点でちょっと不幸だったか。キョンはけっこう明るいというかギャグが入ってるけど、こっちはひたすら鬱に入っていくのでけっこう辛い(結局比べてる)

そんな感じで、アニメとしてのインパクトは悪くないんだけど、ストーリーがキツいというか欝っぽいので、今後どう展開していくかで評価は分かれそう。てかみんなはとっくに読んでるんやろーな。

ところどころにエロ妄想が入るのは、一歩間違えると退屈というかすごくつまらなくなるんだけど、今回は上手く入れてたと思う。EDが大槻ケンヂというのは本物感が高まっていい感じ…ではあるんだけど「おまえらどうせ大槻ケンヂ好きだろー?」と見透かされてるようでちょっとシャクでもあり。


■恋する天使 アンジェリーク
僕でも知ってる、超有名乙女ゲームのアニメ化。用語はよく知らないけど、これはBLではないんだよね?

んでアニメだけど、いきなり宇宙の描写から入って、どんな壮大な物語なんだろうと驚いた。んでもっていろんなタイプのいい男が登場してきて、ますます笑えてしまった。世界観はよく分からんけど、守護聖て人々はいわば議員みたいなもんで、国会に当たるのが聖地…てことかな?

メガネをかけてダサい格好をしている女の子が実は…という展開はもちろん、守護聖さまたちの美形っぷりも実にクラシカル。立ってるだけでキラキラ光るわシャラシャラ音が出るわ花びらが舞うわで凄いわー。それにしても、守護聖の中でも明らかに変というか浮いてる、一人だけ口紅つけてる守護聖さまがいて、案の定子安だった。

しかし実際のとこ「何でいまさら?」て感じが強い気がする。やはり基本的にファンが見るものであって、正直なとこ魅力は感じれなかったよ。はるときも途中で切ったので、これも切っちゃいそー。


■ちょこっとSister
原作未読&こちらに妹属性なし。

子供の頃に「妹が欲しい」と無邪気に願っていた主人公が、青年になってからその願いが叶ってしまい。サンタのお姉さんに妹を届けられる…というバカ設定のギャグアニメかと思ったら、実は子供の頃、産まれるはずだった妹が流産してしまっていたという事実が明かされて妙にしんみりというか「萌えー」とか言ってられない雰囲気に。基本はハートフルコメディなわけね。

いきなり妹ができるというと「月詠」を思い出すけど、どっちかというと白痴系なので「ちょびっツ」も混ざってるかな。今回は一緒に女物の服を買いに行くというお約束のエピソードだったけど、突然やって来た妹がそもそも何者なのか?という基本的なことが分からくて、どうにも入り込めなかったというか、何が起きるか不安で落ち着けなかったよ。

声は斎藤桃子が当てていて、もう完全に白痴=斎藤桃子という地位を確立したようだ。今後は「白痴の斎藤桃子」と呼ぼう。EDの「ねこにゃんダンス」はかなり電波度が高い。


■出ましたっ!パワパフガールズZ
前作はキャラは知っているものの、実際のアニメは1回くらいしか見たことない。その時は好印象だったんだけど、時間帯が良くなかったりして続行まではいかずだった。今にして思えばもったいないことした。

【前作】
http://www.cartoon.co.jp/program/ppg/index.html

んで今回はキャラデザを大幅に変更しての新作。アメコミらしいポップ感は失われてしまい、前作ファンからしてみたらたまったものではないのでは。

んでもまーとりあえず見てみた。前作のハイセンスっぷりは無くなってしまったけど、雰囲気はそれなりにポップで、今風の元気いっぱい超能力少女3人という図式は「絶対可憐チルドレン」っぽいと思った(さすがにあんな感じにひねくれてはいないけど)。変身シーンはかなり派手で、おジャ魔女どれみのハナちゃんを彷彿させつつ、あれよりエロい。とりあえずはキャラ紹介という感じでストーリーは無いに等しかったけど。

でー全体的にどうかというと、普通の女の子向けアニメになったって感じ。変身グッズも出てくるし、前作よりもキャラクターが(女の子から見て)等身大な感じがすると思う。目指すところは「どれみ」なのかなー。

エンディングのハイヒールなどから察するに、大人へのあこがれとか友情とかそこらへんをメインに話は進んで行きそう。とりあえずもうちょっと見ていこうかなと思ったよ。